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2017

上原ひろみ×熊谷和徳 TOUR 2017 @ Bunkamura オーチャードホール

感想文を提出いたします。
——
お二人の激熱パフォーマンスは圧巻でした。


上原ひろみ×熊谷和徳の組み合わせが
一般の人が見られる公演として初披露されたのは
2006年12月に恵比寿の「L’ULTIMO」で行われた公演

この11年の間、たびたび披露されその度に
進化したパフォーマンスを見せてくれる
定番のコラボレーション。

「MCが締まらない2人ですがその分演奏で〜」と始まった上原ひろみさんのMC。
共演していない公演を観た時に「なぜ自分が一緒に演っていないのだろう」という
気持ちになれるかどうかが上原さんが共演者を選ぶ基準になっているとの事。

ボク自身は熊谷和徳さんの単独公演は1度しか見た事ないので
久々に熊谷さんのタップを観る事になったのですが
これまで通りの素晴らしいパフォーマンスはもちろんの事
新しいアプローチの数々にに驚かされました。

熊谷和徳さんのタップはタップボードの
位置による音の違いをもコントロールする音楽性の高い表現。
時に砂をまいて踏む音を使ったり裸足で踊ったり(今回は裸足は無かったですね)

今回初めて見たのはディレイを使ったパフォーマンス。
洞窟の奥から聞こえて来る残響音のような表現や
自身の鳴らした音のディレイに新しいリズムを被せるような表現。

2set冒頭。マイクを持って登場した熊谷さん。
断片的なフレーズの合間に「本日はありがとうございます」などの言葉を挟みつつ
スタートしたソロパフォーマンスではまさかのボイパ。
厳密にはボイスパーカッションとスキャットの中間みたいなイメージかな。

初めて見たこの二つのアプローチはタップという
表現の可能性を一気に広げてみせたと思います。
もっともっと進化していきそうな予感がしました。


それを受けて上原ひろみさんのソロ
「Desert On The Moon」。
楽曲を構成する要素を極限までそぎ落としたような演奏は
これまた今までに無いようなアプローチ。

このソロに象徴されるこの公演での上原ひろみさんのパフォーマンスは
随所でタップとピアノという決定的に違うツールでの表現で
どこまで重なれるかという挑戦にも見えました。

これは直前に行われていたエドマールとのディオで
自ずと印象の重なってくる似た構造の楽器で
互いの個性をぶつけ合うのと真逆のアプローチで同じ姿を目指す。みたいな。

ちょっとわかりづらいですね。

兎にも角にも初共演から11年重ねてきた関係性、
エドマールとのディオを終えた直後、
その「今」産まれている音楽である。というのを強く感じました。


2017.12.20.
上原ひろみ×熊谷和徳
TOUR 2017 @ Bunkamura オーチャードホール
open : 18:00 start : 19:00


01. Tohoku ~ Wanderer
02. Seeker
03. The Times They Are A-Changin’
04. What Will Be,Will Be
05. Place To Be

06. Tap into the Light (KAZ’s solo)
07. Desert On The Moon (hiromi’s solo)
08. The Planets Op.32 Jupiter

ec. What A Wonderful World



余談。
ボクの席のお近くでレキシのお二人がご覧になっていました。
お二人ともスタンディングオベーションを送っていて
一ファンとしてなんだかウレシクなりました。

是非またいつの日か「レキシ×オシャレキシ」を。

期待してます。

上原ひろみ Live Report Index


あと公演の内容とは関係のない愚痴。
お付き合い頂ける方いましたら右下からどうぞ。
15
2017

往復ハガキで応募した例のアレ…

CATEGORY未分類
ポストを覗いてみましたら往復ハガキで応募した
「 」題名のない音楽会  の返信が来ておりましてね。

「ぬおぉぉっ!」とテンション上がったんです。

20171215_01.jpg

ご丁寧に「落選」でも返送してくださるんですね。
知らなかったので当選したのかと勘違い。

とはいえね。

複数枚応募しておりましたのでね。
他の郵便物共々、部屋にごっそり持ち帰り
1枚ずつ丁寧に確認してみたんですよ


全滅っ!


「落選」の印字部分が小さいので見間違いかも…と、
もう一度1枚ずつ丁寧に確認してみたんですよ



やっぱ全滅っ!


いいんだ。

その週にライブあるし。


という事で失意の更新。

[ 追記 ]
ブログのテーマ変えてみました。
過疎ブログなんで報告する必要も無いんですが
ここのブログを作ってから初の衣替え。結構お気に入りです。

ただコメントを記入する所が分かりづらいんですよね。
まぁ滅多にコメント付かないんでいいんですけどね。
エントリー右上にある日付表示の下からコメントできますんで…。

20171215_02.jpg

このブログ、

「 」内容のない感想文 で

長文エントリーになることがママありますが
最後まで読んだ時にコメントできる部分は
遙か上に消えているという…

このブログにこのテーマは合ってないんじゃないか…。
09
2017

上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ LIVE IN JAPAN TOUR 2017 @ すみだトリフォニーホール

20171215_03.jpg

先日の Blue Note に続き すみだトリフォニーホール。
一端見納めとなる上原ひろみ×エドマール・カスタネーダのディオ観てきました。


感想文を提出いたします。
——

東京で唯一のホール公演。
ボク自身もホールでの公演は初参加。

上原ひろみさんのホール公演としては珍しく
休憩無しで90分程度のライブという事でしたが
終わってみれば軽く2時間越え。

熱や表情や仕草、声まで間近で感じ取る事ができるのは
クラブ公演ならではの魅力でこれは他では代え難い。

しかしエドマールのハープはアンプを通して
音を出す事を前提としたプレースタイル。
PAのバランスがいい感じだったらホールでの公演は
全然違う魅力的な物になるのでは。と想像していた。

結果、想像通り、というか想像以上。

ホールの構造・座席位置とかも関係しているのかもしれませんが
低音・高音部分が驚くほどクリアな響きになっていて最高でした。

MCでは「本日はお足元の悪い中〜」の言葉に笑いが起こる。

「いまの面白い所でした?今って雨降っていましたよね。」と。

海外の公演でも面白い事を言ってないのに
時には「hallo」と言っただけで笑いが起こる事があり
その原因は未だわかっていない。との事。

あの、ひろみさん。この原因は非常に簡単な事です。

笑いの基本は「緊張と緩和」。

あんな超絶演奏を見せられた後に
想像していない言葉が出てきたら
必然的に笑いが産まれます。

「本日は沢山の方にお集まりいただき〜」では
笑いが起こらないですがそれ以外の意表を突く言葉なら
どんな言葉でも笑いが起こると思います。

想像でしかありませんが海外での公演は
実年齢より相当若く見られているでしょうから
「なんちゅう演奏するんだこの子は…」と思っている所に
ポヤーンとした声での「hallo」はそれ自体がギャグになりうる。

なんか笑いが起こる事を気にしているみたいに見えたので
誰か上原ひろみさんの関係者の方教えてあげてください。(笑


そして上原ひろみさんの演奏の魅力も「緊張と緩和」。


本日も素晴らしいライブになりました。

前述の通りホールでのハープの音色を想像を超えてクリア。
アンプを通している音の効果が最大減に発揮されている感じで
高音部分はリバーブの効いたキラキラとした響きが強調され
低音部の響きは2人以外にベーシストがいるような錯覚をする程。

そして演奏しているエドマールの姿は美しいんですよ。

その美しさの種類は上原ひろみさんのピアノを弾く姿と同じ。
昔に書いた感想でその美しさを
「美しい弾道を描くフリーキックをける時のフォーム。」と
例えたんですが伝わりますかね。伝わらないか。(笑

前回の感想で“もう少し感じた事もあるのですが〜”として書かなかった事。
未だ上手い言葉が見つからないのですがこのディオも一端見納めなので
今の段階で思った事をまとまらないなりに書き残しておきます。

上原ひろみさんのプロジェクトはいろいろありました。
初期トリオ、カルテット、ソロ、トリオプロジェクト、ディオ、その他コラボレーション。
どれもそれぞれ魅力的で素晴らしいし大好きです。

しかし上原ひろみ×エドマール・カスタネーダのディオは
他のプロジェクトとは異色の魅力が付加されている様に感じます。
とにかく観ている時のハラハラ感が強い。


その理由は前回の感想に書いた通りピアノとハープが
両方とも同時に鳴らせる音数が多く
両手で別々の音を鳴らす事ができるので
ベースライン、バッキング、メロディを一人で演奏できる。
その事でソロパートに入るとイメージ構築を一人できるので
楽曲の印象を一瞬にしてガラリと変えてしまうのも可能になる。

上原ひろみさんのプロジェクトは言わずもがな
どのプロジェクトも素晴らしい音楽家ばかりなので
ギター、ベース、ドラムとのやりとりもソロも
おそろしく素晴らしく聴き応えがある。

それでもピアノと他の楽器のやりとりは
楽器の特性による棲み分けがある事で
種類の違うスゴイ事が連続していくミラクル。

一方エドマールとのディオは同じ種類のスゴイ事が連続していく。

でも、それならピアノ同士のディオの場合はどうであったか。
例えばカミロとの神がかりなパフォーマンスをみせたディオ。
思い返してみると確かに近いハラハラを感じていた気がする。

こうしてグルグル考えていくと
「同じような特性を持つ楽器なのに違う」という事が
強烈なハラハラ感を産んでいるんだと思う。

違う楽器なので当たり前だけれど
ピアノでは出せない音、表現がある。

ピッキングハーモニクスや
ハープ全体を歪めたり弦の根本をグイッと押して
チョーキングのような音を出したり
ギターの様にザンッとストロークしたり。
もちろん即興力を含めてエドマール自身のハープという楽器の
可能性を極限まで引き出すアイディアとテクニックがあっての事。

似たプレイスタイルのアーティストが
同じ種類の凄さを違う楽器でぶつけ合う。

端的に言ってしまえば上原ひろみさんが
押し込まれていると感じる瞬間がある。

これはこのディオならではの魅力だと思う。


・・・長々書いてみたけど読み返したら当たり前の事ばかりで
肝心な部分が何も伝わっていないような気がする。。。


まぁ今日のボクにひねり出せる感想は
このぐらいが精一杯なのでやむなし。
これからもCD聴きながらイロイロ考えて行きます。

誤解なきよう念のために書いておきますが
どのプロジェクトが上だ下だという話ではありませんし
最新のライブとして、初めてハープという楽器、
エドマールというアーティストのライブを観た感想ですので。


と、いう事で一端見納めとなる
上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ。

素晴らしいディオでした。

すぐにとはいいませんが(すぐでもウエルカムですが)
次回作・ライブを期待して待ちたいと思います。

っというか、今回どこかのライブでカメラ入ってました?
海外の公演でもいいんですがこのディオの
フルライブ映像は欲しい。是非販売してほしいです。


以下、セットリスト。

2017.12.08.
上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ
LIVE IN JAPAN TOUR 2017 @ すみだトリフォニーホール
open : 18:00 start : 19:00

01. A HARP IN NEW YORK
02. FOR JACO
03. MOONLIGHT SUNSHINE
04. CANTINA BAND
05. Jesus De Nazareth (Edmar’s solo)
06. Haze (hiromi’s solo)
07. THE ELEMENTS-AIR
08. THE ELEMENTS-EARTH
09. THE ELEMENTS-WATER
10. THE ELEMENTS-FIRE

ec. LIBERTANGO



この日のライブレポートが掲載されています。
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MusicVoice:上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ、2人の天才が奏でた魔法





上原ひろみ Live Report Index