上原ひろみ THE TRIO PROJECT @ 赤坂 BLITZ 

20121114.jpg
上原ひろみ THE TRIO PROJECT の
MOVE JAPAN TOUR 2012 ツアー初日観てきました。


感想文を提出いたします。
--
今回は赤坂 BLITZ での公演だったのですが
国内ではフェスとTime Controlの発売時イベントを除いた
普通の単独公演としては初のスタンディングライブ。

激しい運動不足デブ野郎(ボク)には
正直チョット厳しい環境でのライブでした。(笑



で、肝心の内容の方なんですが…



神の諸行。

素晴らしかったです。

いつも上原ひろみさんのライブは素晴らしいです。
その素晴らしいライブの中でも何か特別な
神がかり的なライブ体験をする事があります。

昨晩の公演はまさに

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

という感じです。

これについてはライブを観た人なら異論無いんじゃないですかね。
(そもそも好きじゃないけど観に行った。とかいう人がいるなら別ですが)
今年はもう見納めでもいいかなぁと思うぐらいの満足度。

いや、行きますけど。行くんですけど。

圧倒的な多幸感。

あまりの素晴らしさにしばらく音楽聴きたく無いみたいな。

ライブ後、食事して帰ったんですが
店のBGMも消して欲しいぐらいでした。(笑


ここから先は好みもあるんで共感してもらえなくてもいいんですが
ボクが観た「上原ひろみ THE TRIO PROJECT」のライブの中で
圧倒的なベストアクトだったと感じました。


理由はいろいろ考えられます。
というか「神がかり的なライブ」というのは
いくつもの要因が重なって産まれると思います。

演奏の内容が良かったというのはもちろんですが

昨晩のライブに関しては
「脚が痛くなる」とかありますけどやはりスタンディングだと
お客さんの温度はライブスタート時からかなり高かったですし、
赤坂 BLITZの音がかなり良かったというのもあります。

でも、一番の要因は楽曲。

そして、ドラムかなぁと思います。

このブログで散々同じ前置きをしていますが
サイモン・フィリップスのドラムってハイエッジなんでかなり前に出てくる。
それをどう感じるかで大きく印象が変わる気がします。
ボク的には曲によっては時折乱暴に感じてたんです。

ボクにはサイモンの DISCOGRAPHY を踏まえて語る事は出来ませんが
アルバム「VOICE」の楽曲はレジェンド的ドラマー、サイモンの
新しい側面を引きだそうという上原ひろみさんの野心的(?)な
試みの部分もあったのではないか?と思ったりするんです。

それがアルバム「MOVE」の楽曲は
「VOICE」でのチャレンジで得た要素を活かしつつも
本来サイモンの持つ魅力を取り入れている印象があります。

また逆にサイモンも上原ひろみさんのビジョンを
深く理解した部分もあるのではないか?と。

「歩み寄り」というとちょっとイメージが違うんですが
ライブ・レコーディングを重ねた事による
「熟成した」という感じでしょうか。

この印象はアルバム「MOVE」を聴いた時点での感想だったのですが
昨晩のライブもアルバムの印象のと同様に「熟成したバンドになった」
という印象が強かったです。

個人的に「ライブで聴いたらドラムに難ありそうだな」とか
勝手に思っていた(何様w)Rainmaker。
良い意味で見事に裏切られました。
サイモンの柔らかいドラムも素晴らしかったです。

まぁもちろんボクの大好物的楽曲で
サイモンの得意なテイストと思われる
MOVEとか"Reality"なんかは文句無しです。



毎度恒例で内容が無い割に長い感想になってきたので
それぞれの楽曲については次のライブの感想を
書くときにでも触れたい思いますが1曲だけ。

その曲は「I've Got Rhythm」です。

これまでもいろんなライブで披露され
どんどん変容してきたこの曲ですが
上原ひろみのピアノ的話芸もついにここまで来たか。と。(笑

この曲は有名なスタンダードですが
上原ひろみさんの超高速バージョンを
CD収録時にJAZZの歴史を追体験するかのような
長い前フリが付けられたわけです。

その前フリ部分はインプロ要素が高いです。
CD発売直後のライブでもかなり自由に弾いていましたが
基本的な構成はやはりCDの構成と同じだったんですよね。

時が経つにつれその前フリ部分がどんどん変容し
ある時期ではしばらく時間が経過しないと
「I've Got Rhythm」とわからなかったり
どんだけ自由なんだ。と毎回驚かされてきました。

で、昨晩の演奏なんですが
割と早い段階で「I've Got Rhythm」とわかる…
というか新しい解釈の「I've Got Rhythm」を
弾いているような時間が長く続いたんです。

CDに収録される前から演奏されていた
上原ひろみさんの超高速バージョンを便宜上「落ち」…
というと雰囲気が出ないので「サゲ」とでも言いましょうか。
(意味はどちらでも同じですが…)

観客のボクらは「サゲ」を知っている訳です。

しかし昨晩の演奏。
あきらかに「I've Got Rhythm」なんですが
その前フリがどう考えても「サゲ」に結びつかない雰囲気。
もちろんキッチリと「サゲ」に収まる訳ですが前フリの段階では
「このI've Got Rhythmはどんな道筋でサゲに繋がるんだろう?
 というかそもそも「サゲ」に繋がるのだろうか???」
なんて思ってしまうほどでした。

「Place To Be」を引っさげたソロ公演の終盤ぐらいから
感じていましたが「必ず帰着出来る自信」が見える素晴らしい演奏。
I've Got Rhythmだけを延々と引き続けるだけのライブでも
充分満足できそうな勢いです。…というか観たいです。(笑


この後の公演もチケット入手しているのですが
MOVE TOUR はどの公演でも満足度の高い経験が出来そう。

次のライブが今から楽しみです。


2012.11.14.
上原ひろみ THE TRIO PROJECT
featuring Anthony Jackson and Simon Phillips
@ 赤坂 BLITZ

Open18:00 Start19:00

1. MOVE
2. Endeavor
3. Rainmaker
4. Flashback
5. Margarita!
6. I've Got Rhythm(Solo)
--Suite Escapism--
7. "Reality"
8. "Fantasy"
9. "In Between"

EC. Desire




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このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Bagus日記 [ uzazo's friend blog ] 
やはり「良かった」というしかなくなっちゃうんですよね。(笑




上原ひろみ Live Report Index
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コメント

神の諸行、確かに!(笑)
そして仰る通り、音響もバッチリでしたよね。

>また逆にサイモンも上原ひろみさんのビジョンを

なるほど〜、仰る通りだと思います。
熟成した中で過ごすことの方がラクなのに
果敢に挑戦しつづけるバンド、素晴らしいですね。

そして、こちらも触れてらっしゃる通りで、
I've got 〜のみのライブ、
というか、上原ひろみ版ケルンコンサートが成り立つことに、
何の疑いもありません。
実現したらスゴいことですね。


yasuさん
どもどもです。
いやぁ毎度毎度進化のスピードには
ホントに驚かされますね。
ケルンコンサート的ライブ。
いつか観てみたいですよね。

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