STANLEY CLARKE TRIO with HIROMI & LENNY WHITE @ BlueNote TOKYO 11/26 

20101126.jpg

さて待望の STANLEY CLARKE TRIO 初日。

平日公演と言うこともあってセミニート生活のボクは
気合いを入れて並んでみましたよ。(笑


感想文を提出いたします。
--
このバンドはいわゆるストレートジャズと言っていいのでしょうか?
まぁそれをストレートではないメンバーで(笑
演奏するというのが見所の公演だと思います。

テーマ → ソロ → インタールード → ソロ
といった感じで進行していく自由度の高いスタイル。

レジェンドの遊び心溢れるプレイを楽しむ。
アイディア溢れるチャレンジングな演奏に
「着地失敗もまたオモシロイ。」というのは
レジェンドに許された特権だと思う。

実際演奏中に笑いがこぼれるシーンもちらほら。
観ている僕自身も何度も笑ってしまったので
アーティスト同士の会話の内容を
少しは理解出来たのかなぁ。などと思ってしまった。


に、してもだ。
「ちょっと着地失敗が多すぎじゃね?」と
感じたのはボクだけだったのでしょうか?(笑

まぁそのこと自体を楽しめばいいのでしょうが
ボクがお子様なのか所々「ウ~ン」と思ってしまった。

1stでそんな感想を持っていたからかもしれないが
2ndの1曲目「ISOTOPE」の前半は
グシャリと潰れてしまっているような印象。

この時点では
「あぁ今日は1stの方がいい出来なのかな」
と思っていました。

ココで明確に思った事。
「ファンの痛い思いこみ」と突っ込まれるかもしれないが
上原ひろみさんのプレイは100点だ。

レジェンド2人が気負わず遊ぶ様な演奏・音に対し
明確な正解を導き出そうと全力で挑む。
このバンドメンバーのキャリアからすれば
当たり前の姿勢かもしれないが
実際今日の公演では ひろみさんのその姿勢が
ライブ全体を救っていたような気がする。

上記2ndの1曲目「ISOTOPE」を
立て直したのは ひろみさんだと思う。

STANLEY CLARKEとひろみさんの
インプロヴィゼーションバトル
『"DUET" *NO TITLE 』。
ここでのレスポンスの速さと明確なビジョンは圧巻。

それに続くStanley ClarkeとLenny Whiteの
『TAKE THE COLTRANE』。場数を踏んでいる2人だけあって
安心して聴くことができた。


そんな展開の中ミラクルが起きる。

2ndの『NO MYSTERY』。
ひろみさんのソロパートで繰り出されたラテン系のフレーズ。
これが激烈熱いフレーズで会場がドンドン沸騰していく。
Stanley Clarkeも立ち上がり最終的にはステップを踏み始める。

続くStanley Clarke自身のソロパート。
アドリブで繰り出されるメロディに
ひろみさんのソロパートで披露された
ラテン系のフレーズがさらりと織り込まれる。

即座にひろみさんが反応し笑みがこぼれシンクロしていく。
その流れをLENNY WHITEも見逃さない。

1曲の間にインプロヴィゼーションで産まれたアイディアが
次のプレーヤーに引き継がれ発展し展開していく。

まさにミラクルである。

この瞬間が訪れる可能性があるなら
数々の着地失敗も魅力の一部。

このミラクルがライブ全体の印象をガラリと変えた。


着地失敗といえば2ndの『SAKURA SAKURA』
明らかな曲終わりにLENNY WHITEがシンバルを叩き続ける。
2人の顔に「???」の表情が浮かぶ。

これシンバルでリズム切っているだけなので
わかりづらかったけど『SAKURA SAKURA』の
主旋律だったんですよね。

ココカラはボクの勝手な妄想ですが

このシーンでLENNY WHITE はどちらかにメロディを
乗せて欲しかったんじゃないかな?(笑

ただどちらも反応しなかったと言うことは
ライブ中にひらめいたアイディアを
即実践したということなんだと思うのです。

こういうチャレンジの繰り返しの中から
ミラクルが産まれるのであればウエルカム。

あと2日間。
どんなミラクルの瞬間に立ち会えるか楽しみである。

--
ミラクル。といえば終演後、
不意に友人に声を掛けていただきました。
ウレシイサプライズもあまりに驚きすぎてオロオロ。
自分のキモの小ささを再確認してしまいました。(笑


--
このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Bagus日記 [ uzazo's friend blog ]
感想は人それぞれですがこの方との感想は本当に気が合うなぁ(笑

STANLEY CLARKE TRIO
with HIROMI & LENNY WHITE
@ BlueNote TOKYO

11.26fri.
 [1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m.
 [2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m.

--1st set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.BLACK NARCISSUS
8.NO MYSTERY
9.3 WRONG NOTES

--2nd set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
8.3 WRONG NOTES
EC.UNDER THE BRIDGE

--member--
Stanley Clarke(b)
Hiromi(p)
Lenny White(ds)

Yusuke Nakano(tp)
Masaaki Ikeda(tb)
Mitsuru Kanekuni(sax)
Osamu Yoshida(sax)



上原ひろみ Live Report Index
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コメント

昨日は突然スミマセンでしたw
でも嬉しかったですよー。
ニコニコしながら帰りました。


ライブですけど、触れられている通り、

>「ちょっと着地失敗が多すぎじゃね?」

>立て直したのは ひろみさんだと思う。

に同感!です。

『SAKURA SAKURA』も「ここで終わっちゃうの?」と
思いました。

僕が「ひろみさんサスガ!」と思ったのは
NO MYSTERYで、管のプレーヤーの固さが
客席にも伝染してるなーと思ったところを
渾身のソロで流れを変えたところですね。

今後、どんどん練れていくんでしょうね~
僕は次のオーチャードを楽しみにすることにします。

今日と明日のBNレポ、楽しみにしてます!

いやいやこちらこそオロオロしてしまいまして。(笑

着地問題。
そう感じたのボクだけじゃ無かったですね。w
たしか何かの雑誌でレコーディングの時の様子を語っていましたが
あまりリハをせずテイクも重ねていないみたいな事いってましたよね。

ライブも回数を重ねる事で組み立てていく感じなのかなぁ、と感じました。
故にセットリストも固定でやる。
連続で見たとしても絶対同じ印象にならない。
そんな風に感じました。

お笑いで例えると「ガキの使い」のフリートークみたいな。w

他の曲も聴きたい気持ちは山々でしたが
次回フルセットライブのお楽しみですよね。

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