上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト @ 東京国際フォーラム 12/04 

20161202_01.jpg

ツアーはこの後も続きますがボクにとっては
今年最後の上原ひろみさんのライブ。
MCの内容などにも触れますので
これからご覧になるかたはご注意を。


感想文を提出いたします。
——
とにもかくにもサイモンは素晴らしいですね。
ソリッドでシャープな演奏はもとより
メロディアスと表現したくなる歌うようなドラム。

一昨日のライブの感想でも書きましたが
ボクがサイモンを大好きになったのは

>バンドとしての練度で得られた楽曲の世界観の共有。

を感じるようになった頃からです。

もちろんバンドが続く事で作られる楽曲自体が
よりサイモンにフィットしたものに
なっていったという要素もあると思います。
しかしサイモンのアプローチも明確に変わっている。

若いときからトッププレーヤーとして
長いキャリアを積んでいるサイモンですから
様々な楽曲・テイストで演奏されてきたのは当然です。

ただこのトリオに限定していうならVOICEツアーの時点では
サイモンファンの称賛の感想であっても
「歌うような〜」という表現を使って感想を書く人は
いなかったのではないかと思います。

楽曲の世界観の共有。そこから産まれる新曲。

今のトリオ・プロジェクトのサイモン無敵です。

無敵ですから約3時間のライブ全編、
褒める所しか無い訳ですがあえて特筆したい
IN A TRANCEでのオープンソロ。

ありゃなんですか。

涼しい顔で高速3連ツーバスを打ち続け
オクタバンでフレーズを歌い
片手だけでロックのビートを刻み…
まるでツインドラムの演奏を聴いているかのような
壮絶な時間が繰り広げられていました。

サイモン最高っす。


無敵といえば当然上原ひろみさん。

これまでこの感想ブログで書いて来た事を
繰り返すしか言葉がないんですが確実に進化し続けている。

ソロでのライブを繰り返していた時期以降のピアノソロは
「どこまで行っても必ず着地できる」という
自信にみなぎっている様に感じていましたが
ここ最近のソロはさらにすごみが増している。

素人のぼんやり印象としてはソロに突入してから
盛り上がりのピークに持っていくまでのスピードが
あり得ないぐらい早くなったと思う。

急カーブを描きつつもシームレスに
そして短時間にピークに到達する事で
一つのソロの中で見せ場を何度も作る事ができる。

そしてその何度も作られる見せ場に対して
一切の迷いを感じさせる事なく
アイディアが湯水の様に沸いてくる事もスゴイ。

「上原ひろみは進化している」
「前回も書いたが実際そう感じるので仕方が無い」

という下りを11年間繰り返し書き続けさせる演奏で
行き着いた今の上原ひろみは当然無敵である。

そして恐ろしい事にこの進化は続いて行く。


さて、そんな無敵のヒーローにもピンチは訪れる。

パンフレットのインタビューでも紹介されていますが
今年の夏の顛末。

今回のライブで披露された

WAKE UP AND DREAM
起きてまた夢をみる

演奏前にMCがありました。(以下文言不正確)

2日のライブでは
子供の頃に懐中電灯をピンスポに見立てて置き
「まもなく開演です」と家族を観客にライブした事。
今はライブに足を運んでくれるお客さんがいて
本当の照明を当ててもらい演奏出来る事への感謝。

4日のライブでは
見舞われたアクシデントを救ってくれた沢山の仲間達への感謝。

決して泣き言にはならないような言葉選びをしていたけれど
とつとつと語られるMCから
そのアクシデントの壮絶さが伝わって来た。

そして両日ともお客さんへ

「演奏する場所を与えてくれて
 夢を叶えてくれてありがとう」と。

大好きな人にこんなん言われたら泣いちゃいますわ。

——
この時にボクが思い出していたのは調度10年前のライブ。

今となってはボク自身どこの席に座っても
「いつだったか忘れたけどこの辺りで見た事あるなぁ」
と思える程に恒例となっているホールAでのライブ。

5,000人規模のホールAで
上原ひろみさんが初の単独公演をしたのは10年前。

1st Set の最初のMCで

「リハの時にメンバーとホントにこんな沢山の席に
 お客さんが入るのかしらと話していたんですが〜」

と語り。アンコールで

「居場所を与えてくれてありがとう」

と何度も何度も繰り返し言ってPLACE TO BEが演奏された。
——

10年後のいま、ホールAの3daysを満杯にする所か
チケットをGETするのもハラハラさせられる程だ。

無敵のヒーローはあの時から感謝を繰り返し
数々の困難を乗り越えて今日ここに立っているんだ。

このヒーローの居場所に1/5,000でも貢献できたなら光栄である。

そんな事を思いながら WAKE UP AND DREAMを聴いて
ウルウルとしてしまった。

でも、ボク自身がさらに泣いてしまったのは
直後の IN A TRANCE。

疾走感あるアグレッシブな曲ですが
IN A TRANCE のピアノソロの壮絶さたるや。です。

直前に10年前のライブの事を思い返していた事もあって
短時間で急上昇し何度も何度もピークを迎えるピアノソロ。

「あぁこのシーンは見た事がある。あぁこのシーンも。」

これまで観てきた上原ひろみさんのライブでのソロを
全て走馬燈のように見せられているような感じでした。

これまで訪れるピンチを乗り越える度に
習得してきた技の全てを繰り出すヒーローの姿。

これって


まるで最終回やんけっ!


です。

ウォォッと会場全体が盛り上がる中
一人ポロポロ泣いているオジサン。

ホントに素晴らしいライブでした。


読み返してみたら書こうと思っていた事が全く入ってない、
というかIN A TRANCEの感想だけになっていますが
2ndセットの入り方にスパイラルの時を思い出したり
レキシオマージュの狩りから稲作へ・姫君シェイク、
アンコールの始まり方とかとにかく見所満載で大満足のライブ。

当然このライブは最終回ではなく(ボクは年内最後だけど)


そして次のチケット争奪戦が始まるのです。


以下、セットリスト。

2016.12.04.
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト
feat.アドリアン・フェロー & サイモン・フィリップス
『SPARK』日本ツアー 2016
@ 東京国際フォーラム ホールA

1st
01. SPARK
02. PLAYER
03. TAKE ME AWAY
04. INDULGENCE
05. DILEMMA

2nd
06. WHAT WILL BE,WILL BE
07. WONDERLAND
08. MOVE
09. WAKE UP AND DREAM
10. IN A TRANCE


EN. ALLS WELL



--
ライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Bagus日記[ uzazo's friend blog ] 
12月3日・4日の公演をご覧になった感想が読めます。


上原ひろみ Live Report Index
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コメント

サイモンが元気な姿で戻ってきてくれて
本当に嬉しいです!
ひろみさんもサイモンも、
やってることが超高度なのにそう見えない(見せないところが、
カッコイイですよね〜

ピアノソロも感動的でした。
ひろみさんの真摯な姿に応えようとするかのように
客席も静まり返っていて、会場全体が
温かい空気に包まれていたと思います。

そうそう、ツアーパンフも素晴らしいですよね。
思わず友人にも購入を勧めてしまいました。
勢いでTシャツまでゲットしてしまいましたが、
いつ着ようか悩みます^^;

また次のチケット争奪戦が始まりましたね!
楽しみは続きますね。

yasuさん
どもどもです。
サイモンもひろみさんもホントに素晴らしかったです。
なんかもう完全に突き抜けた感があって感動的でした。

パンフ。
ファンとして一番知りたかった事が
みっちり書かれている素晴らしい内容でした。
体裁を考えると正直値段は再考して欲しいですがw
内容への対価と考えればお得感がありました。

2日行った時にチラシもらわなかったので
あわや先行の機会を逃す所でした。アブナイ 汗。

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