STANLEY CLARKE TRIO with HIROMI & LENNY WHITE @ ORCHARD HALL 12/03 

20101203.jpg
オーチャードホール行ってきました。
上原ひろみさんのソロは残っているものの
STANLEY CLARKE TRIO としては聞き納め。


感想文を提出いたします。
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まず何が変わっていたかといえば
スタンリー・クラークはジャケットを着て登場。(笑

この日も自由度の高い熱い演奏で楽しませてくれた。
しかしボクの中ではガラリと印象が変わったライブ内容でした。

もちろん会場の大きさから来る印象の変化というのはある。
PAを通している音がメインに聞こえる事で
各楽器の音量のバランスが整えられた事。
若干ベースが大きめの音だったかな?と思いますが
非常に均整が取れたサウンドに感じました。

その会場の小ささから表情や息づかいまで
感じ取ることができる上に座る場所によって
聞こえる音が大きく変化し生音がダイレクトで聞こえてくるBNT。

この良さは他には代え難いのは言うまでもないのだけれど
適度に大きい会場での演奏では1つのパッケージとして
完成された音楽という意味の魅力がある。

完成度という意味では会場の大きさ・PAによる
調整以外の部分でも感じることができた。

先日のBNTの感想に「着地失敗に思えた部分が~」とか書きましたが
この日の公演だけ観た人には「ドコが?」と思われそうですね。(笑

1曲目を除いてBNTと同じセットリストでしたが
どの曲もアグレッシブなインプロを放ちながらも
明確な着地点を示すことが出来ている素晴らしい内容。


妄想込みの仮説ですが
会場の大きさ・観客との身体的な距離は
アーティスト側の視点からは演奏以外の部分で
コミュニケーションできる部分が変化するのでは?と思った。

着地失敗の可能性をも含むチャレンジングな事やって
それが本当に着地失敗してしまっても演奏以外の部分で「その意図」を
観客に伝えられる安心感みたいのがあるのではないだろうか?

実際観客としてのボクは「着地失敗と思った」部分を含めて
楽しんでいたし「着地失敗を恐れないチェレンジ」から産まれる
ミラクルを目撃し大興奮していた。

では、オーチャードホールでの演奏はどうであったか?
インプロヴィゼーション満載のステージで会ったことは間違いが無い。
しかし6公演のチャレンジングなステージから産まれた数々のアプローチから
それぞれがいくつかの共通言語を得て安定している。そこからくる完成度。

例を挙げるとBNTでずっと注目していた
NO MYSTERY のピアノソロとその後の展開。
音楽的会話にボクの勝手な妄想の法則があったのだけれど
それ裏付ける内容だったので個人的には大満足である。(笑

レニーのドラムソロの入る部分も混乱はなく
スタンリー・ひろみさんのリズムキープで
音楽素人のボクでも不安感じた要素は皆無。

また 3 WRONG NOTES。チョッ速、w

BNT最終日2ndで時間が無くチョッ速テンポで演奏された。
あの時はネタ的な要素も含んでいたので笑いと驚きに会場が包まれたが
この日はネタ的な部分を感じない音楽として成立する速さに
調整され演奏された。

が、それでもチョッ速であったのは間違いない。(笑

この日は特に巻き進行にしなくてはならない状態では
無かったと思うのでキットBNTでのネタ的チョッ速演奏に
全く崩れることが無かったという部分と音楽的な面白さという部分で
手応えを感じての再演じゃないかなぁ。(←またも妄想。

とにかく交わした会話の分その音楽的話芸は
流ちょうになって行き完成度を増していく。
そして今回の集大成と言えるファイナルで
ビシッと決めてみせるあたりは素晴らしい。

BNTでの公演に比べるとジャケット1枚分フォーマルなライブ内容。
とにかく終始素晴らしい内容で大満足のライブでありました。


しかしソレと同時にフレンドリーな空間が恋しくなり
聴くことが出来なかった他の曲への思いも募る。
もう一曲ぐらい別の曲を聴いてみたかった。
Brain Training とかさっ。

考えてみればアルバム収録曲のほとんどが聴けてしまう
上原ひろみさんのライブ はサービスしすぎなのである。(笑

またこのメンバーでのライブ。スタンリー・バンドとしてのライブを
観る事が出来る機会が訪れる事を楽しみにしたいと思う。

--
このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Bagus日記 [ uzazo's friend blog ] 
感想は人それぞれですがこの方との感想は本当に気が合うなぁ(笑
--
PLACE TO BE...[ uzazo's friend blog ] 
ご自身もピアノを弾かれる方。ピアノの音色について共感しました。


2010.12.03.
STANLEY CLARKE TRIO

with HIROMI & LENNY WHITE

@ Bunkamura ORCHARD HALL



1.I Mean You
2.PARADIGM SHIFT 

3.SAKURA SAKURA 

4.LA CANCION DE SOFIA 

5."DUET" *NO TITLE 

6.TAKE THE COLTRANE 

7.NO MYSTERY 

8.3 WRONG NOTES
EC.UNDER THE BRIDGE (electric base)


I Mean You/Thelonious Monk



上原ひろみ Live Report Index
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コメント

ホント、毎度のことながら
気が合いますね(笑)

>コミュニケーションできる部分が変化するのでは?と思った。

>観客に伝えられる安心感みたいのがあるのではないだろうか?

なるほど!
思わず唸ってしまいました。
そうですよ、絶対。

BN公演中に練れてきた、というのも
あると思いますが、
箱の大きさとの関連性の方が
強いような気がします。


>3 WRONG NOTES。チョッ速

BNの時の「チョッ速」も、あのくらいのテンポだったんですね。
ほぼ倍のテンポですもんね~、あれをいきなりやられたら
ホーンセクションの皆様も驚きますよ。
でも、in4でリズム取るよりもin2で取った方が
曲がオシャレな感じになりますね。


>Brain Training とかさっ。

そ~ですよ~
昨年オケでやったくらいだから
絶対にやると思ってました。
シシリアン・ブルーで弓使ったとこも
観てみたかったです。

yasuさん

どもども。
素晴らしいライブでしたよねぇ。

シシリアン・ブルーも聴きたかったですね。
う~ん挙げればキリがないのですが
またいつかこのトリオでのライブを
観られる事を祈りましょう。


>in4でリズム取るよりもin2で取った方が
あっ全然わからない事が現れた。w
ちょっと勉強してみます。ww

次はソロですね。コチラも楽しみっす。

お久しぶりですv-280

ぽにょもシシリアン・ブルー聴きたかったですv-414
あ!弓が出てきた!と思ったら、違う曲でした(笑)

ぽにょ、ちょうどPAさんの真後ろの席だったのですが、黒人のPAさんと日本人のPAさんが、固い握手を交わして作業してらっしゃいました。
メインのバンドはもちろん、こういうスタッフさんの努力があってライブが成り立ってるんだな~、と当たり前のことですが、感動してしまいましたv-343

ソロも楽しみですねっv-10

ぽにょはその前に仕事で、エレクトーンとのデュオでクリスマスジャズメドレーを披露しなくてはいけないので、気持ちはひろみちゃんで頑張ってきます(笑)
ぽにょの専門はエレクトーンなのに、なぜかピアノになりました・・・v-394

ぽにょさん

どもども。お久しぶりですぅ。
そうですよね。他にも聴きたい曲が沢山ありますよね。

PAさんの活躍。固い握手をかわす程ですから
キットいい仕事をなさっていたんでしょうね。
感動を届けてくれたスタッフさんのも感謝。

クリスマスジャズメドレーっ。
スゴイ。カッコイイじゃないですかっ!
ひろみさん憑依系でクラスターで鍵盤を
ガンガン叩いてください(ちがうか・w)

ぽにょさんのステージの成功をお祈りしております♪

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