上原ひろみ × 熊谷和徳 @ Blue Note TOKYO 4/27  

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上原ひろみを通して見る熊谷和徳、
熊谷和徳を通して見る上原ひろみ。

最高のパフォーマンスに新しい視点が
加わる事でさらに新しい魅力が見えてくる。


感想文を提出いたします。
--
ピアノとタップの違いはあっても二人には同じにおいを感じる。
お互いにその可能性の最大化を目指し
いろいろな意味での限界点を突破するかのような
パフォーマンスを毎回見せてくれる。

魂に突き刺さる音楽。
その音楽を生み出す動きは
とても美しく感動的。

本当に素晴らしいステージでした。

Thelonious Monk / I Mean You から幕を開けるステージ。
この曲は昨年末の STANLEY CLARKE TRIO での公演最終日
1曲目に披露された曲と同じという事もあって個人的には感慨深い

以前、上原ひろみさんのソロピアノは
「突き抜けた感がある」と書きました。
ライブでは最高のパフォーマンスを連続で目撃していた。

しかし今回、ソロライブでも披露されていた楽曲は
熊谷さんの歌うスペースを作る事で新たな印象に。
特に BERN BABY, BERN などの導入部は
全く新しい楽曲のように生まれ変わった事に驚かされる。

熊谷さんのタップの魅力を最大化するように
歌うスペースを作り出す上原ひろみさんのピアノ。
上原ひろみさんのピアノを加速させるように
支え続ける熊谷さんのタップ。

もちろんそれぞれの活動でも最高のパフォーマンスを
見せてくれているのは間違いないと思うのだけれど
二人が関わる事で産まれる化学反応は
他のそれとは別次元にあるように思える。

繰り返しセッションする事でどんどんと進化しているので
当然初回公演から披露されていた SPAIN などは
恐ろしいほどの完成度になっていた。

また定番となりつつあるもう一曲。
RHAPSODY IN BLUE のスケール感は圧巻としか言えません。
ピアノコンチェルト(?)として有名なこの曲。
元の楽曲のキメの部分非常に効果的に作用していて
この二人のコラボにピッタリのナンバーだと思います。
ピアノとタップというミニマムな構成で生み出すグルーブは
オケと比べてもヒケをとらない程の大迫力だと思います。

回数を重ねたことでお互いの追い詰め方(wもちろん良い意味で)
熟知した上でさらに いなす術 まで心得ている感じで(笑
ホントに楽しいライブになりました。
いつかまたお二人のコラボを観る事ができると期待しています。


ライブ映像として残されているパフォーマンスは
もちろん素晴らしいのですがタップの音の
ゴッゴッという低音部がかなりカットされてしまうんですよね。
(わざとカットしているのかしら?)
それはそれで軽やかな印象の別の味わいがあるのですが
会場での迫力がそのまま感じ取れるような音源として
このお二人のタイトルでCDとか作って欲しいです。
(DVDでもいいんですがとにかく熊谷さんのタップの音の迫力が
 再現率の高いコンテンツという意味で)


今回全セットで披露された
熊谷さんのソロナンバー“TOUHOKU”
東北での日常の生活・祭り・四季 etc…
そして力強さなどいろいろなイメージが
次々と脳裏に浮かぶ素晴らしいパフォーマンスでした。

初日のパフォーマンスでは観客にリズムキープを促し
会場が割れんばかりのグルーブを生み出した
インプロビゼーションが最終日には
「祈り」に変わっていたように感じた。

急遽決定しCOTTON CLUBからスタートした一連の公演。
全18セットを全力で駆け抜ける姿を見せてくれた上原ひろみさん。
そして4日間 全8セットを体力の限界まで歌い続けてくれた熊谷和徳さん。
ボクはいくつかの公演にしか観に行く事ができませんでしたが
改めて感謝の拍手を送りたいと思います。


今回のライブを通じて感じたライブ以外の感想を
追記として書いていますのでおヒマで興味のあるかた
いましたら最下部から


--
このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Hoofin' Is My Music Dance 4 Freedom
熊谷和徳さんのオフィシャルブログ。
--
Bagus日記 [ uzazo's friend blog ] 
神の足技を間近でご覧になったそうです。
--
ヒッソリ私信:キムさん thank youです♪


2011 4.27.
HIROMI UEHARA ×
KAZUNORI KUMAGAI
@Blue Note TOKYO

 [1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m.
 [2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m.

1ST
1. I MEAN YOU
2. SAKURA
3. BERN BABY, BERN
4. HAZE
5. TOUHOKU
6. SPAIN
EC. LEARN ON ME

2ND
1. BRAIN TRAINING
2. PLACE TO BE
3. TOUHOKU
4. 上を向いて歩こう
5. RHAPSODY IN BLUE
EC.WHAT A WONDERFUL WORLD



上原ひろみ Live Report Index

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上原ひろみ × 熊谷和徳 @ Blue Note TOKYO 4/24 

20110424.jpg
先日のコットンクラブの公演に続いて
上原ひろみさんと熊谷和徳さんの
ブルーノート公演、初日を見てきました。

一般にチケット発売された公演での
お二人の初コラボは2006年
あの時の何が起こるのかわからない
緊張感は未だに忘れられない。

その後東京JAZZシアターコクーンでの公演と
回を重ねる毎にいい意味で洗練されてきた印象。
しかも確か今年前半にはお二人で海外公演を
連続でしていたハズなので
(オフィシャルのスケジュールは消えちゃってますね。)
さらなる進化を期待マンマンで観に行きました。

そして期待以上の内容でした。

これはコクーンでの公演の時にも既に感じた事ですが
お互いの引き出し方を充分理解した上でのセッションに感じました。

前述した2006年時の完全ガチンコ勝負という感じが漂う
ヒリヒリとした緊張感は無くなったと言っていいと思います。
この「ヒリヒリ感」は初期のみのミラクルであって
回数を重ねる毎にお互いの関わり方が育っていくのは必然ですし
その分ステージのクオリティは格段に上がっていると思いました。

個人的に感じたのは主導権の受け渡しが
以前より明確に感じられたような気がします。

東京JAZZでは整理された印象がありましたし
初めて見たときより格段にクオリティが上がったと感じました。
ただそれでもどちらがリードしているのか見失うと
ちょっと乱れていると感じた部分もあったのですが
「タップとピアノのインプロではソレもやむなし。
 そもそも観客である自分がリードしてる側を見失ったせい」
と、余裕で許容範囲と判断していたのですが
今回はそういった事は全く感じる事がありませんでした。

そしてリードしている側が明確にわかる様になった事で
ユニゾン部分やインプロパートなども明確化されるので
グッと精度も格段に上がって感じる、というか
2人のユニットの精度全体が底上げされたという事なのかなぁと。
(気のせいかな?他の方がどう感じたのか気になる所)

まぁそういった細かな事は置いておいても
今回も素晴らしい内容であったことは間違い無いと思います。

そもそもお二人ともそれぞれにいろんな形での
コラボをなさっていますしピアノとタップの違いがあれど
プレイスタイルに同じニオイを感じますから
相性は間違いなくイイと思います。

この公演はもう一度みる機会があるので今日はこの辺で。

--
追記
この日の 1st set 終了後BNTスタッフの方がステージに。
何が起こったのかわからないひろみさんはオロオロ。
「もぉ~段取り悪いんだからぁ」と熊谷さん。

熊谷さんがサプライズで用意した
グラミー賞受賞のお祝いがありました。
改めて一緒にお祝いできたのは嬉しかったです。

っつか上原ひろみさんの話題ばかり書いているのに
グラミー賞について触れていなかったような気が…(アセッ
「ホントにおめでとうございますっ!」

2011 4.24.
HIROMI UEHARA ×
KAZUNORI KUMAGAI
@Blue Note TOKYO

 [1st] Open4:30p.m. Start6:00p.m.
 [2nd] Open8:00p.m. Start8:45p.m.

1ST
1. I MEAN YOU
2. SAKURA
3. BERN BABY, BERN
4. HAZE
5. TOUHOKU
6. SPAIN
EC. LEARN ON ME

2ND
1. BRAIN TRAINING
2. PLACE TO BE
3. TOUHOKU
4. 上を向いて歩こう
5. RHAPSODY IN BLUE
EC.WHAT A WONDERFUL WORLD



上原ひろみ Live Report Index





2011.04.20.上原ひろみさんのテレビ出演。 

録画しましたが気になって結局
O.A.もチェックしちゃいました。w

普段は過疎ブログなのですが
昨日は上原ひろみさん出演時間の直後に
カウンターが回っていました。
やっぱTVの力ってスゴイですね。

「笑っていいとも!」10年ぶりぐらいに見ました。
生放送で幅広い視聴者層であることを考えると
あまり突っ込んだ内容にはならないだろうなぁ、と
正直あまり期待していなかったのですが…

ちょっ!ピアノがあるじゃないですかっ!

トークの方も新しい内容ではありませんでしたが
タモリさんのJAZZ好きの面を存分に発揮してくれてw
見ているボクも非常に楽しかったです。

大満足でした。

司会者によってはトーク部分を見ていると
つらくなってきたりする事もありまからねぇ…
「とく○ネ!」の小ぐr…ゴホッゴホッ ゴホンッ…なんでもないです。w



検索で踏んでいただいた方向けに

今日、登場時に持ってきたポスターの
新譜はトリオでの演奏が収録された「ヴォイス」です。
非常に素晴らしいアルバムだと思います。オススメ。

オフィシャルで公開されているPV

スタジオで生演奏されたI've Got Rhythmが収録されているのは
ビヨンド・スタンダード(通常盤)」です。
こちらはスタンダード曲を上原ひろみさんの
独自解釈で再構成・演奏されたアルバム。
I've Got Rhythm はピアノソロで収録されていますが
ギターの入ったバンドでのアルバムなので
今日の演奏の印象で購入すると少し驚いてしまうかもしれません。

上原ひろみさんのオススメを聞かれると
様々なアプローチの作品があるのでいつも困ってしまうのですが
今日の放送を見て気に入って1枚のCDを買うのであれば
プレイス・トゥ・ビー」を激しくオススメします。
ピアノソロアルバムですが本当に素晴らしい。

そしてやっぱり「演奏している姿」の凄さってあると思うんですよ。
その意味ではブルーノートNYのピアノソロ公演を収録した
上原ひろみ ソロピアノ ライヴ・アット・ブルーノート・ニューヨーク [DVD]
も素晴らしい内容です。

オフィシャルで公開されているPV

以上、上原ひろみ布教活動でした。(笑

--
追記。
あっ「教科書にのせたい!」も、もちろん見ましたよ。
楽しく拝見したのですが2時間の番組だったので
激しく期待していたのですが物足りないというか…
「もっと時間を割いて欲しいっ!」なんて思うのは
ファンのワガママなんでしょうね。(笑

ホントに教科書にのせて欲しいですね。w







HIROMI UEHARA Solo Piano @ COTTON CLUB 4/17 

COTTON CLUB 公演の最終日に行ってきました。

ボクの思い出日記という事で数年後読み返せるように
個人的に思った事などをいろいろ書いておこうと思います。


いきなり全然関係の無い話題です。(笑

みなさん「お花見」されたでしょうか?
ボクはそもそも ひきこもり ですし、友達もいないので
例年シートを広げるような「お花見」などには縁がありません。
ただ近所に400mを越え桜が咲く道があるので
毎年さくらの時期になると散歩したりしています。

その意味でボクは今年もお花見をしました。

震災後に花見の自粛に関して物議がありましたね。
ボクは人に制限を加えるような風潮はキライです。
経済的な縮小は日本の為にならないとも思います。
被災地の酒造メーカーからの動画が話題にもなりました。

しかし個人的には他人のドンチャン騒ぎする姿など
見たくない気分だったのも事実でして
花見の自粛を語った思いに「一定の」理解はできます。

ただボクの個人的な想いとしては

「今年は本当の意味での花見をしようじゃないか」

という呼びかけであったら良かったのに、と思いました。

一斉に花開きあっという間に散ってしまう さくら。
さくら からすれば勝手に咲いて勝手に散っているだけなのに
そこから僕らは何かを感じとってしまう。
それ故に人は集い さくら の下で語らう。

単純に春の訪れの象徴として。
新しい仲間との出会いや旧友との再会。
満開に咲く花に生命力を感じたり
あっという間に散ってしまう姿に儚さを感じたり。

それが本来のお花見なのではないかなぁ。

その意味では「お祭り」も同じ事だと思います。
祭りには人々の願いや祈りが込められている。

そう考えれば今こそ「本当の意味」での
「お花見」や「お祭り」が必要だと思います。

そして「お花見」や「お祭り」を通じて
「本当の意味」について考える事が出来れば
他の事でも自ずと何をすべきか
見えてくるのではないでしょうか?


話は戻ります。

今回急遽決まった上原ひろみさんの日本での公演。

COTTON CLUBでは
震災以降、出演者のキャンセルが相次ぎ
3月、10日間しか営業出来なかったそうだ。
今回はその空きが出来た公演日に上原ひろみさんが
名乗りを上げ今回の公演が決定したとの事。
全公演の出演料は全額寄付される。
 
「いろいろ考えたけど自分にはピアノを弾くことしか
 出来ないので今日はピアノを弾きに来ました。」

と語りスタートした5日間10セット。
ボクは全てに参加することは出来ませんでしたが
「本当にありがとう」という気持ちになりました。

これまでの感想で「また進化している」と書きました。
これは間違いない事だと思います。きっと今後も。

今まで 上原ひろみさん の公演はいろいろ見てきましたが
1度だってガッカリしたことはありません。
ただ回数を重ねるたび、毎回感想を書くにあたって
小さな違いを見つけて書いてきたように思います。

いつだって見るたびに進化した姿を見せてくれたし
その中でも神がかり的なライブに遭遇したり。

ただソロ・アルバム発売以降、ソロピアノでのライブは
それまで以上に驚かされ続けた期間であったのも事実。

何かの記事で読んだのですがJAZZピアニストが
ピアノ・ソロのフルアルバムを作るのは
大御所と呼ばれる様になってからが多く
若い人はあまり作らないのだそうです。

アルバム1枚をソロで持たせるのは
なかなか難しい事である事は
音楽の知識が無くても想像できます。

当然ソロでのライブも。
一人で道を切り開いていかなければ
ならない状況がいかに困難であるか、
また体力的にも非常に厳しい事の想像もできます。

そんな過酷な状況を一音入魂で望みつづけた事で
ピアニストとして急速に進化するのは必然。

今回のCOTTON CLUBの公演。
ボクが見た全公演、ホントに素晴らしくて
ピアノ・ソロでの公演に関しては
しばらく書くことが無いような気がします。
ボクが観る事が出来なかった公演も
きっと素晴らしかったハズです。

もう既に1つの高みを突き抜けてしまっているように思います。



それでも感想書くんですけどね。(笑


感想文を提出いたします。
--
COTTON CLUBの公演。最終日。

この日も本当に素晴らしい公演になりました。
前回「分解と再構築」なんて書き方をしましたが
Haze 以外の曲は全て曲の冒頭に
新しいアイディアが入れられていました。

The Tom and Jerry Show や I've Got Rhythm
などは今までも驚くほど変化し続けていた部分ですし
ソロ公演では他の曲にも見られていたアプローチです。

ただ振り幅が大きくなったなぁと感じました。
何の曲かわからない程変化しているのに
散りばめられている音でキッチリと何の曲か暗示させている。
逆かな?構成音を押さえながら別の曲かと思わせる程の変化?

これはインプロパートにも同じ事を感じました。
「必ず曲に帰着できる自信」とでもいうのでしょうか
「どこまで行っても大丈夫だ。どこまでも行ってやる。」
という感じを受けました。

もちろんひろみさん自身の楽曲として
守るべき部分はキッチリと守られているのだけれど
複数の進行がレイヤー上になっていて
高速で行き来しているようなソロは圧巻でした。

って読み返したらこれはライブ全体の感想ですね。w


最終日の感想を書きます。(アセッ

ちなみにこの日はBQEで拍子木を外し忘れ
演奏を始めてからパコッと。(笑
演奏的には問題なくつながっていたのですが
笑いが起きていました。スミマセン些末な事です。w

MCに関して。
「急な“招集”にこんな沢山集まって頂いて」は笑いました。
が、しかしMC全体として見ると何気に
上原ひろみさんの言葉選びが
非常に慎重で絶妙だと思いました。

各回で多少の言い回しに違いがありましたが
伝えたい想いはキッチリ伝えながらも
「少しでも元気を」という事に矛盾しない言葉選び。

ボクが観た回の中では最終日の2nd set だけ
ちょっと違いがありました。
Choux a la Creme の演奏空け
「楽しいですねぇ あぁ楽しいなぁ…
 心の底から楽しい瞬間を見つけるのが難しい状況ですが
 少しでも元気を持って帰ってもらいたい。」
泣き笑いの表情で語る上原ひろみさんの言葉に
オジサンつい泣いてしまいましたよ。
いま思い出して書いている時点でウルウルしてるし。w

そしてその後に披露された Place To Be。
この日以外(のボクの見た回)ではちょっとリズムを
跳ねた感じにしたやや楽しげな演奏をされていたと思います。
これは「今の想い」やライブの構成を考えての事だと思います。
この曲でこのアレンジはとても大胆で驚きましたが
素晴らしいアレンジだったと思います。

ただ最終日は元のアレンジと同じ情感たっぷりの演奏でした。
会場のあちこちからすすり泣く声が聞こえて来ました。
もちろんオジサン(ボク)も涙ボロボロでした。

元気を出そうってみんなで集まったけど
泣きたい時は泣いたっていいよね。
ってか思いっきり泣こうぜ。
(あっコレ↑はボクの心の声です。w)

あとセットリストもMC同様に「今ココで演奏する事」を
慎重に考えられた絶妙なセットリストだったと思います。
特に特筆したいのは各セットのアンコールです。

1stのアンコール“Lean on me”
前回のエントリーでこの曲には触れましたが
非常に絶妙な選曲だったと思います。
--
  つらい時にはボクを頼ってくれていいんだよ
  いつかボクだって誰かの手をかりたい時が来るから
  だから、今は遠慮無くボクを呼んでくれればいい
--
検索で訳詞を探していて最も好きな訳を見つけたので
訳者の方の許可をいただき前回のエントリー
訳詞全文を転載していますので気になる方はを是非に。

2ndのアンコール“上を向いて歩こう”
この曲の説明の必要は無いと思います。

この曲は震災直後のラジオ出演された時にも演奏されました。
この時いろんな環境があったと思いますが
被災された方の一人でも多くに届いて欲しいと
心から想いながら聴いた記憶があります。

静かに寄り添うように歌い始め
次第に背中を後押しするかのように力強い演奏へ。

各セットのアンコールで披露された
“Lean on me”と“上を向いて歩こう”は
今の時期、この場所に必要な音楽だったし
このライブ全体のメッセージをしっかりと心に届けてくれた。

最終日2nd set全ての演奏が終わり
「ありがとう」の言葉に続きコブシを突き上げ
「ガンバロー」と。そして
「オー」というオーディエンス。

シンプルながらも力強いコールアンドレスポンス。

そして最後の最後。
再度アンコールに応えて
“Green Tea Farm” が披露された。

そして曲間には
「兎 追いし かの山 小鮒 釣りし かの川 ~」
“ふるさと”がフルコーラスで折り込まれた。
この曲にまず皆自分の ふるさと を想いを馳せた事だろう。

そして上原ひろみさんがアメリカから
故郷の静岡を思って書かれた“Green Tea Farm” に
“ふるさと”が折り込まれた事で
みんな「日本」に想いを馳せたのではないだろうか。

“Green Tea Farm” の歌詞
「ありがとう ありがとう 本当にありがとう」

演奏が終わるとひろみさんからもオーディエンスからも
「ありがとう」の声が会場に溢れていた。

今回の全公演を通しての素晴らしい締めくくりだったと思う。


--
このブログでは何度も書いていますが
ライブは人それぞれの楽しみ方があると思う。
他の人の楽しみ方に意見をしたくは無い。

ただあくまでも「個人的に」という前提で

言葉は悪いけれど過去のライブ体験で何度か
「これはただの ドンチャン騒ぎ じゃないか?」
と思う状況を経験した事もあった。

しかし今回の公演はどの回も
非常に良い雰囲気に溢れていた。

みんなが元気をもらい
みんなが今の状況に想いを馳せ
みんなで何かを共有した。

このライブは
「本当の意味でのお祭り」だったと思います。

上原ひろみさんにはもちろんの事
同じ空間を共有した他のお客さんにも
「ありがとう ありがとう 本当にありがとう」

--
関東では既に さくら は散ってしまいました。

しかし私たちは来年も再来年も
また さくら が満開に咲くことを知っています。

そして花の散ってしまった桜の木には
既に青々とした葉が付いています。

非常に当たり前の事です。

それでもやはりボクはそこから
何かを感じとろうとしてしまう。


--
蛇足ですが「いまボクが出来ること」として
参加した全公演で僅かながらではありますが
義援金を送らせて頂きました。
今後も芝居やライブなど「本当の意味でのお祭り」のたびに
いつも以上に日本に想いを馳せ義援金を送る事に決めました。
これは会場に募金箱が設置されなくなっても続けるつもりです。

復興への道のりはとても長く、時間もかかると思います。
粘り強く復興を支え ふるさと 日本を守るために必要なのは
自粛ではなく「本当の意味での」お祭り。
そして可能な限りの日常を謳歌する努力だとボクは思っています。

激烈長い駄文を最後までお付き合いいただいた方ありがとうございました。


2011.04.17.
HIROMI UEHARA Solo Piano
@ COTTON CLUB

Showtimes : 5:00pm & 8:00pm
--
1st
1. Old Castle,by the river,
    in the middle of forest
2. Cape Cod Chips
3. SAKURA SAKURA
4. BQE
5. Haze
6. I've Got Rhythm
EC. Lean on me

--
2nd
1. Desert On The Moon
2. Choux a la Creme
3. Place To Be
4. Deja vu
5. Haze
6. The Tom and Jerry Show
EC1.上を向いて歩こう
EC2.Green Tea Farm
.



上原ひろみ Live Report Index





HIROMI UEHARA Solo Piano @ COTTON CLUB 4/16 

追記:歌詞の全文訳を追加しました。


感想文を提出いたします。
--
今回、急遽開催が決定した 上原ひろみさん のライブ。
本当に、本当に、熱い想いが詰まったライブだと思います。

その熱い想いは会場いっぱいに満ちていき
とても素晴らしい空間が産まれていると思いました。

このライブでは上原ひろみさん作でない曲が
2曲披露されています。

その1つが1st set の アンコールで
披露されている“Lean On Me”

初めて聴いた時には曲名も知らなかったのですが
とても想いのこもった演奏に感動しました。

この曲を演奏されている時のひろみさんは歌っています。
「口ずさむ」のレベルではなくかなり大きな声で歌っている。
どうしてもその内容が知りたくて歌詞を調べてみました。

ボクの英語力は中一、一学期程度なので
訳詞全文はおのおの検索という事で(笑
訳詞全文はボクがいろいろ検索して最も美しい訳だと感じた
Archuletaこのエントリーに掲載されている
Takakoさんの訳をこの記事の最後に転載させていただきました。
(掲載の許可ありがとうございますっ!)


--
   Lean
   寄りかかる、もたれかかる、傾く、人を当てにする、頼る、
--
意味的には「Lean On Me」=「ボクに頼って」ということでしょうか。

無理矢理3行にしてみる。
--
  つらい時にはボクを頼ってくれていいんだよ
  いつかボクだって誰かの手をかりたい時が来るから
  だから、今は遠慮無くボクを呼んでくれればいい
--

「Lean On Me」の内容を知った後で今日もう一度聴いてきました。

言葉に依存しない音楽は軽々と言葉の壁を越え
それぞれの聴き手にゆだねられ変容し増幅されます。
「音楽の力は偉大」だとボクは信じています。

でも言葉には「今どうしても伝えたい想い」を込める事が出来る。



Lean On Me

  Sometimes, in our lives
  We all have pain, we all have sorrow
  But, if we are wise
  We know that there's always tomorrow

  Lean on me, when you're not strong
  And I'll be your friend, I'll help you carry on
  For, it won't be long
  Til I'm gonna need somebody to lean on

  Please swallow your pride
  If I have things you need to borrow
  For no one can fill
  Those of your needs that you won't let show

  Lean on me, when you're not strong
  And I'll be your friend, I'll help you carry on
  For, it won't be long
  Til I'm gonna need somebody to lean on

  If there is a load
  You have to bear, that you can't carry
  I'm right up the road
  I'll share your load if you just call me

  You just call on me brother when you need a hand
  We all need somebody to lean on
  I just might have a problem that you'll understand
  We all need somebody to lean on

  Lean on me, when you're not strong
  And I'll be your friend, I'll help you carry on
  For, it won't be long
  Til I'm gonna need somebody to lean on
  Just call me
  Call me
  Call me
  Just call me

--

リーン・オン・ミー(ぼくを頼って)

  生きていれば
  つらいときも、悲しいときもある
  でも、落ち着いていれば
  わかるはずだ 必ず、あすは来るって

  くじけそうなときには、ぼくを頼って
  ぼくがきみの友だちになる 乗り越える手助けをする
  だって、きっとすぐに来るよ
  ぼくがだれかに頼らなきゃいけない日が

  きみが貸してほしいと思うものをぼくが持っているなら
  プライドはしまいこもうよ
  だって、口に出して言ってくれなければ
  だれも、きみの願いをかなえてあげることはできない

  くじけそうなときには、ぼくを頼って
  ぼくがきみの友だちになる 乗り越える手助けをする
  だって、きっとすぐに来るよ
  ぼくがだれかに頼らなきゃいけない日が

  もしそこに荷物があって
  背負わなきゃいけないのに、むりなときには
  ぼくを呼んでくれればいい
  すぐにその場に駆けつけて
  いっしょに背負ってあげる

  必要なときには、呼んでいいんだよ
  だれだって頼る相手が必要なんだ
  いまにぼくが問題を抱えて、
  きみに助けてもらうときが来るかもしれない
  だれだって頼る相手が必要なんだ

  くじけそうなときには、ぼくを頼って
  ぼくがきみの友だちになる 乗り越える手助けをする
  だって、きっとすぐに来るよ
  ぼくがだれかに頼らなきゃいけない日が

  だから、ぼくを呼んで
  呼んでくれればいい
  呼んでくれればいいんだ
  ただ、ぼくを呼んで

                    【Translated by Takako】
© All About Archuleta




2011.04.16.
HIROMI UEHARA Solo Piano
@ COTTON CLUB

Showtimes : 7:00pm & 9:30pm
--
1st
1. Old Castle,by the river,
    in the middle of forest
2. Cape Cod Chips
3. SAKURA SAKURA
4. BQE
5. Haze
6. I've Got Rhythm
EC. Lean on me

--
2nd
1. Desert On The Moon
2. Choux a la Creme
3. Place To Be
4. Deja vu
5. Haze
6. The Tom and Jerry Show
EC.上を向いて歩こう



上原ひろみ Live Report Index





HIROMI UEHARA Solo Piano @ COTTON CLUB 4/13 

20110413.jpg

「都内限定追っかけ(笑」という縛りを設けて
今まで地方やフェスなどは諦めてきました。
しかし1日2setに分かれている今回の公演。
BNTを含めると全18公演。うぬぬ。
平日公演を多く含む日程と経済的問題(カナシ)で
今回は苦渋の決断。いくつか諦める事にしました。

という事で選んで予約した公演の1つ
コットンクラブの初日を観て参りました。

ちょっと早めに行って並んでいると
どこかでお見受けしたお嬢さんが目の前を通過。
「早い時間からありがとうございます。」
って上原ひろみさんではありませんか。(笑
ありがたいお言葉をちょうだいしました。


感想文を提出いたします。
--
この日の公演はボクにとっての
ベストアクトの1つに加わりました。

とにかく素晴らしい内容でした。
そして昨年末のライブより遙かに進化しています。

「オマエ毎回、進化してるって書いてるな。」

と突っ込まれそうですが(笑
本当にそう感じてしまうのだから仕方がありません。
しかも今回は前回観たソロライブから
あまり時間が経っていないのに
明確に感じる事ができてしまう素晴らしい内容。

音楽知識が無いボクが言葉を振り絞って説明するなら
「分解と再構築」という事になると思います。(ハガレンかw)

ひろみさん自身の楽曲に対する分解と再構築による新しいアイディア。
インプロヴィゼーションにおける分解と再構築の高速化。

もちろんこの事は今までのライブでも進化し続けてきた部分ですし
上原ひろみさんに限らずJAZZ自体の醍醐味の部分でもあります。
それを前提に考えても驚かされてしまう程の変容ぶりです。

全編にわたって「行けるところまで行ってやる。」
という想いがヒシヒシと伝わってくるんです。

自身の楽曲をバラバラに分解しながら
その手ですぐさま再構築していく様は
圧巻というしかありません。

本当にとてつもないアーティストだと思いますし
こういった進化を目撃するたびに
「上原ひろみファンで良かった」と思ってしまう。

ここ最近の上原ひろみさんのライブを観るたびに
ボクの前々からの想いが強くなる一方です。

一つは上原ひろみさん自身によるセルフカバーアルバム。
しばらくはあり得ないとわかっていますが叶うなら
ピアノ・ソロでのセルフカバーアルバムを聴いてみたい。

もう一つはライブ盤です。
これはCDでもDVDでも構わない。
もっと言えばパッケージ化されないデジタル音源でもいい。
とにかく多くの記録を残して欲しい。

このブログのライブ感想で進化進化と書いていますが
それ以前の演奏が現在のモノに劣る訳では無いのです。
その瞬間に産まれ消えていく2度と現れない空間が
ライブの魅力で有ることは重々承知していますが
それでも「その瞬間の上原ひろみ」をできる限り残して欲しい。

そんな事を強く思ってしまうぐらい
ここ最近のライブの内容は素晴らしい。

その意味では今日の公演ではTV撮影が入っていましたので
何らかの形で放送されるハズです。
小耳に挟んだ情報ではライブ映像としてではなく
既存の番組として放送されるそうなので
1曲まるまる聴くことができる演奏が何曲あるのかわかりませんが
とりあえず今日の状況が記録されているならそれでよし。(笑


セットリストはコットンクラブのサイトから頂こうと思っていたのですが
最近はアップされていないようですね。。。
取り急ぎ思い出せた曲だけ順不同で残しておきます。
わかる方いたら教えてください。
--追記その1--
1stのアンコール曲他の方のブログに曲名が
載っていたので検索して聴いてみました。
Lean on meで間違い無いです。
詩の内容も含めてステキな選曲です。
--追記その2--
セットリストって会場で発表されていたんですね。
友人が撮った写真で確認しました。
1箇所だけ曲順がテレコだったので修正。
下記セットリスト修正済みです。



2011.04.13.
HIROMI UEHARA Solo Piano
@ COTTON CLUB

Showtimes : 7:00pm & 9:30pm
--
1st
1. Old Castle,by the river,
    in the middle of forest
2. Cape Cod Chips
3. SAKURA SAKURA
4. BQE
5. Haze
6. I've Got Rhythm
EC. Lean on me

--
2nd
1. Desert On The Moon
2. Choux a la Creme
3. Place To Be
4. Deja vu
5. Haze
6. The Tom and Jerry Show
EC.上を向いて歩こう



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