矢野顕子×上原ひろみ / Get Together 

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まず、ご報告。
紆余曲折ありつつBNTでのトリオライブ明日参加する事になりますた。
事の経緯(という程ではないのですが)はライブの感想を書くときにでも。

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で、本日はGet Togetherの感想など。

「ナゼに今さら。」な感じではありますが
提出せねばならぬ感想文が随分と溜まっているので
ライブに行く前に一つでも提出しておこうという事で。(笑


感想文を提出いたします。
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2011年09月09日に行われたレコーディングライブ。
「矢野顕子×上原ひろみ
 Recording Live in Tokyo~Get Together~」

同年11月23日に「Get Together」CDとしてリリースされました。

上記リンク先にレコーディングライブの感想として
結構書いてしまっているので
正直内容に関しては書く事は無いんです。(笑

非常に素晴らしいライブ。
その会場の空気感を丸ごとパッケージングしたような
素晴らしいLIVEアルバムに仕上がっています。

専門的な事はわかりませんが空間というか
奥行きを感じる音になっているので大きめの音で
聴くとホントにライブ会場の雰囲気を味わえますし
音の振り分けもキッチリされているので
ヘッドホンなんかで聴くのも楽しい。

お二人の初コラボライブや東京JAZZでの再共演、
このCDに収められているレコーディングライブ、
CDを引っさげて行われた矢野さんのさとがえるツアー。

CDを聴くことでいろんな想い出が蘇り
つい書きたくなるのですが冷静に考えるとどれもこれも
「あっコレ前にも書いたな」という感じ。

なので人様の言葉の引用にて
この感想を締めさせていただきます。

itoi_shigesato:
矢野顕子が上原ひろみに会ったことと、
上原ひろみが矢野顕子に会ったことは、
なんかさ「世界」にとって、とてもいいことだったよ。

Twitterより引用


矢野顕子・上原ひろみ
Get Together~LIVE IN TOKYO~

01. CHILDREN IN THE SUMMER
02. あんたがたどこさ
03. ケープコッド・チップス
04. リーン・オン・ミー
05. 学べよ
06. 月と太陽
07. リンゴの木陰で
08. ラーメンたべたい

Limited Edition DVD
「ラーメンたべたい」



おぉっamazonさんでまだ限定版扱っていますね。
限定版についているDVDの内容はオフィシャルでyoutubeに上がっているので
あまりお得感はありませんが恒例のamazonマジックで限定の方がお安い。w

もしまだ入手していない方がいたら是非に。

上原ひろみ CD Review Index





上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト / VOICE 

Hiromi_Voice Cover_RGB

震災直後に発売日を迎えたこのアルバム。
ボクの手元には発売日に届いきました。
到着後一度通して聴いたのですが
それ以降なかなか聴く気になれなかったのを覚えています。

この音楽知識0のオレが書く音楽ブログ。
聴く音楽も偏っているうえに狭く浅く(笑)
ほとんどが上原ひろみさんに関する感想文。

上原ひろみさんの新譜の感想を書くのが
こんなに遅くなったのは初めてだと思います。


感想文を提出いたします。
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アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスを迎えた
「上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト」。

一番最初に感じたのはライブ感でした。

そういった印象はどこから来るのか?
音楽知識0なりに考えてみました。

間違えを恐れること無く書いてしまいますが
音質がどうこう、ということではなく
演奏そのものにライブ感を感じたんだと思います。

それは何かといえばインプロ部分なんですけど
これまでのアルバムでもインプロヴィゼーションで
演奏されているパートはもちろん入っている訳です。
しかし今回の「VOICE」はいつも以上にライブ感を感じる。

これは「VOICE」発売前のソロでのライブの印象と
重なる部分が大きいから感じたのではないかと思います。

途中スタンリー・クラークとのプロジェクトを挟んでいるものの
上原ひろみさんは約2年間ソロでのライブを披露していました。
以前のエントリーでも書いたと思いますが
フルセットで約2時間。一人で道を切り開いていく。
これは素人の想像でも大変な事だった事は容易に想像できます。

しかしこのソロでの演奏の素晴らしさは圧巻というべき内容。
ソロでのライブを観た人なら共感していただけると思います。

で、「VOICE」から感じるライブ感は
ソロでのパフォーマンスで勝ち得た表現力を
余すことなく発揮出来ている事から来ているのではないか。
という結論になりました。(←勝手な結論です。サーセン・笑


その事に関連してこんな事も思いました。
今回のプロジェクト名が
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクトですが
アルバムの印象からすると

「上原ひろみ」トリオ プロジェクト

多分「はぁ?このボケ何言ってんの?」と思われるでしょうが
どういう事かと言いますとトニー・マーティンとのトリオは

「上原ひろみトリオ」プロジェクト

のような気がするんです。

自分で書きつつも伝わらないと思うんですが(笑
無理矢理楽曲を物語りに例えると物語の語り部が
Spiralは3人が語り部で3人で一つの物語を語る。
VOICEではあくまでも語り部は上原ひろみさんで
ドラム・ベースは物語を支え、彩る存在に感じます。

もちろんVOICEにもドラム・ベースソロはあるのですが
物語その物自体はピアノが語っている。
その事が演奏全体の印象にソロライブの雰囲気を
感じさせる要素になっているのではないかなぁ。と。

ドキュメンタリー本「上原ひろみ サマーレインの彼方」には
「私のグループにサイドマンはいない」というくだりがあります。
VOICEでのベース・ドラムの役割は普通なら
サイドマンにあたるかもしれませんが
そこにキャリアも含めて名実共に明らかに
格上で演奏自体に存在感のある
アンソニー・ジャクソンとサイモン・フィリップスを
招いた意味があるような気がします。

上原ひろみさんがフロントに立ち、やりたい放題やっても
サイドマンになり得ない大きな存在としてのベース・ドラム。
そんな印象をうけました。


サイモン・フィリップス。
実は不勉強でTOTO時代の音源など聴いたことがありませんでした。
ドラムにそんな表現の仕方があるのかわかりませんが
ハイエッジでジャキジャキだなぁという印象です。
ボクの勝手な願望としてはエモーショナルな
ドラマーとの共演というのがあったので
初めて聴いた時にはちょっと驚きました。

ただ前述のように上原ひろみさんの演奏に
自由に走れるスペースを作るという意味では
タイトにリズムを刻むドラマーが合っているのかなぁと。


アンソニー・ジャクソン。
初期の上原ひろみさんの作品に参加されていますし
TVで放送された演奏を観た事もありました。
音はトニーに比べるとマットな音の印象があります。

そしてこの圧倒的な実力派トリオで作られたアルバム。
「難解な楽曲」と「キャッチーな印象」は
共存可能なんだと強く再認識させられました。


  最後にちょっとだけネガティブな印象を書くと
  最初に聴いた時に「音のバランスがちょっと…」と思いました。

  もちろん全編にわたってという訳ではないのですが
  アンソニー・ジャクソンのマットなベースの音が
  立ち上がってきこえてこない。と感じる部分があったり
  サイモン・フィリップスのスネア(?)の音だけが
  乱暴に飛び抜けて聞こえてしまったり。。。

  まぁそんな事を言ってみても
  ボクが音楽を聴く環境はまぁ褒められた環境ではありませんし
  今となってはどの部分にそう感じたのか思い出せないのですが(←失格・笑



と、ココまで長々と書いてきましたが
ボクにしては珍しくVOICE発売後の上原ひろみさんの
インタビューを今のところ一切読んでいません。
もしかしたらとんでもない勘違い感想の可能性もあります。

でも、まぁ個人的な感想ですしCD以外の情報無しで
感想を書くのもたまにはいいかな。

と先に言い訳しておきます。(笑


楽曲についてもいろいろ感想はあるんですが
(Hazeについてはいつか別エントリで書きます。)
かなり長くなってしまいましたし
今後ライブなどの感想で書く機会も
あるかと思いますので今回はこの辺で。


最後まで読んでいただいた方いましたら
長文に付き合っていただきましてありがとうございます。





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TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA / Goldfingers 

Goldfingers.jpg

一昔前はスカパラよく聴いていたんですが
随分とご無沙汰していました。

音楽はどんなジャンル/アーティストでも
延々と聞き続けていると
「どの曲も同じに聞こえる」「なんか飽きた」
みたいな事ってあると思うんです。
もちろんそのアーティストの熱烈なファンは別ですが。

で、 SKA というジャンルが持っている特性というか
アゲアゲアップテンポが好きだと聴く曲も偏ってきて
好きなんだけど「飽き」がきてしまうみたいな。

そんな折りに別に激しく肩入れしたくなる
アーティストに出会ってしまったのでご無沙汰に。


本作はプレーヤーとのコラボレーション。

ボーカリストとのコラボ作品はスカパラサウンドに
新しい息吹が入るという意味でいいアプローチだなぁと
思っいましたので今回の企画もとても期待していました。

仲でも気になっていた
菊地成孔さんとYasutaka Nakataさん

菊池さんの方はソリッドで良かったです。期待通り。

Yasutaka Nakata。
割とNakataサウンド好きなんですよ。
perfumeは正直どうでもいいんですが
ペラペラシャリシャリの音(←褒めてます)が好きなんです。
それがホーンセクションとどう融合するのか・・・



まったく融合してねぇ(笑



スカパラとペラシャリ。はっきり言って合わないですね。
ちょっw って感じでした。(笑  1+1=1 みたいな。
(スミマセン。あくまでも個人的な感想です。)



さてボクの大本命

水琴窟 -SUIKINKUTSU- feat.上原ひろみ

ホーンセクションとのセッションは楽しみでした。

もちろんヘビロテ中でございます。

メローなイントロから始まり歯切れの良い楽曲。
ファンのひいき目ではありますが一番良かったなぁ。

ソロパート以外の部分でもアイディアが織り込まれていて
新たなグルーブが産まれている気がしました。
専門的な事はわかりませんが拍の取り方とか和音の付け方とか。

初聴きの時はテーマをピアノでなぞっている部分に
「もっと、もっと激しいのをっ」とソワソワしちゃいましたが
ソロパートはもうね。(笑 やりたい放題ですね。
ひろみさんが弾いている姿が脳裏浮かんで
ニヤニヤが止まらないみたいな感じでした。

今ならCDショップで視聴できると思いますので
何かのついでがあったら是非に。





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The Stanley Clarke Band 

20100603.jpg

音楽って聞き込む事や自分自身が変化することで
作品の印象が変わる事ってよくある事だと思います。

好きだった作品が「ん?なんかイマイチ響かなくなったぞ??」とか
逆に自分の中で評価が低かったのが「あれっ?いいじゃんっ」とかとか。


感想文を提出いたします。
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上原ひろみさんが参加されている曲は後半と知っていましたが
曲名などを確認せず冒頭から通しで数回聴いてみる。

今のボクには感じ取れていないだけなのかもしれませんが
・・・正直ちょっとトキメかない感じ(特に前半)。。。でした。

ドゥパドゥパ スラップとかホントにスゴイなぁとは思ったし
好きな展開がいくつも入っているのは確かですが
全体的な印象としてはキレイにまとまりすぎているというか。
無難な感じというか。

ひろみさんは「one and only」という言葉をよく使いますが
この「The Stanley Clarke Band」は、
このバンドのメンバーならではの
確かなテクニックで組み立てられているものの
このアルバムでしか聴けない独自性のある
楽曲・サウンドと感じられませんでした。
悪い意味でどっかで聴いたことある感。

にしてもファン心理なのかもしれませんが
上原ひろみさんが参加している後半の方が良かったように感じます。
ひろみさんのピアノは熱いですしソレを差し引いても後半の方がスキ。


そんな中このアルバムで突き刺さった1曲。

Labyrinth です。

曲の冒頭を聴いただけで上原ひろみさんの書いた曲だと確信しました。

やはり非常にかたよったファン心理なのかもしれません。(笑
でもボクにとって Labyrinth はこのアルバムの中で
ズバ抜けて一番好きな曲であるのは間違いないです。

ボクはプレーヤー・コンポーザー両方の側面から
上原ひろみさんが好きなんだなぁと再確認できました。

まぁ少し時間がたったら、もしくはライブで聴くことができたら
このアルバムの感想もまた違った印象に変わるのかもしれません。
(その時は改めて追記したいと思います)

随分前にちょっとズルしてトリオ編成で演奏された No Mystery の
ライブ音源を聴いていたのですがこのCDに納められているものより
遙かに緊張感があってすばらしく熱い演奏でした。
日本での公演はまだ発表されていませんがやはりライブ観たいです。

「今年の夏はスタンリーにスケジュールを預けている」と
どっかで読みましたが年末はどんな感じになるんですかね?
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・スタンリーと来日公演
・もう一度ソロ
・新作発表と同時にツアー(←さすがに無いか)
・ちょっ 今年はツアー無し
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最後の選択肢以外はどれでもウエルカムです。
あぁライブ観たい~っ


輸入盤の方がかなり安いですが日本盤のみのボーナス・トラック
の Somewhere がありますから個人的には日本版をお薦めします。


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上原ひろみ / PLACE TO BE 

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ファン待望のソロ・ピアノ・アルバム。

発売日にライブでの演奏(東京JAZZ)を体験できたのは
非常に良かったのですが発売日の延期などに
やきもきしながら待ちに待ったアルバムが遂に発売されました。


感想文を提出いたします。
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帯に記された「世界をめぐるピアノとの旅」とあるように
世界各地の「居場所」をテーマにした楽曲達は
時にメロディアス時にアグレッシブ・プログレッシブ
と、バラエティーに富んでいて最後まで一気に聴き通すができた。

冒頭の“BQE”。
高速で複雑リフからは“Time Difference”
完全に独立し続ける左手のベースラインには“XYZ”
緊張感の続く状況から一気にメロディアスに展開する場面に“Edge”

テイストこそ全く違えど3曲から編成される組曲
“Viva! Vegas”からは“Music for Three-Piece Orchestra”

etc...あげればきりが無いが
今までのキャリアの中で培われたアイディアが
形を変えて次々と登場してくる。
しかしそれは過去の作品のトレースではなく
「今の上原ひろみ」を余すところ無く表現し尽くしたといった印象。

また、いくつかの楽曲では特殊奏法が取り入れられている。
特殊奏法自体は沢山のアーティストが実践しているし
上原ひろみ自身も2006のAsiaTourあたりからライブで披露してきた。

特殊奏法は実験的であったりパーカッシブなアプローチである事が多い。
(もちろんこれまでの上原ひろみ自身も)
しかし今作では弦を素手でミュートしながらベースを表現したり
金属定規を弦の上に置くことでチェンバロを思わせる音をだしたりと
楽曲に自然ととけ込んだ形で織り込まれ楽曲の世界観を見事に表現している。
こういった手法にももちろん先駆者は沢山いるが
非常にチャーミングなアプローチで好感が持てた。

自らのキャリアとピアノという楽器の可能性をフルに生かす
アイディアがちりばめられた楽曲・演奏の数々。
本当に素晴らしい作品だと思います。

ライナーノーツによると
「最低10年に一枚は必ずピアノ作品を録音する」との事だから
10年以内には次のソロアルバムを拝聴できるという事ですね。
上原ひろみの「30代の音」「40代の音」「50代の音」が
どう変遷していくのか一ファンとして心待ちにしたいと思います。



と、いつもの口語調ではなく評論家の体(てい)で
CDの感想を書いてみるテスト。w


ライナーでも紹介されていますが
“Viva! Vegas”の“Show Cuty, Show Girl”に
“Deep Purple / Smoke on the Water ”のフレーズが出てきますよね。
コレって実はひろみさんの大好きな「Frank Zappa」を
自身のアルバムにコッソリ忍ばせたのでは? と妄想しています。w

あと、Green Tea Farmの一番最後の所
ボーカルが意図的にカットされています。
これはボクが歌詞を知っているからですが
ピアノが最後の一行を歌ってますよね。

「ほんとにありがとう」

こちらこそいつも素晴らしい音楽を
ありがとうございます。

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追記
初回盤のDVDについて書くの忘れてました。
今までも初回盤やツアーバージョンなどでDVD付きが発売されてきました。
もちろんファンとしてはひろみさんの演奏している姿を
見ることが出来るDVDが手に入るのはウレシイのですが
コレまではCSなど既にTVで放送された物が収録されていて
「特別っ」という感じが無かったです。
(実際TV放送を見ているので再生してないのもあるしw)

しかし今回のはひと味違う感じです。
レコーディングスタジオでのインタビュー映像が収録されているんですが
演奏シーンがカットインされていて非常に満足度が高いです。
すっんごくカッコイイです。今から買う方は是非初回盤を。

それと2008年国際フォーラム ホールAでの「Place To Be」が収録。
コチラはちょっとCSの番組で放送されましたがそれでも感動的です。
唐突に見るとなんで「泣いてるの?」と思いますが
あの割れんばかりの会場の盛り上がりは凄かったので。
ボクももらい泣きしてしまいましたし。

こういう特典DVDは非常にウレシイです。

あと、アレ当たったおっ


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このCDの感想は下記のサイトでも紹介されています。
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Bagus日記 [ uzazo's friend blog ]
各曲ごとへの感想を読むことができます。激熱・激長w



上原ひろみ CD Review Index