上原ひろみ Solo @ Blue Note Tokyo 4/17  

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Source of photo : BLUE NOTE TOKYO


上原ひろみさんのブルーノート公演初日。
緊急招集にも関わらず会場は満員御礼。


感想文を提出いたします。
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いろいろなライブがあり楽しみ方や感じ方は人それぞれ。
この日のライブを他のオーディエンスの方が
どう感じたのか知るよしもない。

上原ひろみさんのライブはいつも素晴らしいので
優劣など付けられるハズなどないのだけれど
昨晩のライブはBNTの公演としては一風変わった印象で
他では得難いライブ空間が出現したと思う。

ボクは大満足・大興奮のライブになりました。

BNTの魅力と言えば会場のキャパシティから
アーティストとの身体的な距離が近い事。
最後列で聴いたとしてもホールAの10列目よりも遙かに近いだろう。

故にライブの雰囲気は一人一人の観客のしめる割合も大きい。
変なタイミングで手拍子したり、曲間にアーティストに
話かける人が出てくれば一瞬で台無しになる。(まれにある)
いいタイミングでかけ声をかける人がいれば盛り上がる。(よく有る)

ボクは割りとおとなしいお客さんです。
ステージ上で何が起こっているのか凝視したいタイプ。
勘違いだとしても演奏の途中に起こる出来事を発見したいんです。
ボクが最高潮に盛り上がった瞬間でも隣で観ている
ヨメ氏にも聞こえないぐらいで「イェッ」っていうぐらい。

でも、かけ声が(良いタイミングで)バンバン飛ぶライブも好きです。
そのかけ声にアーティストが反応するのも上記の「発見」になるので。


この日のライブは緊張感のある密度の高い空間。
一音も聞き逃すまいという雰囲気と熱に包まれていた。

かけ声が飛ばないと盛り上がっていない。と
感じる人もいるかもしれないけど
これほど集中力の高い観客に満たされた
高密度な空間はなかなか得難い。

演奏中にかけ声や歓声が上がると確かに盛り上がるのですが
ボク個人としては空間がガス抜きというか
安心してしまう側面もあると思うんです。

上原ひろみさんのライブに緊張と緩和なんて
解説的な表現は似つかわしくないけれど緊張が極に達した時と
緩和の瞬間にかけ声や歓声が飛びやすいですよね。

故に高速パッセージでグイグイと圧縮して一気に解放される
最もカタルシスが産まれる美しいメロディ部分が
拍手や歓声にかき消される事はママあります。
(念のためもう一度書きますが別にイヤな訳ではありません)

そしてBNTはそういう意味で盛り上がりやすい会場だと思います。

この日も、もちろん要所要所で歓声や拍手は起きていましたが
鍵盤の沈み込む音まで感じられるような緊張感が終始持続し
たまりに溜まった感情が曲の終わりに
ワッと沸騰して突き抜けんばかりの喝采。

これが全曲に繰り返されるという別種類の熱い空間になっていました。


2nd setのアンコール。手拍子が起きる。

アーティストが促した時以外の手拍子については
ボクはあまり好きではありませんが申し合わせてするのでなければ
観客個人個人の素直なリアクションですから文句はありません。
SEEKERは手拍子しやすい曲ですしね。

凝視派としてはアーティストがその手拍子をドコまで利用して
どう終わらせるのかという対峙の仕方も楽しみですので。

この日のSEEKERはホント良かったなぁ。
キレのある前半部は完全に観客の拍手をリズムとして演奏に取り入れ
曲が展開する部分でペダルを踏み込んで音がフワァ〜ンと広がり
観客の手拍手がスッと止む。

手拍子好きではない派ですがこんなにキレイに決まる
空気の読めるお客さんの手拍子なら文句無しです。


あと小ネタですが覚え書きとして
BQEで拍子木をハズした状態で弱音ペダルと踏み込んで出す
不協和音を別の曲で拍子木付けたままシミュレートしてるのは凄かったなぁ。


兎にも角にもボクは素晴らしいライブ体験になりました。


各曲の感想は月曜の公演を観た感想にしようと思いますが


1曲だけ。

Somewhere


今月の初め父の三回忌だったのですが母が激しく体調を崩した為に
時期をずらして墓参りに行く事になり今週の土日は予定が埋まっていました。
2年前。父が亡くなった時に無信仰の葬儀をしたかったのですが
何の知識無く準備もしていなかったので「いわゆる」普通の葬儀をしたのですが
些細な抵抗として音楽葬で行われる献曲的な意味合いで
上原ひろみさんの「Somewhere」を流しました。

墓参りに行く前日に観る事たこの日のライブで
「Somewhere」を聴く事になり不覚にも泣いてしまいました。

ボクは映画・アニメなどの物語と音楽がリンクする事は沢山あるのですが
個人的出来事と音楽がリンクして思い出される事ありません。
今後「Somewhere」がそういう曲になるのかもわかりませんが
もし個人的な出来事と音楽がリンクしてしまうのであれば
大好きなアーティストの曲でホントに良かったです。

セットリストは後でBNTに更新されたらパクってこようと思います。

2015.04.17.
HIROMI UEHARA Solo Piano
@Blue Note TOKYO

[1st]Open5:30pm Start7:00pm
[2nd]Open8:45pm Start9:30pm

1st
1. I've Got Rhythm
2. If...
3. BRAIN TRAINING
4. Desert On The Moon
5. Over The Rainbow
6. Viva! Vegas
     Show City, Show Girl
     Daytime In Las Vegas
     The Gambler
EC. Summer Rain
 
2nd
1. BQE
2. Ue Wo Muite Aruko
3. SPIRAL
4. Old Castle, by the river,
    in the middle of the forest
5. Somewhere
6. Rhapsody In Blue
EC. Seeker



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このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
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Bagus日記[ uzazo's friend blog ] 

上原ひろみ Live Report Index
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コメント

久々のソロ、しかもBNT、
僕にとっても本当に楽しめた
ライブになりました。

仰るとおりで、
低音の弦を弾く奏法の時も
じっくり音楽に集中できて良かったです。

そしてSomewhereは、僕もなぜだか
ウルっと来ました。
その理由はuzazoさんとは全く違うはずですが、
おそらく、ひろみさんから発せられたメッセージに、
なにか共通するものがあったんでしょうね。

yasuさん
どもどもです!
BNTのような空間ででああいった集中できる
ライブというのは良かったです。

Somewhereは、というか他の曲もですが
良い演奏・楽曲はグッと心にきますよね。
なのでボク的には本来の楽曲のすばらしさを堪能するために
個人的な出来事を楽曲と関連づけしたくないのですが
今回はダメでしたw

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