上原ひろみ / Spiral 

spiral.jpg

第一音。
ここに上原ひろみさんの魅力が集約されている気がします。

漆黒の空間に一滴のしずくが落ちるような緊張感。

ひろみさんは紹介される際には「動」の部分が
強調されることが多いように思います。
もちろん感情がほとばしるような演奏も
彼女の大きな魅力だと思います。

しかしその魅力も確かな「静」に支えられて成り立っている。
そんな事を再認識させられる「第一音」。

是非、環境が許す限りの大音量できいて欲しい。


個人的な思いこみに感想になりますが
このアルバムの持つシルエットの素晴らしさに感動です。

タイトルトラックのSpiralでは超俯瞰からの視線で始まり
T2~T5の「Music for Three-Piece-Orchestra」と
題された4曲からなる組曲からは個の内側に向かう視線に。
一枚の絵画からインスピレーションを受けたという
T6では個からみた外界への視線。
そして素晴らしき日常・Love and Laughter。
と、全編通しての壮大なストーリー。

このアルバムではT1でのロングトーン以外では
ラストまでNord Leadが登場しません。
ピアノでの真っ向勝負といった感じですが納められた楽曲は
時に壮大、時に優しく、時に挑戦的・・・
といろいろな表情を見せてくれます。
ピアノという楽器の表現力の凄さを感じます。

そしてT8ではNord Lead激しく炸裂します。w
しかし全体の曲順構成が見事でNord Leadが炸裂しても
アルバムの持つシルエットが崩されることはありません。

  「3人で演奏する音で、オーケストラのような音楽を作りたい」
  (ライナーノーツより引用)

「Music for Three-Piece-Orchestra」と名づけられた組曲が
ありますが、全編通して、CD全体が壮大なスケール感のある
ホントに素晴らしいアルバムだと思います。

--
ちなみにこのSpiralには「通常盤」以外にDVDが付いている
「初回限定盤」と「ツアー・エディション」が発売されています。
Amazonでは「ツアー・エディション」も在庫切れになっていますが店頭では
まだ見かけるので購入される方はCDショップに行ってみるとよいかと。


スパイラル(通常盤)スパイラル(通常盤)
(2005/12/27)
上原ひろみ

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