上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト @ EX THEATER ROPPONGI 

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年末恒例の上原ひろみさんのアジアツアーがスタートしました。
当初、東京の順番が回ってくるのは来月の予定でしたが
EX THEATER ROPPONGI の公演が追加されツアー皮切りが
東京というウレシイサプライズ。

数少なかったであろう指定席は見事にハズレ
オッサンには厳しいスタンディングライブで
足腰パンパンでございます。


感想文を提出いたします。
——

バンドでの演奏を生で聞くのはCDリリース前のBNT以来かな?
「SPARK」に収められている楽曲の素晴らしさを痛感するライブでした。
足腰に厳しかったですが サイモン・フィリップス の音の感じ、
上原ひろみさんのソロ冒頭からアグレッシブなアプローチ
スタンディングライブ ならではの素晴らしい物があったと思います。

サイモンのドラムは圧倒的なテクニックは言わずもがな
ある時期から繊細で柔らかなアプローチも加わり
楽曲の世界観を豊かに描き出していて素晴らしかったです。

上原ひろみさんに関してはスタンディングライブという事もあったからか
ソロは冒頭から終始フルスロットルという印象で楽しかったです。
湯水の様にあふれ出るアイディアとそれを実践する圧倒的なテクニック。

過去のライブの一音一音を記憶している訳ではありませんが
アイディアの幅もテクニックも年々レベルアップしていく印象。

と、いう感想を10年以上も感じ続けている訳ですから末恐ろしいです。


という事で素晴らしいライブではありました。





ただ個人的に思う事もありました。

当然ですがボクと感想が違う人も沢山いると思います。
感想が違う事で折角の感動に水を差すつもりはありませんので
昨日のライブが「大満足だった」という方はココでお別れです。


思う事があったのは今回ベースとして加わった
アドリアン・フェロー についてです。

あまりに高度すぎて素人のボクには
理解出来なかったという可能性はあります。

ベーシストが変われば楽曲の印象が変わるのも当然。
むしろ今回はそれを楽しみに行った部分もありました。

しかし昨日の内容はボクはハッキリ言って不満でした。

フレーズの頭に余計な一音と感じる部分が多々あったり
キープすべきであろう場所でオクターブ上に移動してみたりと

手癖なのか「間」を嫌っているのか…。

とにかく曲の輪郭がモワンとぼやけているような印象。

まぁ好みの問題もありますからライブ前半では
聴き手であるボクの問題とも思っていたんです。

ただソロパートは間違いなくいただけなかった。

明確なソロは「WONDERLAND」「INDULGENCE」の
2回だったように記憶していますが両曲とも
ソロの入りからフレーズが気持ち悪い所でぶつ切れになり
「たどたどしい」という表現がピッタリな印象。

ソロ後半はスケールを高速でなぞる。
派手なプレーですし盛り上がりやすいので
この事自体は決して悪くないのですが
前半で「たどたどしい」と思ってしまっているからか
手詰まりで逃げたように感じてしまう。
そしてこれまたなんとも気持ち悪い所で
フレーズが切れてしまうんです。

何より「WONDERLAND」「INDULGENCE」の
ソロパートはフレーズがループし一定の間隔で
ブレイクが訪れるんでそのオイシイ部分で
弾かないという選択肢はないと思うんですね。
(意図された無音という演奏はありですが)

その部分に中途半端に切れるフレーズのお尻が
またがってくるのでぶつ切れ感が強調されてしまうという
最悪の印象になりました。

「INDULGENCE」ではベースの後にピアノのソロがありましたが
この日のこの曲のピアノソロでは高速フレーズを持ち入らず
和音のみのアプローチで弾かれていました。
しかも前半は一つの和音のみだった気がします。

これは完全にボクの妄想ですが
「複雑な事をやらなくてもソロは成立する」という
本番中の指導に見えてしまいました。


素人のクセに生意気に長々と辛口感想を書いてしまいましたが
単純にまだ曲になじめていないという事なのかもしれません。

各地でライブと積み重ねてからの12月。
思わす今日書いた内容を詫びて手の平クルリ感想を
書いてしまうようなライブを期待しております。


2016.11.16.
SHINJYUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
feat.アドリアン・フェロー & サイモン・フィリップス
『SPARK』日本ツアー 2016
@ EX THEATER ROPPONGI

01. SPARK
02. DESIRE
03. WONDERLAND
04. WHAT WILL BE,WILL BE
05. DILEMMA
06. INDULGENCE
07. IN A TRANCE

EN. MOVE



上原ひろみ Live Report Index





雑記。 

年末上原ひろみさんの トリオ・プロジェクト 公演。

アンソニー・ジャクソン のツアー参加がないとの事。
残念なのはもちろんの事ですが体調が心配であります。
今回のツアーでの出演はかないませんでしたが
ジックリ休養してまた元気な姿での超絶な演奏を楽しみにしています。

この窮地に白羽の矢が立った Hadrien Feraid (アドリアン・フェロー)。
ワタクシ不勉強で初めてお名前を聞いたのですが
早速動画サイトで演奏を聴いてみました。

「ジャコの再来」と言われているだけあって
これまたスゴイベーシストですね。

ボクが見たいくつかの動画の印象ですが
アンソニー とは全く違う方向の
グイグイと前に出てくる音作り・プレイスタイル。

なまじ似ていると アンソニー の姿を連想してしまいそうなので
アドリアン・フェロー が加わる事で楽曲にどんな変化が起こるのか
素直に楽しみにしたいと思っています。

ライブと言えば追加になった「EX THEATER ROPPONGI」
無事チケットを確保できました。
スタンディングという事で体力的に心配。(ボクのね)

頻繁に流れる伊藤園さんのCMを見るたびに
ライブへの期待が高まります。

そして忘れる事なかれ。
今週から毎水曜日の深夜は東京JAZZ。

<放送日時> NHK BSプレミアム
 ●第15回 東京JAZZ 「VOL. 1」
 10月19日(水)午前0:45〜2:15(*火曜深夜)
 ●第15回 東京JAZZ 「VOL. 2」
  10月26日(水)午前0:45〜2:15(*火曜深夜)
 ●第15回 東京JAZZ 「VOL. 3」
  11月2日(水)午前0:45〜2:15(*火曜深夜)



とりあえず今日の放送分は録画予約しました。





矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo〜ラーメンな女たち〜 

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矢野顕子さんと上原ひろみさんのライヴという形での共演を
さかのぼるとSSTVの企画で2006年12月に行われた
「Jammin' The Piano Session 矢野顕子 × 上原ひろみ」
今でも会場の雰囲気自体を鮮明に思い出す事ができる程の
強烈で素晴らしいライブだった。

その後レコーディングライブ、ツアー、イベントと10年の時を経て
再び新曲でのレコーディングライブに期待しない訳がない。

チケット争奪戦では最初の先行にハズレ
「これはマズイっ」と少々焦り始めていたところに
友人から重複当選分のチケットを譲っていただく。
早い段階でのチケット確保に一安心。感謝です。

くしくも知り合ったのは10年前の「矢野顕子×上原ひろみ」の
チケットのやりとりであったりするのも感慨深い。


開演前。

ヨメ氏と別行動で現地集合だったのが
二人とも早く着くことができたので
Bunkamura 内でお茶をしていると
「どうも。どうも。」と別に友人に遭遇し
一緒にお茶をする事に。

これまたくしくも知り合ったのは10年前の
「矢野顕子×上原ひろみ」のチケットのやりとりで。

引き籠もり&人見知りのワタクシですが
同じアーティストのライブを聴き続けている事で
知り合った方がいたり、気がつけば10年経っていたり
はたまた「矢野顕子 × 上原ひろみ」という
10年前と同じ組み合わせのライヴで
チケットを譲っていただいたり、再会したりと
なかなか楽しいものでございます。



感想文を提出いたします。
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感想を書くのに困るライブでした。

最高でした。スゴかったです!

という事しか書くこと無いな。と。

それは上原ひろみさんのライブではいつもの事なんですが
なにぶん初めて聴く曲ばかりで…すっスゴイなっ と。
(って、もちろん原曲は聴いた事ある曲もありますが)

でも書くんですけど。

矢野さん、上原さんによる開演前の
ご注意アナウンスから始まりお二人ご登場するも
何やら忘れ物とパタパタと袖にはける上原さん。

袖からのスタッフの声に(少し繋いでください。とかだったのかな?)
「はいはい。まかせてちょうだい」と矢野さんのフリートーク。流石。
上原さんが戻ってくるも動画撮影の関係があったのか
「最初からやり直したいそうです」「え〜」なんてやりとりがあり
一度2人ともはけて客入れ曲フェードアウトからの再度登場。

ライブスタート前から何度も会場爆笑の
アットホームな雰囲気でライブがスタート。


各曲毎の感想はCDが発売されてから書く事にして
矢野さんと上原さんの共演というのはいろんな意味で
唯一無二の共演だなぁ。と当たり前の事を思いました。

以前の感想にも書いた気がしますが矢野顕子さんのボーカルって
管楽器とのセッションという側面があると思うのです。
スキャット的なパートはもちろんの事
歌詞の乗っている部分に関しても
様々な音(声)を自由にあやつる
インプロヴィゼーション全開の組み立て。

またピアノディオとしての側面。
矢野さんご自身のお言葉を借りるなら
「アプローチの全く違うピアニスト」の共演。

そして当然の事ですがボーカリストとの共演。

唯一無二のアーティスト「矢野顕子」と共演なので
書いてみると当たり前の事なんですがそんな事を思いました。


矢野顕子さんの事がスキだ、キライだ、とか
人それぞれいろいろな好みがあると思いますが
そういうのとは別の次元で音楽家としての矢野さん
というのを再認識させられた次第であります。
(あっボクはスキですよ)


そして唯一無二のアーティスト「矢野顕子」と共演する
これまた唯一無二のアーティスト「上原ひろみ」

ピアニストとしてはもちろんの事
コンポーザーとして大胆かつ繊細な楽曲アレンジ。

素晴らしい音楽家2人の共演に酔いしれた夜だったのでした。


で、1曲だけ曲の感想を。

4曲目に披露された矢野さんの楽曲「飛ばしていくよ」。

あの上原ひろみさんのライブを見続けていると感想でね。

速弾きがどうこう。超絶技巧がどうこう。

とかあまり書かなくなるんですよね。

もちらん確かにスゴイんだけど、それは知ってるし
みんながソコを強調しすぎるので

「上原ひろみの魅力ってソコを超えた違う所なんだよなぁ」

とか、うるさ方気取りで言いたくなる訳です。

でもね。

「飛ばしていくよ」

速弾きすげぇよ。

浅い感想でスミマセン。


「飛ばしていくよ」の高速リフ。いろんな形に展開していくんですが
リフに突入直後は手首の位置が全く動かないんですね。
演出では無いんですがワタクシの観ていた席からだと
上原ひろみさんの手の平側にライトが当たっていたので
打鍵する指が白い光になって見えたんですよ。

なので手の平から先に細い光のストロボがあるみたいな(伝わります?)

高速リフ ならぬ 光速リフ

CGかよっ!

とか思っちゃいました。

そんなこんなで

上原ひろみの速弾きすげぇよ。

と久々に書きたくなったのであります。


CDの発売は来年になるそうです。
今から楽しみであります。



2016.09.15.
矢野顕子×上原ひろみ
Recording Live in Tokyo
〜ラーメンな女たち〜
@オーチャードホール

1. 東京は夜の7時
2. おちゃらかプリンツ
3. 真っ赤なサンシャイン
4. 飛ばしていくよ
5. ドリーマー
6. こいのうた
7. ホームタウン・ブギウギ
En. ラーメンたべたい

retake
1. 東京は夜の7時
2. ドリーマー
3. 飛ばしていくよ
4. ラーメンたべたい



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ライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
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Bagus日記[ uzazo's friend blog ] 
ライブの進行が分かる詳細なレポートが読めます。


上原ひろみ Live Report Index