上原ひろみ × 熊谷和徳 @ Blue Note TOKYO 4/27  

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上原ひろみを通して見る熊谷和徳、
熊谷和徳を通して見る上原ひろみ。

最高のパフォーマンスに新しい視点が
加わる事でさらに新しい魅力が見えてくる。


感想文を提出いたします。
--
ピアノとタップの違いはあっても二人には同じにおいを感じる。
お互いにその可能性の最大化を目指し
いろいろな意味での限界点を突破するかのような
パフォーマンスを毎回見せてくれる。

魂に突き刺さる音楽。
その音楽を生み出す動きは
とても美しく感動的。

本当に素晴らしいステージでした。

Thelonious Monk / I Mean You から幕を開けるステージ。
この曲は昨年末の STANLEY CLARKE TRIO での公演最終日
1曲目に披露された曲と同じという事もあって個人的には感慨深い

以前、上原ひろみさんのソロピアノは
「突き抜けた感がある」と書きました。
ライブでは最高のパフォーマンスを連続で目撃していた。

しかし今回、ソロライブでも披露されていた楽曲は
熊谷さんの歌うスペースを作る事で新たな印象に。
特に BERN BABY, BERN などの導入部は
全く新しい楽曲のように生まれ変わった事に驚かされる。

熊谷さんのタップの魅力を最大化するように
歌うスペースを作り出す上原ひろみさんのピアノ。
上原ひろみさんのピアノを加速させるように
支え続ける熊谷さんのタップ。

もちろんそれぞれの活動でも最高のパフォーマンスを
見せてくれているのは間違いないと思うのだけれど
二人が関わる事で産まれる化学反応は
他のそれとは別次元にあるように思える。

繰り返しセッションする事でどんどんと進化しているので
当然初回公演から披露されていた SPAIN などは
恐ろしいほどの完成度になっていた。

また定番となりつつあるもう一曲。
RHAPSODY IN BLUE のスケール感は圧巻としか言えません。
ピアノコンチェルト(?)として有名なこの曲。
元の楽曲のキメの部分非常に効果的に作用していて
この二人のコラボにピッタリのナンバーだと思います。
ピアノとタップというミニマムな構成で生み出すグルーブは
オケと比べてもヒケをとらない程の大迫力だと思います。

回数を重ねたことでお互いの追い詰め方(wもちろん良い意味で)
熟知した上でさらに いなす術 まで心得ている感じで(笑
ホントに楽しいライブになりました。
いつかまたお二人のコラボを観る事ができると期待しています。


ライブ映像として残されているパフォーマンスは
もちろん素晴らしいのですがタップの音の
ゴッゴッという低音部がかなりカットされてしまうんですよね。
(わざとカットしているのかしら?)
それはそれで軽やかな印象の別の味わいがあるのですが
会場での迫力がそのまま感じ取れるような音源として
このお二人のタイトルでCDとか作って欲しいです。
(DVDでもいいんですがとにかく熊谷さんのタップの音の迫力が
 再現率の高いコンテンツという意味で)


今回全セットで披露された
熊谷さんのソロナンバー“TOUHOKU”
東北での日常の生活・祭り・四季 etc…
そして力強さなどいろいろなイメージが
次々と脳裏に浮かぶ素晴らしいパフォーマンスでした。

初日のパフォーマンスでは観客にリズムキープを促し
会場が割れんばかりのグルーブを生み出した
インプロビゼーションが最終日には
「祈り」に変わっていたように感じた。

急遽決定しCOTTON CLUBからスタートした一連の公演。
全18セットを全力で駆け抜ける姿を見せてくれた上原ひろみさん。
そして4日間 全8セットを体力の限界まで歌い続けてくれた熊谷和徳さん。
ボクはいくつかの公演にしか観に行く事ができませんでしたが
改めて感謝の拍手を送りたいと思います。


今回のライブを通じて感じたライブ以外の感想を
追記として書いていますのでおヒマで興味のあるかた
いましたら最下部から


--
このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Hoofin' Is My Music Dance 4 Freedom
熊谷和徳さんのオフィシャルブログ。
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Bagus日記 [ uzazo's friend blog ] 
神の足技を間近でご覧になったそうです。
--
ヒッソリ私信:キムさん thank youです♪


2011 4.27.
HIROMI UEHARA ×
KAZUNORI KUMAGAI
@Blue Note TOKYO

 [1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m.
 [2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m.

1ST
1. I MEAN YOU
2. SAKURA
3. BERN BABY, BERN
4. HAZE
5. TOUHOKU
6. SPAIN
EC. LEARN ON ME

2ND
1. BRAIN TRAINING
2. PLACE TO BE
3. TOUHOKU
4. 上を向いて歩こう
5. RHAPSODY IN BLUE
EC.WHAT A WONDERFUL WORLD



上原ひろみ Live Report Index

ライブとは別にちょっと思った事があったので
書き残しておきます。

今回の震災の被害の状況は良きにしろ悪きにしろ
TVなどでかなり紹介されその被害の大きさに
「無力感」みたいなモノを感じた人は多いのではないでしょうか?

かく言うボクもその一人でして
幸い直接の親戚・知人が甚大な被害を受けていないボクからすると
この「無力感」の要因は「物理的な面積の大きさ」という事がありました。
想像を絶する広大な面積が大きな被害を受けている事で
「復興」というイメージが掴めないという「不安」とでもいうのでしょうか?

今回のライブのMCで熊谷和徳さんが
仙台ご出身という事を知りました。

いままで上原ひろみさんとのライブがあった後には
ブログを拝見したりしていたのですが
常にチェックをしてはいませんでした。

熊谷和徳さんのオフィシャルブログ。
あまり沢山リンクを張るのも迷惑だと思うので
帰郷された際のエントリーをリンクさせていただきます。
--
Hoofin' Is My Music Dance 4 Freedom
「故郷からの第一歩」
--

TVでも連日うつされている光景ではありますが
熊谷和徳さんを通して見る被害の状況は
ボクにはまったく違う見え方がしました。

「被災地」という想像を絶する広大な場所ではなく
熊谷和徳さんが直接足を運んだ場所。宮城県・名取。

熊谷和徳さんはご自身にゆかりのある
2つの避難所へ絞って直接支援を行っているとの事。

想像を絶する広大な被災地の復興は
一つ一つの場所の復興と同義である。
という非常に当たり前の事に気がつかされました。

--
 いまはどこまでいってもつづく瓦礫だけの道。
 その道に陽がおちていく風景はこの先ぜったいに忘れないだろう。
 ここでの景色、そして風の音、そらをとぶカラスの鳴き声、潮の匂い、
 すべてをきっとわすれない。
 わすれてはいけない。
 (熊谷和徳さんのブログより引用)
--

今の状況を決して忘れてはいけないですね。
忘れない事でいつの日か、可能な限り近い将来、
「アノ状況からココまで来たのだ。」と語るためにも。


今回はボクの見た全公演で
"HAND TO HAND FEET TO FEET"へ
僅かながらではありますが義援金を送らせていただきました。

名取文化会館と石巻の避難所の皆さんに
一日も早く平穏が訪れる事を願います。
コチラにその想いと経緯が紹介されています。

そして同時に各地で同じような力強い支援による
復興への道のりが進んで行く事を祈ります。

TAP THE FUTURE義援金PROJECT
"HAND TO HAND FEET TO FEET"

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コメント

毎度ありがとうございます。
至福の時の余韻に未だ浸っている最中です。

自らがやれることを探して淡々と実行する
2人のアーティストに触れ、
今、自分に出来ることは何か考えた結果、
被災された方々の頑張りに負けないよう
元気出して日常生活を送ろうと思いました。
くじけずに頑張って下さい、ではなく
自分が頑張ります、というつもりで
いこうと思います。

こんにちは、キムです。

最終日、最高でしたー。伝わってくるエネルギーは大きいものでしたね。
ほんとに2人に感謝したいですね♪
ライブ後の募金、皆さんにも拍手v-221

yasuさん

ホントに想いの詰まったライブで
いろいろ感じる事がありました。
こういったアーティストのファンである事は
非常に誇らしく感謝したいですね。

キムさん

まずはありがとうございました。カンシャカンシャ。
2人のエネルギーが会場を飛び出して
世界中に配信されたのはウレシイ限りです。

被災された方の所では状況もまちまちだと思うので
まだネット環境が戻っていない地域もあったでしょうが
沢山の人が元気を貰ったのは間違いないですね。
戻っていない方もいただしょうが

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