上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト / MOVE 

20120702_move.jpg
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトの新作『MOVE』。

当初は店頭でフラゲしようかと思っていたのですが
ひきこもりのボクは出掛ける用事が何もなかったので
結局 amazon で発売2日前にポチッとしました。

発売直前の予約だったので
「konozama になったらイヤだなぁ」と心配しましたが
ちゃんと発売日前日に発送メールが来たので
発売日(今日)は朝から


+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +
 と__)__) +


こんな状態でCDの到着を待つ。

朝一に届きましたよ〜。


感想文を提出いたします。
--
早速通しで聴いたんですがね、



これ…



最高じゃないですかっ!



上原ひろみさんのキャリアの中でも
節目としての集大成的な
最高傑作の一つと言ってもいいんじゃないかなぁ。

ちょっと判りづらい言い回しですが例えば10年後、
上原ひろみさん名義のアルバムが20枚とかになって

上原ひろみさんのキャリアを
振り返って語る時に外せないアルバムとか、

「初めて上原ひろみ聴くんだけど〜」という人に
「まずこれだけは聴いておけ」と言いたくなるとか

という意味です。
まぁそれも人それぞれになる部分ではあると思うのですが。


とにかく猛烈に感動しましたよ。ボクは。


前作『VOICE』の時の感想

こんな風な事をかいていたのですが

今回のプロジェクト名が
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトですが
アルバムの印象からすると

「上原ひろみ」トリオ プロジェクト

多分「はぁ?このボケ何言ってんの?」と思われるでしょうが
どういう事かと言いますとトニー・マーティンとのトリオは

「上原ひろみトリオ」プロジェクト

のような気がするんです。



本作『MOVE』は
「上原ひろみトリオ」プロジェクト
のように感じます。

もちろんそれ自体に優劣があるわけではありません。

前作『VOICE』も凄かったけれど、
3人の超絶凄腕が集ってアルバムを作ったという印象に対し
『MOVE』では格段に一体感が増して
スゴイバンドがアルバムを作ったという感じ。

とにかく楽曲から演奏から音作りまで
「バンド」としての一体感がハンパ無い。

なんといってもタイトルトラックの「MOVE」は凄すぎる。


※universalmusicjapanのオフィシャル投稿

この「MOVE」の印象が非常に大きい。

デビューアルバムのまさに1曲目に登場する
「XYZ」の超進化版的な雰囲気をも持つこの楽曲。
「XYZ」のストイックな感じは今聞いても
もちろん素晴らしい訳だけれど
「MOVE」には恐ろしくテクニカルな楽曲でありながら
壮大なドラマ的な展開も折り込まれている。

一時が万事。

その他の楽曲にもこれまでの上原ひろみさんが
積み重ねられたキャリアが、
魅力的なアプローチ・アイディアが、
それぞれの楽曲の中に昇華された形で
いくつも折り込まれ融合している事に驚かされる。

その意味で
「節目としての集大成的な最高傑作のひとつ」
とボクは感じました。


そしてちょっと話は細かい事になるのですが
「音作り」は明らかに前作とは変化していますよね。

何で読んだか失念しましたが
『VOICE』発売に合わせたインタビュー記事で

「サイモンもアンソニーも一音の音色までこだわる」

と上原ひろみさんが語っていた記憶があります。
という事は『VOICE』の「音作り」も正解ではあると思います。

ただサイモンのハイエッジなドラムの魅力に寄せた分
情緒的な曲に時折、乱暴に感じてしまう部分がありました。

『MOVE』での変化は一目瞭然(一聴瞭然?)ですね。
ドラムの音は暖かみを感じる柔らかさがあり
アンソニーのベースも(ソロ以外の部分)マットでありながら
音の粒がしっかり立ち上がっていてキッチリ存在感を示している。

前述の通り『VOICE』の「音作り」も正解なんでしょうが
ボクの好みとしては『MOVE』の方が数段好きです。

そして楽曲も。

前作のレコーディング、ツアーで重ねたライブの回数分
3人の目指すビジョンが明確になった事で産まれた作品。

そんな風に感じました。

それぞれの楽曲に関してもいろいろ書きたい事もあるのですが
もっと聴き込んでから改めて or またライブの感想に折り込んで。

とにかくボクは幸せな気持ちになりました。




上原ひろみ CD Review Index





矢野顕子×上原ひろみ / Get Together 

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まず、ご報告。
紆余曲折ありつつBNTでのトリオライブ明日参加する事になりますた。
事の経緯(という程ではないのですが)はライブの感想を書くときにでも。

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で、本日はGet Togetherの感想など。

「ナゼに今さら。」な感じではありますが
提出せねばならぬ感想文が随分と溜まっているので
ライブに行く前に一つでも提出しておこうという事で。(笑


感想文を提出いたします。
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2011年09月09日に行われたレコーディングライブ。
「矢野顕子×上原ひろみ
 Recording Live in Tokyo~Get Together~」

同年11月23日に「Get Together」CDとしてリリースされました。

上記リンク先にレコーディングライブの感想として
結構書いてしまっているので
正直内容に関しては書く事は無いんです。(笑

非常に素晴らしいライブ。
その会場の空気感を丸ごとパッケージングしたような
素晴らしいLIVEアルバムに仕上がっています。

専門的な事はわかりませんが空間というか
奥行きを感じる音になっているので大きめの音で
聴くとホントにライブ会場の雰囲気を味わえますし
音の振り分けもキッチリされているので
ヘッドホンなんかで聴くのも楽しい。

お二人の初コラボライブや東京JAZZでの再共演、
このCDに収められているレコーディングライブ、
CDを引っさげて行われた矢野さんのさとがえるツアー。

CDを聴くことでいろんな想い出が蘇り
つい書きたくなるのですが冷静に考えるとどれもこれも
「あっコレ前にも書いたな」という感じ。

なので人様の言葉の引用にて
この感想を締めさせていただきます。

itoi_shigesato:
矢野顕子が上原ひろみに会ったことと、
上原ひろみが矢野顕子に会ったことは、
なんかさ「世界」にとって、とてもいいことだったよ。

Twitterより引用


矢野顕子・上原ひろみ
Get Together~LIVE IN TOKYO~

01. CHILDREN IN THE SUMMER
02. あんたがたどこさ
03. ケープコッド・チップス
04. リーン・オン・ミー
05. 学べよ
06. 月と太陽
07. リンゴの木陰で
08. ラーメンたべたい

Limited Edition DVD
「ラーメンたべたい」



おぉっamazonさんでまだ限定版扱っていますね。
限定版についているDVDの内容はオフィシャルでyoutubeに上がっているので
あまりお得感はありませんが恒例のamazonマジックで限定の方がお安い。w

もしまだ入手していない方がいたら是非に。

上原ひろみ CD Review Index





上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト / VOICE 

Hiromi_Voice Cover_RGB

震災直後に発売日を迎えたこのアルバム。
ボクの手元には発売日に届いきました。
到着後一度通して聴いたのですが
それ以降なかなか聴く気になれなかったのを覚えています。

この音楽知識0のオレが書く音楽ブログ。
聴く音楽も偏っているうえに狭く浅く(笑)
ほとんどが上原ひろみさんに関する感想文。

上原ひろみさんの新譜の感想を書くのが
こんなに遅くなったのは初めてだと思います。


感想文を提出いたします。
--
アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスを迎えた
「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」。

一番最初に感じたのはライブ感でした。

そういった印象はどこから来るのか?
音楽知識0なりに考えてみました。

間違えを恐れること無く書いてしまいますが
音質がどうこう、ということではなく
演奏そのものにライブ感を感じたんだと思います。

それは何かといえばインプロ部分なんですけど
これまでのアルバムでもインプロヴィゼーションで
演奏されているパートはもちろん入っている訳です。
しかし今回の「VOICE」はいつも以上にライブ感を感じる。

これは「VOICE」発売前のソロでのライブの印象と
重なる部分が大きいから感じたのではないかと思います。

途中スタンリー・クラークとのプロジェクトを挟んでいるものの
上原ひろみさんは約2年間ソロでのライブを披露していました。
以前のエントリーでも書いたと思いますが
フルセットで約2時間。一人で道を切り開いていく。
これは素人の想像でも大変な事だった事は容易に想像できます。

しかしこのソロでの演奏の素晴らしさは圧巻というべき内容。
ソロでのライブを観た人なら共感していただけると思います。

で、「VOICE」から感じるライブ感は
ソロでのパフォーマンスで勝ち得た表現力を
余すことなく発揮出来ている事から来ているのではないか。
という結論になりました。(←勝手な結論です。サーセン・笑


その事に関連してこんな事も思いました。
今回のプロジェクト名が
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトですが
アルバムの印象からすると

「上原ひろみ」トリオ プロジェクト

多分「はぁ?このボケ何言ってんの?」と思われるでしょうが
どういう事かと言いますとトニー・マーティンとのトリオは

「上原ひろみトリオ」プロジェクト

のような気がするんです。

自分で書きつつも伝わらないと思うんですが(笑
無理矢理楽曲を物語りに例えると物語の語り部が
Spiralは3人が語り部で3人で一つの物語を語る。
VOICEではあくまでも語り部は上原ひろみさんで
ドラム・ベースは物語を支え、彩る存在に感じます。

もちろんVOICEにもドラム・ベースソロはあるのですが
物語その物自体はピアノが語っている。
その事が演奏全体の印象にソロライブの雰囲気を
感じさせる要素になっているのではないかなぁ。と。

ドキュメンタリー本「上原ひろみ サマーレインの彼方」には
「私のグループにサイドマンはいない」というくだりがあります。
VOICEでのベース・ドラムの役割は普通なら
サイドマンにあたるかもしれませんが
そこにキャリアも含めて名実共に明らかに
格上で演奏自体に存在感のある
アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスを
招いた意味があるような気がします。

上原ひろみさんがフロントに立ち、やりたい放題やっても
サイドマンになり得ない大きな存在としてのベース・ドラム。
そんな印象をうけました。


サイモン・フィリップス。
実は不勉強でTOTO時代の音源など聴いたことがありませんでした。
ドラムにそんな表現の仕方があるのかわかりませんが
ハイエッジでジャキジャキだなぁという印象です。
ボクの勝手な願望としてはエモーショナルな
ドラマーとの共演というのがあったので
初めて聴いた時にはちょっと驚きました。

ただ前述のように上原ひろみさんの演奏に
自由に走れるスペースを作るという意味では
タイトにリズムを刻むドラマーが合っているのかなぁと。


アンソニー・ジャクソン。
初期の上原ひろみさんの作品に参加されていますし
TVで放送された演奏を観た事もありました。
音はトニーに比べるとマットな音の印象があります。

そしてこの圧倒的な実力派トリオで作られたアルバム。
「難解な楽曲」と「キャッチーな印象」は
共存可能なんだと強く再認識させられました。


  最後にちょっとだけネガティブな印象を書くと
  最初に聴いた時に「音のバランスがちょっと…」と思いました。

  もちろん全編にわたってという訳ではないのですが
  アンソニー・ジャクソンのマットなベースの音が
  立ち上がってきこえてこない。と感じる部分があったり
  サイモン・フィリップスのスネア(?)の音だけが
  乱暴に飛び抜けて聞こえてしまったり。。。

  まぁそんな事を言ってみても
  ボクが音楽を聴く環境はまぁ褒められた環境ではありませんし
  今となってはどの部分にそう感じたのか思い出せないのですが(←失格・笑



と、ココまで長々と書いてきましたが
ボクにしては珍しくVOICE発売後の上原ひろみさんの
インタビューを今のところ一切読んでいません。
もしかしたらとんでもない勘違い感想の可能性もあります。

でも、まぁ個人的な感想ですしCD以外の情報無しで
感想を書くのもたまにはいいかな。

と先に言い訳しておきます。(笑


楽曲についてもいろいろ感想はあるんですが
(Hazeについてはいつか別エントリで書きます。)
かなり長くなってしまいましたし
今後ライブなどの感想で書く機会も
あるかと思いますので今回はこの辺で。


最後まで読んでいただいた方いましたら
長文に付き合っていただきましてありがとうございます。





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TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA / Goldfingers 

Goldfingers.jpg

一昔前はスカパラよく聴いていたんですが
随分とご無沙汰していました。

音楽はどんなジャンル/アーティストでも
延々と聞き続けていると
「どの曲も同じに聞こえる」「なんか飽きた」
みたいな事ってあると思うんです。
もちろんそのアーティストの熱烈なファンは別ですが。

で、 SKA というジャンルが持っている特性というか
アゲアゲアップテンポが好きだと聴く曲も偏ってきて
好きなんだけど「飽き」がきてしまうみたいな。

そんな折りに別に激しく肩入れしたくなる
アーティストに出会ってしまったのでご無沙汰に。


本作はプレーヤーとのコラボレーション。

ボーカリストとのコラボ作品はスカパラサウンドに
新しい息吹が入るという意味でいいアプローチだなぁと
思っいましたので今回の企画もとても期待していました。

仲でも気になっていた
菊地成孔さんとYasutaka Nakataさん

菊池さんの方はソリッドで良かったです。期待通り。

Yasutaka Nakata。
割とNakataサウンド好きなんですよ。
perfumeは正直どうでもいいんですが
ペラペラシャリシャリの音(←褒めてます)が好きなんです。
それがホーンセクションとどう融合するのか・・・



まったく融合してねぇ(笑



スカパラとペラシャリ。はっきり言って合わないですね。
ちょっw って感じでした。(笑  1+1=1 みたいな。
(スミマセン。あくまでも個人的な感想です。)



さてボクの大本命

水琴窟 -SUIKINKUTSU- feat.上原ひろみ

ホーンセクションとのセッションは楽しみでした。

もちろんヘビロテ中でございます。

メローなイントロから始まり歯切れの良い楽曲。
ファンのひいき目ではありますが一番良かったなぁ。

ソロパート以外の部分でもアイディアが織り込まれていて
新たなグルーブが産まれている気がしました。
専門的な事はわかりませんが拍の取り方とか和音の付け方とか。

初聴きの時はテーマをピアノでなぞっている部分に
「もっと、もっと激しいのをっ」とソワソワしちゃいましたが
ソロパートはもうね。(笑 やりたい放題ですね。
ひろみさんが弾いている姿が脳裏浮かんで
ニヤニヤが止まらないみたいな感じでした。

今ならCDショップで視聴できると思いますので
何かのついでがあったら是非に。





上原ひろみ CD Review Index





The Stanley Clarke Band 

20100603.jpg

音楽って聞き込む事や自分自身が変化することで
作品の印象が変わる事ってよくある事だと思います。

好きだった作品が「ん?なんかイマイチ響かなくなったぞ??」とか
逆に自分の中で評価が低かったのが「あれっ?いいじゃんっ」とかとか。


感想文を提出いたします。
--
上原ひろみさんが参加されている曲は後半と知っていましたが
曲名などを確認せず冒頭から通しで数回聴いてみる。

今のボクには感じ取れていないだけなのかもしれませんが
・・・正直ちょっとトキメかない感じ(特に前半)。。。でした。

ドゥパドゥパ スラップとかホントにスゴイなぁとは思ったし
好きな展開がいくつも入っているのは確かですが
全体的な印象としてはキレイにまとまりすぎているというか。
無難な感じというか。

ひろみさんは「one and only」という言葉をよく使いますが
この「The Stanley Clarke Band」は、
このバンドのメンバーならではの
確かなテクニックで組み立てられているものの
このアルバムでしか聴けない独自性のある
楽曲・サウンドと感じられませんでした。
悪い意味でどっかで聴いたことある感。

にしてもファン心理なのかもしれませんが
上原ひろみさんが参加している後半の方が良かったように感じます。
ひろみさんのピアノは熱いですしソレを差し引いても後半の方がスキ。


そんな中このアルバムで突き刺さった1曲。

Labyrinth です。

曲の冒頭を聴いただけで上原ひろみさんの書いた曲だと確信しました。

やはり非常にかたよったファン心理なのかもしれません。(笑
でもボクにとって Labyrinth はこのアルバムの中で
ズバ抜けて一番好きな曲であるのは間違いないです。

ボクはプレーヤー・コンポーザー両方の側面から
上原ひろみさんが好きなんだなぁと再確認できました。

まぁ少し時間がたったら、もしくはライブで聴くことができたら
このアルバムの感想もまた違った印象に変わるのかもしれません。
(その時は改めて追記したいと思います)

随分前にちょっとズルしてトリオ編成で演奏された No Mystery の
ライブ音源を聴いていたのですがこのCDに納められているものより
遙かに緊張感があってすばらしく熱い演奏でした。
日本での公演はまだ発表されていませんがやはりライブ観たいです。

「今年の夏はスタンリーにスケジュールを預けている」と
どっかで読みましたが年末はどんな感じになるんですかね?
--
・スタンリーと来日公演
・もう一度ソロ
・新作発表と同時にツアー(←さすがに無いか)
・ちょっ 今年はツアー無し
--
最後の選択肢以外はどれでもウエルカムです。
あぁライブ観たい~っ


輸入盤の方がかなり安いですが日本盤のみのボーナス・トラック
の Somewhere がありますから個人的には日本版をお薦めします。


上原ひろみ CD Review Index