矢野顕子×上原ひろみ Recording Live in Tokyo~Get Together~ 

音楽の神が再び舞い降りた夜。
素晴らしかった。

とりあえずセットリストを。
感想はまた後ほど。

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随分と時間がたってしまいましたが感想を。


上原ひろみさんと矢野顕子さんの初共演はNHKの番組ですが
ライブという意味では2006年のJammin' The Piano Session

上原ひろみさんの2006年の活動を今から思い返す。

この年には新作のアルバムリリースは無く
年末のツアーはスパイラルの楽曲を中心にしつつも
それ以前のアルバムに収録されていた曲も多く披露された。
ちなみにもっともチケットが取りずらかった時期でもある。(笑

しかしとても特別な1年だったと思う。

年明けにはDCTとのコラボレーションライブ
東京JAZZではチックコリアとの再共演。
そして年末。
AsiaTourと銘打たれたツアーの真っ直中に
コラボレーションライブ。

一つは熊谷和徳さんと。
そしてもう一つは矢野顕子さん。

この年に行われた数々のコラボレーションライブは
どれも魅力的でそれを裏付けるかの用に
それぞれ別の機会で再演される事になる。

もちろん矢野顕子さんとのコラボレーションも例外では無く
海外のフェスでの共演を経て日本でも東京JAZZ2009で披露された。


感想文を提出いたします。
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幕開けから鳥肌ものでした。

ボクには残っているライブ映像の中に
「これはこの曲のベストパフォーマンスではっ」
と思う演奏がいくつかあるのですが
その一つに前述2006年の矢野顕子さんとの共演の
CHILDREN IN SUMMER があります。

とは言っても
この曲は東京JAZZ2009では演奏されなかったので
ちょっと他の楽曲とは違うのですが
ライブで見た印象が映像でも色あせることなく
むしろその時の感情がクッキリと蘇るすばらしい内容。

どんな事が起こるのかわからない
ピンッと張り詰めた空気の中始まる2人の共演。
シンプルの音から始まり一気に色づいて行き
最後にはボクの想像できる範疇を軽く突き抜けていく。
演奏が終わった瞬間にブワッと拍手と歓声が巻き起こる。

あの感動的な瞬間・空間が産まれたライブの印象は
決して色あせる事なく映像を見るたびに鳥肌が立つ。


そういった強烈な印象のライブを体験してしまうと
もちろんこの2人のライブが素晴らしいのは間違い無いとわかりつつ
初めて目撃したあの瞬間を越える事はないだろうと思ってしまう。
なにせ「初めて」という付加価値まで付いてしまうのだから。
同じ曲であればなおのことその想いは強くなる。


この日の1曲目。
冒頭の音を聞いた瞬間 CHILDREN IN SUMMER だと気がつく。
一瞬、ほんの一瞬上記の想いがアタマをよぎった。が、しかし
続く音が全く違う新しい印象の演奏になっている。

脳内で再生される何度も聴いて大好きな楽曲が
目の前で産まれ変わっていく。素晴らしい体験でした。

そして5年前初めて二人が演奏したこの曲に
5年後全く同じ感動を「再び」与えられた。

以降は語るまでも無く音楽の神の舞い降りたライブになった。



そうは言いつつもどうしても触れたい楽曲がいくつかある。

このライブの上原ひろみさん単独のライブとの一番の違いは
矢野さんのもたらす「声」「歌」「言葉」だと思う。

上原ひろみさんのソロ楽曲に矢野顕子さんが歌詞を付け披露された
Capercod Chips への驚きはもちろんだけれどココでは別の曲に触れます。

一つは Lean On Me 。
震災後、急遽行われたライブでも披露された楽曲。
歌詞付きのこの楽曲には明確なメッセージがある。
もちろんピアノソロでもそのメッセージは痛いほど伝わった。
そして今回はボーカル付き。

この2つの演奏は比べようが無いし比べるべきでもないと思う。
しかしボーカルが入る事でよりダイレクトに投げかけられた。

歌詞の内容については以前のライブの時に検索で
ボクが最も気に入った訳を訳者さんの許可を得て
転載していますのでよろしければこちらから。


そしてもう一曲。
新曲・歌詞付き世界初披露として披露された楽曲。
上原ひろみさん作詞・作曲の 月と太陽。
(ソロの演奏ではBNNYで披露されているそうです。)

オフィシャルサイトのメッセージなどを拝見して
その文才にも驚くのだけれど(天は二物を与えるんですねw)
上原ひろみさん作詞・作曲といえば Green Tea Farm 。

その魅力は飾りの無いシンプルでストレートな言葉。
Green Tea Farm は望郷の想いと感謝の気持ちなので
まぁキライだという人はいないんじゃないかと思います。

で、月と太陽。
シンプルでストレートな言葉選びであるのは変わらないのだけれど
そこで語られる内容はおおげさに言えば「死生観」。
「曲の歌詞」と割り切れる人はいいけど好き嫌いの分かれるテーマ。

もちろん音楽家としての 上原ひろみさん が好きなので
ココで語られる歌詞の内容が万が一ボクの考えと違っていてもいいのだけれど
幸いボクの思う事と同じ方向性であったのはなんだか嬉しかった。


とにかく語り出せばキリの無い素晴らしいライブ。

今回はレコーディングライブという事でこの日のライブは
CDとして発売され年末には例年行われている矢野顕子さんの
「さとがえるツアー」で全国を廻るそうです。

CDはもちろんですが機会があればライブも是非に。
オススメですっ。


2011.09.09.
矢野顕子×上原ひろみ
Recording Live in Tokyo~Get Together~
@昭和女子大学人見記念講堂

01. CHILDREN IN SUMMER
02. .あんたがたアフロ(あんたがたどこさ~アフロ・ブルー)
03. Capercod Chips
04. Lean On Me
05. 学べよ
06. 月と太陽
07. りんご祭り(Don't Sit Under the Apple Tree~リンゴの唄)

EC. ラーメンたべたい

retake
01. CHILDREN IN SUMMER
02. Capercod Chips
03. 学べよ
04. ラーメンたべたい

EC. .Green Tea Farm




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このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
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Bagus日記 [ uzazo's friend blog ] 
矢野顕子さんにもお詳しい方の感想です。





上原ひろみ Live Report Index
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コメント

またしても、奇跡の瞬間でした。
感想文、楽しみにしています。

セットリスト参考にさせていただきます。
舞い上がって、すっかり忘れてしまいましたので(笑)

yasuさん
どもどもです。
文句なしの素晴らしい内容でしたね。

セットリストはボクも記憶定かではなかったのですが
ニュースサイトに掲載されていたのを持ってきました。(笑

感想文、待ってました!
「Lean On Me」と「月と太陽」は全く同感です。
音楽だけでも、言葉と一緒でも、
いつも通りに魂の込められたものだったことに
感動しました。

yasuさん
Lean On Me では歌詞という言葉がある事と無い事で
同じ熱量が伝わって来ても種類が違うという事を感じました。
(↑この説明が伝わっていないという件・w)

月と太陽 の歌詞は個人的に驚きでした。
歌詞全文は思い出せないのですがアレって
突き詰めて考えると何気に過激な歌詞(考え方)だったと思います。

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