STANLEY CLARKE TRIO with HIROMI & LENNY WHITE @ BlueNote TOKYO 11/28 

20101128.jpg


3日目ついにBNT最終日。
2日目も出来心で頑張って並んでしまい体力的に
かなり厳しい感じだったのでちょっとゆっくり目に出発。

自分が頑張れば好きな席に座れるというのは
自制心との戦いを強いられる非常に怖いシステムだ。(笑


感想文を提出いたします。
--
このブログではボクが音楽的な知識が無いので
「思いこみかも~」「妄想かも~」という言葉を多用しています。
今回はいつもより輪を掛けて多く使うかもしれませんがご了承を。

まず1つ思ったこと。
ドラムの Lenny White の事。
初日を見た感じでは実はあまり好みではなかったんです。
もちろん Legend とされているドラマーです。
パワフルでタイトなドラムだとは思いましたし
単純に好みの問題かボクが感じ取る事が出来ていないだけ。
そう思っていました。

どのセットでも1曲目に演奏された ISOTOPE でのソロ。
ひろみさんのピアノとの掛け合いになるのですが
ボクには コール & レスポンス が成立していない気がしていた。

またスタンリーにソロを促されてもかたくなに拒むシーンがあったり
「あれ?ロスト??演奏が止まった???」と思わせるソロもあった。

ただ最終日の今日で印象は一変しました。
ISOTOPE でのピアノとの掛け合いが見事に成立するどころか
1回1回のやりとりで明確に展開していく様を感じ取る事が
できる素晴らしいプレイ。

ISOTOPEが終わると スタンリー も ひろみさん も
レニーに称賛の拍手を送る程の素晴らしい内容。
これは妄想ではなく間違い無い出来事でした。

で、前述の「あれ?演奏が止まった???」と思わせるシーン。
これはこの日もあったのですが、
コレってもしかしたら鳴らしていないだけで
正確にリズムがキープされていてその上で
歌っているという構造なのかっ!と思わされました。

つまり聴き手側が鳴っていないリズムを感じ続けていないと
素晴らしさがわからないという高尚なレヴェルで展開している?

もちろん途中からリズムを大幅に変えたり
根底に鳴らしてるリズムを消してソロをするドラマーはいます。
レニーの場合はソロ突入直後から
リズムの提示を辞める場合がある。という事?
素人のボクは「演奏が止まった」と思ってしまったが
その根底の鳴っていないリズムは観客がキープする。?

これは 思いこみかもしれませんがそんな風に思いました。

この事に気がついたのはドラムソロの際に
スタンリーとひろみさんが1ループ毎に音を入れていたからです。
初日・2日目ももちろん音を入れていたのですが
最終日では素人のボクでも明確にリズムがキープできる程、
頻繁に入れていた気がします。
まぁ気のせいかもしれませんが。

レニーの事についてはまた後ほど。


ボク、「ソロ中に○○のフレーズが入っていた」というのは
あまり書かないんですが(というか書けないw)
今日はチョロッと触れます。

2日目のセカンドセット。スタンリーのベースソロで
「Song for My Father」が取り入れられる。
チョロッとフレーズが入るレヴェルではなく
ガッツリ1コーラス。コレがまた見事な歌いっぷりで
ひろみさんも「おぉ~」とリアクション。

で、今日ピアノソロで「Song for My Father」。
1日またいでのレスポンスである。(笑

レコーディングから始まって海外での公演。
スタンリーとのトリオ。ディオ。バンド。と
たくさんの会話(音楽的な意味で)を交わして来たのだろう。
常にチャレンジングな演奏をしているバンドでは
それぞれから次々にアイディアが産まれ
楽曲にいろいろな表情が産まれてくる。

「Song for My Father」は
一番わかりやすい部分の1つであって
回を重ねる毎に当たらしい会話が産まれていく。
そんな妄想を繰り広げました。

久々にソロに取り入れられた曲について
触れたので他に印象的だった事も。

スタンリーのベースソロで
Smoke on the Water が現れる。
コレ2日目では「気のせい?」って思うほど
サラリと登場したのだけれど
最終日では思いっきり
「デッデッデー デッデッデデ~
 デッデッデー デ~デデ~ッ」と。
スタンリーもやり過ぎたと思ったのか
声を出して笑い 中断。別のソロを弾き直す。
ひろみさんは I've Got Rhythm を織り交ぜていました。


とか何とか思い出しながら書いてたら
スゴイ長さになりましたが
ココカラが感想の本編です。(笑



2nd set。NO MYSTERY。

詳しくは初日・2日目の感想で妄想として
書いた内容を参照していただきたいのですが
ピアノソロの直前、あのフレーズが再びです。

初日の2nd setのピアノソロで ひろみさんが
繰り出したラテン系の劇熱フレーズ。

2日目1stでピアノソロの途中にスタンリーが
同様にこのフレーズ弾き促して再現された超絶展開。
アレがもう一度聴けるなんて最高ですっ!

っが、この時点では昨日の妄想感想が
「本当にただの妄想だったのでは?」という気がしてきた。
インプロ満載で毎回違う演奏とはいえ大きな方向性として
ラテン系展開とタイト系展開があるのかなぁ?と。

ただ初日は例外として(ボクが気がつかなかっただけかも)
スタンリーがあのフレーズを切り出したタイミングは明らかに違う。
--
2日目1st・ピアノソロに突入後→ひろみさん笑いラテン進行。
3日目2nd・ピアノソロに入る前→ひろみさん笑いラテン進行。
--
産まれたミラクルを翌日に「アレでもう一っちょ行こうぜ」
という展開を妄想し感動していたので
「実際の所どうなんだろう?」とちょっと気になったが
そんな事を考えていては楽しめない。

劇熱展開が確定なのでその事は置いておいて
ノリノリで盛り上がる。盛り上がらない訳が無い。

ココでレニー。何とっ!ソロを要求します。

これは妄想ではありません。目の前で見たので。
スタンリーにかなり大きな声で要求。
スタンリーも「おっマジでっ」ってな感じで
ベースごとドラムの方に向き直りドラムソロ。
コレがまたスゴイ。
「あまり好みではない」なんて思っててスミマセン。

で、演奏終了と同時に
スタンリーがひろみさんを指差し笑う。
ひろみさんがそれに応えてスタンリーを
指さしながらお腹を抱えて笑う。

妄想劇場が始まりますよ。
--
スタンリー「今日も劇アツ展開にもっていったなっ!」
ひろみ  「スタンリーがやれって言ったんじゃんっ!」
--
もちろん妄想です。(笑

でも、もうボクの解釈はコレで確定。(爆笑
本人に確認する以外真相はわからないですから
ボクの好きな物語を作ってもいいよね。(ダメデスカ?w)




話が変わります。

2日目の2ndにスタッフがステージに上がって
メモ書きをスタンリーの足下に置き「押しています。」と。
最終日はひろみさんを通してやはり「押しています。」

これはスタンリーとひろみさん・レニーの
インプロセッションの時間が長くなっての事。
これは憶測ですがセットリスト自体は
全く変わっていないし、どの回も後ろに
アコースティックとエレキのベースが
スタンバイされていたので押なかった回のアンコールのみ
「UNDER THE BRIDGE」という事だったんだと思います。


特に3日目の2ndはかなり押し押しの模様。
UNDER THE BRIDGEは当然カット。

アンコール 3 WRONG NOTES

かなり押し押しだったようで巻きで進行します。

この曲は頭にカウントを取らずスタンリーが一度テーマを弾き
それがカウントになりスタートするのですが劇裂速いのです。(w


巻き進行を曲の速さで調節するってwww


1.8倍ぐらいの速さじゃないかな?とにかく尋常ではない速さ。

ひろみさんとレニーはニヤリっとして曲がスタート。
もう流石ですよね。驚愕の速さでも涼しい顔で進行。

で、この曲ゲストでホーンの方が4名参加しているんです。
このペースで曲がスタートしたときのホーンリーダーの
「ちょっwまじかw」の表情が印象的でした。(笑

曲の進行としてはホーンのソロが最初に来ます。

ホーンのソロが近づくにつれ
スタンリーとひろみさんがニヤニヤ。
レニーは目を閉じております。基本閉じています。w

ホーンソロに突入。「ワォッ」です。
指が転ぶ事もなくむしろイキイキと吹いているじゃありませんかっ。
スタンリーも肩をすくめ「やるじゃん」的な笑み。(妄想
ひろみさんもニコニコソロを見守っている。

まぁこのステージに立っている訳ですから
ただ者では無いと思っていましたが素晴らしかった。
(実際ただ者では無いらしいですよ。バトルジャズという
 アグレッシブなバンド名のメンバーの方もいたそうです。)

その後の ひろみさん のソロも激烈でした。
音を間引いてお茶を濁す訳が無い。
それどころかひろみさんがよく繰り出す
同じ音を2音ずつ弾く高速パッセージを織り込む。
あの高速テンポでも全く崩れないんだから恐ろしい。

もちろんスタンリーもニコニコ高速ソロ。
ホントこのバンドはどうなっているんだ。と。(笑

3 WRONG NOTES ではレニーのソロも
最初から組み込まれていますがコレ輝いていました。
レニーが最も得意(好き)なのはもしかしたら
アップテンポなんじゃないかなぁ。

曲終わりのホーンとバンドのユニゾンも
この上ないと言うほどバチッと決まり
客席もメンバーもガッツポーズで幕を閉じました。


こうして書いた物を改めて読むと
「憶測」と「妄想」がほとんどですね。(笑
ってか今まで書いてきた他の感想もそうか(爆死

でも、ボクの妄想のファンタジーだとしても
この3日間の公演は素敵な物語として記憶に残ると思います。


まぁ少しづつでも確信をもった
感想を書けるようになりたい物です。(笑


STANLEY CLARKE TRIO
with HIROMI & LENNY WHITE
@ BlueNote TOKYO

11.28.sun.
 [1st] Open4:30p.m. Start6:00p.m.
 [2nd] Open8:00p.m. Start8:45p.m.

--1st set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
EC.3 WRONG NOTES

--2nd set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
EC.3 WRONG NOTES

--member--
Stanley Clarke(b)
Hiromi(p)
Lenny White(ds)

Yusuke Nakano(tp)
Masaaki Ikeda(tb)
Toshimichi Imao(sax)
Osamu Yoshida(sax)



上原ひろみ Live Report Index
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コメント

全公演観た方ならではの感想が楽しいです!

特に、レニー・ホワイトがソロを要求するあたり。
振られても断っていた人が、自ら希望したわけですから
相当スゴいものが聴けたのでは?

3 WRONG NOTESのチョッ早バージョンも
聴いてみたかったです。
初日で既に「CDよりかなり早い」と思いましたが
それよりもアップテンポだったということですよね。
きちんと付いて行ったホーンセクションの方々に
拍手です。

yasuさん

まぁボクの妄想ファンタジーなのかもしれませんが
こんな楽しみ方があってもいいですよね。(笑

レニーはホントに最終日は恐ろしい出来でした。
他の日(特に初日の1st)はボクが感じ取れなかっただけで
レヴェルの高い高尚なプレイだった可能性が高まったなぁ。という。(笑

3 WRONG NOTESのチョッ早バージョンはもうネタですね。
CDとか他のセットと比べるまでもなく
初めて聴く人でも明らかに速すぎる。(笑
この速すぎるリズムでズルズルグダグダになったら
ただネタとして笑うだけですが
演奏の質は全く下がらないので単なるネタに終わらない
という凄さがありました。

ホーンセクションほんと格好良かった。
yasuさんご指摘の通り初日の1stは
緊張感みなぎっているように感じましたが
それ以外のセットはさすがっという感じでした。

フルセットライブ楽しみっす。

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