STANLEY CLARKE TRIO with HIROMI & LENNY WHITE @ BlueNote TOKYO 11/28 

20101128.jpg


3日目ついにBNT最終日。
2日目も出来心で頑張って並んでしまい体力的に
かなり厳しい感じだったのでちょっとゆっくり目に出発。

自分が頑張れば好きな席に座れるというのは
自制心との戦いを強いられる非常に怖いシステムだ。(笑


感想文を提出いたします。
--
このブログではボクが音楽的な知識が無いので
「思いこみかも~」「妄想かも~」という言葉を多用しています。
今回はいつもより輪を掛けて多く使うかもしれませんがご了承を。

まず1つ思ったこと。
ドラムの Lenny White の事。
初日を見た感じでは実はあまり好みではなかったんです。
もちろん Legend とされているドラマーです。
パワフルでタイトなドラムだとは思いましたし
単純に好みの問題かボクが感じ取る事が出来ていないだけ。
そう思っていました。

どのセットでも1曲目に演奏された ISOTOPE でのソロ。
ひろみさんのピアノとの掛け合いになるのですが
ボクには コール & レスポンス が成立していない気がしていた。

またスタンリーにソロを促されてもかたくなに拒むシーンがあったり
「あれ?ロスト??演奏が止まった???」と思わせるソロもあった。

ただ最終日の今日で印象は一変しました。
ISOTOPE でのピアノとの掛け合いが見事に成立するどころか
1回1回のやりとりで明確に展開していく様を感じ取る事が
できる素晴らしいプレイ。

ISOTOPEが終わると スタンリー も ひろみさん も
レニーに称賛の拍手を送る程の素晴らしい内容。
これは妄想ではなく間違い無い出来事でした。

で、前述の「あれ?演奏が止まった???」と思わせるシーン。
これはこの日もあったのですが、
コレってもしかしたら鳴らしていないだけで
正確にリズムがキープされていてその上で
歌っているという構造なのかっ!と思わされました。

つまり聴き手側が鳴っていないリズムを感じ続けていないと
素晴らしさがわからないという高尚なレヴェルで展開している?

もちろん途中からリズムを大幅に変えたり
根底に鳴らしてるリズムを消してソロをするドラマーはいます。
レニーの場合はソロ突入直後から
リズムの提示を辞める場合がある。という事?
素人のボクは「演奏が止まった」と思ってしまったが
その根底の鳴っていないリズムは観客がキープする。?

これは 思いこみかもしれませんがそんな風に思いました。

この事に気がついたのはドラムソロの際に
スタンリーとひろみさんが1ループ毎に音を入れていたからです。
初日・2日目ももちろん音を入れていたのですが
最終日では素人のボクでも明確にリズムがキープできる程、
頻繁に入れていた気がします。
まぁ気のせいかもしれませんが。

レニーの事についてはまた後ほど。


ボク、「ソロ中に○○のフレーズが入っていた」というのは
あまり書かないんですが(というか書けないw)
今日はチョロッと触れます。

2日目のセカンドセット。スタンリーのベースソロで
「Song for My Father」が取り入れられる。
チョロッとフレーズが入るレヴェルではなく
ガッツリ1コーラス。コレがまた見事な歌いっぷりで
ひろみさんも「おぉ~」とリアクション。

で、今日ピアノソロで「Song for My Father」。
1日またいでのレスポンスである。(笑

レコーディングから始まって海外での公演。
スタンリーとのトリオ。ディオ。バンド。と
たくさんの会話(音楽的な意味で)を交わして来たのだろう。
常にチャレンジングな演奏をしているバンドでは
それぞれから次々にアイディアが産まれ
楽曲にいろいろな表情が産まれてくる。

「Song for My Father」は
一番わかりやすい部分の1つであって
回を重ねる毎に当たらしい会話が産まれていく。
そんな妄想を繰り広げました。

久々にソロに取り入れられた曲について
触れたので他に印象的だった事も。

スタンリーのベースソロで
Smoke on the Water が現れる。
コレ2日目では「気のせい?」って思うほど
サラリと登場したのだけれど
最終日では思いっきり
「デッデッデー デッデッデデ~
 デッデッデー デ~デデ~ッ」と。
スタンリーもやり過ぎたと思ったのか
声を出して笑い 中断。別のソロを弾き直す。
ひろみさんは I've Got Rhythm を織り交ぜていました。


とか何とか思い出しながら書いてたら
スゴイ長さになりましたが
ココカラが感想の本編です。(笑



2nd set。NO MYSTERY。

詳しくは初日・2日目の感想で妄想として
書いた内容を参照していただきたいのですが
ピアノソロの直前、あのフレーズが再びです。

初日の2nd setのピアノソロで ひろみさんが
繰り出したラテン系の劇熱フレーズ。

2日目1stでピアノソロの途中にスタンリーが
同様にこのフレーズ弾き促して再現された超絶展開。
アレがもう一度聴けるなんて最高ですっ!

っが、この時点では昨日の妄想感想が
「本当にただの妄想だったのでは?」という気がしてきた。
インプロ満載で毎回違う演奏とはいえ大きな方向性として
ラテン系展開とタイト系展開があるのかなぁ?と。

ただ初日は例外として(ボクが気がつかなかっただけかも)
スタンリーがあのフレーズを切り出したタイミングは明らかに違う。
--
2日目1st・ピアノソロに突入後→ひろみさん笑いラテン進行。
3日目2nd・ピアノソロに入る前→ひろみさん笑いラテン進行。
--
産まれたミラクルを翌日に「アレでもう一っちょ行こうぜ」
という展開を妄想し感動していたので
「実際の所どうなんだろう?」とちょっと気になったが
そんな事を考えていては楽しめない。

劇熱展開が確定なのでその事は置いておいて
ノリノリで盛り上がる。盛り上がらない訳が無い。

ココでレニー。何とっ!ソロを要求します。

これは妄想ではありません。目の前で見たので。
スタンリーにかなり大きな声で要求。
スタンリーも「おっマジでっ」ってな感じで
ベースごとドラムの方に向き直りドラムソロ。
コレがまたスゴイ。
「あまり好みではない」なんて思っててスミマセン。

で、演奏終了と同時に
スタンリーがひろみさんを指差し笑う。
ひろみさんがそれに応えてスタンリーを
指さしながらお腹を抱えて笑う。

妄想劇場が始まりますよ。
--
スタンリー「今日も劇アツ展開にもっていったなっ!」
ひろみ  「スタンリーがやれって言ったんじゃんっ!」
--
もちろん妄想です。(笑

でも、もうボクの解釈はコレで確定。(爆笑
本人に確認する以外真相はわからないですから
ボクの好きな物語を作ってもいいよね。(ダメデスカ?w)




話が変わります。

2日目の2ndにスタッフがステージに上がって
メモ書きをスタンリーの足下に置き「押しています。」と。
最終日はひろみさんを通してやはり「押しています。」

これはスタンリーとひろみさん・レニーの
インプロセッションの時間が長くなっての事。
これは憶測ですがセットリスト自体は
全く変わっていないし、どの回も後ろに
アコースティックとエレキのベースが
スタンバイされていたので押なかった回のアンコールのみ
「UNDER THE BRIDGE」という事だったんだと思います。


特に3日目の2ndはかなり押し押しの模様。
UNDER THE BRIDGEは当然カット。

アンコール 3 WRONG NOTES

かなり押し押しだったようで巻きで進行します。

この曲は頭にカウントを取らずスタンリーが一度テーマを弾き
それがカウントになりスタートするのですが劇裂速いのです。(w


巻き進行を曲の速さで調節するってwww


1.8倍ぐらいの速さじゃないかな?とにかく尋常ではない速さ。

ひろみさんとレニーはニヤリっとして曲がスタート。
もう流石ですよね。驚愕の速さでも涼しい顔で進行。

で、この曲ゲストでホーンの方が4名参加しているんです。
このペースで曲がスタートしたときのホーンリーダーの
「ちょっwまじかw」の表情が印象的でした。(笑

曲の進行としてはホーンのソロが最初に来ます。

ホーンのソロが近づくにつれ
スタンリーとひろみさんがニヤニヤ。
レニーは目を閉じております。基本閉じています。w

ホーンソロに突入。「ワォッ」です。
指が転ぶ事もなくむしろイキイキと吹いているじゃありませんかっ。
スタンリーも肩をすくめ「やるじゃん」的な笑み。(妄想
ひろみさんもニコニコソロを見守っている。

まぁこのステージに立っている訳ですから
ただ者では無いと思っていましたが素晴らしかった。
(実際ただ者では無いらしいですよ。バトルジャズという
 アグレッシブなバンド名のメンバーの方もいたそうです。)

その後の ひろみさん のソロも激烈でした。
音を間引いてお茶を濁す訳が無い。
それどころかひろみさんがよく繰り出す
同じ音を2音ずつ弾く高速パッセージを織り込む。
あの高速テンポでも全く崩れないんだから恐ろしい。

もちろんスタンリーもニコニコ高速ソロ。
ホントこのバンドはどうなっているんだ。と。(笑

3 WRONG NOTES ではレニーのソロも
最初から組み込まれていますがコレ輝いていました。
レニーが最も得意(好き)なのはもしかしたら
アップテンポなんじゃないかなぁ。

曲終わりのホーンとバンドのユニゾンも
この上ないと言うほどバチッと決まり
客席もメンバーもガッツポーズで幕を閉じました。


こうして書いた物を改めて読むと
「憶測」と「妄想」がほとんどですね。(笑
ってか今まで書いてきた他の感想もそうか(爆死

でも、ボクの妄想のファンタジーだとしても
この3日間の公演は素敵な物語として記憶に残ると思います。


まぁ少しづつでも確信をもった
感想を書けるようになりたい物です。(笑


STANLEY CLARKE TRIO
with HIROMI & LENNY WHITE
@ BlueNote TOKYO

11.28.sun.
 [1st] Open4:30p.m. Start6:00p.m.
 [2nd] Open8:00p.m. Start8:45p.m.

--1st set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
EC.3 WRONG NOTES

--2nd set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
EC.3 WRONG NOTES

--member--
Stanley Clarke(b)
Hiromi(p)
Lenny White(ds)

Yusuke Nakano(tp)
Masaaki Ikeda(tb)
Toshimichi Imao(sax)
Osamu Yoshida(sax)



上原ひろみ Live Report Index





STANLEY CLARKE TRIO with HIROMI & LENNY WHITE @ BlueNote TOKYO 11/27 

20101127.jpg

引き続きブルーノート2日目。

いつも「このまま永遠の眠りについても構わない」と
思いながら生活しているスーパーロングスリパーなボクです。
別の言い方をすれば「ぐうたら」です。(爆死

そんなボクがキチンと朝に目が覚めてしまいまして
起きているとソワソワが止まらない。
「おっしゃ今日も早く行ってみるか。」と。

これ失敗でした。トホホっ

ライブの時間には精も根も果ててしまいまして・・・
もう全編同じ集中力で聴くのは無理でした。本末転倒。

頑張って並ぶのは計画的に。です。(笑


感想文を提出いたします。
--
1つネタバレ行きます。
今日(3日目)に行く人にも多分下記ネタバレを
読んでしまった方が楽しめるのではないかと思います。
が、情報無しでご覧になりたい方はスルーでお願いします。




昨日もっとも衝撃的だった事実。




1st と 2nd のセットリストが同じでしたっ!



そして2日目。



やっぱメインのセットリストは同じでしたっ!



ということは今日も。。。
最終日と言うことで何かサプライズな1曲とか
あるかもしれませんがメインのセットリストは同じような予感。

でも心配する事なかれ。
素人のボクが聴いてもわかる程印象が変わる
インプロ満載のライブなのです。

で、今日の公演の感想を交えながらボクなりの楽しみ方を紹介。

片方のセット は いつも通りにライブを楽しみます。
まぁ楽しみ方は人それぞれだと思いますが
ホントにいつも通りに楽しんでください。

もう片方のセット。
ソロを取っていないプレーヤーの「表情」をガン見してください。
表情って音楽的な例えじゃなくてまさに「顔」です。

このバンド予定調和の全く無い進行をしています。
故にライブ中のやりとりが非常に激しいのです。

特に LENNY WHITE のソロは注目ポイントです。
4セット見てみて確信しました。この人かなり無茶します。(笑

如実に表れたのが2日目のライブ2nd set。
ISOTOPE (だったと思う…)ドラムソロに入ると
非常にシンプルなリズムを刻み始めるんです。
目を閉じたままそのリズムがかな~り長く続く。

「この後に超絶展開に展開するのかな?」

なんて思っていたのですが

全然展開しねぇしっl

アナタ絶対出口のプランなく始めたでしょう。(笑

素人客のボクがそう思うわけですから
スタンリー と ひろみさんだって察知するわけですよ。
その時の2人の表情がコロコロ変わる様で
ステージ上に何が起こっているのか理解できるのです。

延々と同じシンプルなリズムが繰り返されるなか
超神妙な表情でひろみさんがソロリと和音をかませたりします。
ボクの妄想ですが
「自分が音を鳴らす事でレニーのビジョンをジャマしないだろうか?
 私(たちが)行動を起こすことを待っているのかしら?」
そんな雰囲気を醸し出しながらレニーの表情を
確認しながら小さい音でソロリと1音。

「目を閉じたままだから正直表情わからないけど怒ってはいないらしい」

で、ソロリと2音。
2音鳴らすとソコには小さな展開が産まれます。

即座にスタンリーが反応しシンプルに2音。

ひろみさんもそれに応え被せていく。

結果このソロはスタンリーがドンドン
引っ張っていきベースソロへ変更。(笑

もちろん音楽通の方なら音だけで感じ取れるのでしょうが
素人のボクでも視覚的に感じ取る事ができるのです。


同じように表情から感じ取ったやりとりで
最も感動したやりとりが1stセットで起こりました。
1st の NO MYSTERY。

上原ひろみのソロパートに突入してフレーズを弾き始める。
するとスタンリーのベースラインにあるフレーズが現れる。
ソレを聴いた瞬間にひろみさんはわかりやすく「あははっ」と。

そこで繰り出されたフレーズ。
初日NO MYSTERYでひろみさんが繰り出したフレーズである。
詳しくは前回のエントリーを参照していただきたいのですが
ひろみさんのソロで産まれたフレーズからの超絶展開。

スタンリー「今日もアレで行こうぜ」
ひろみ   「了解っす」

ってな具合である。
もちろんレニーだって「ラジャー」である。

あの熱いラテンNO MYSTERYの再演である。

で、2nd での NO MYSTERY。
ココでは非常にソリッドな展開。全然違うし。w 
でもスゴイ演奏がまた産まれてしまうのです。
実際会場は沸騰し演奏終了後スタンリーを始め
バンドメンバー全員がガッツポーズでイェーイである。

1つの成功パターンをなぞり続ける事はしないのです。
リスクを背負って楽曲の新たな表情を見つけ成功に結びつける。

本当にスゴイバンドだなぁと思いました。

そんなこんなでボク自身がだんだんこのバンドでの
ライブの楽しみ方を覚えてきた感じです。(笑

残るBNT最終日。どんなミラクルが起こるのか。
楽しみでございます。

STANLEY CLARKE TRIO
with HIROMI & LENNY WHITE
@ BlueNote TOKYO

11.27.sat.
 [1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m.
 [2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m.

--1st set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
8.3 WRONG NOTES
EC.UNDER THE BRIDGE (electric base)

--2nd set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
EC.3 WRONG NOTES

--member--
Stanley Clarke(b)
Hiromi(p)
Lenny White(ds)

Yusuke Nakano(tp)
Masaaki Ikeda(tb)
Toshimichi Imao(sax)
Osamu Yoshida(sax)



上原ひろみ Live Report Index





STANLEY CLARKE TRIO with HIROMI & LENNY WHITE @ BlueNote TOKYO 11/26 

20101126.jpg

さて待望の STANLEY CLARKE TRIO 初日。

平日公演と言うこともあってセミニート生活のボクは
気合いを入れて並んでみましたよ。(笑


感想文を提出いたします。
--
このバンドはいわゆるストレートジャズと言っていいのでしょうか?
まぁそれをストレートではないメンバーで(笑
演奏するというのが見所の公演だと思います。

テーマ → ソロ → インタールード → ソロ
といった感じで進行していく自由度の高いスタイル。

レジェンドの遊び心溢れるプレイを楽しむ。
アイディア溢れるチャレンジングな演奏に
「着地失敗もまたオモシロイ。」というのは
レジェンドに許された特権だと思う。

実際演奏中に笑いがこぼれるシーンもちらほら。
観ている僕自身も何度も笑ってしまったので
アーティスト同士の会話の内容を
少しは理解出来たのかなぁ。などと思ってしまった。


に、してもだ。
「ちょっと着地失敗が多すぎじゃね?」と
感じたのはボクだけだったのでしょうか?(笑

まぁそのこと自体を楽しめばいいのでしょうが
ボクがお子様なのか所々「ウ~ン」と思ってしまった。

1stでそんな感想を持っていたからかもしれないが
2ndの1曲目「ISOTOPE」の前半は
グシャリと潰れてしまっているような印象。

この時点では
「あぁ今日は1stの方がいい出来なのかな」
と思っていました。

ココで明確に思った事。
「ファンの痛い思いこみ」と突っ込まれるかもしれないが
上原ひろみさんのプレイは100点だ。

レジェンド2人が気負わず遊ぶ様な演奏・音に対し
明確な正解を導き出そうと全力で挑む。
このバンドメンバーのキャリアからすれば
当たり前の姿勢かもしれないが
実際今日の公演では ひろみさんのその姿勢が
ライブ全体を救っていたような気がする。

上記2ndの1曲目「ISOTOPE」を
立て直したのは ひろみさんだと思う。

STANLEY CLARKEとひろみさんの
インプロヴィゼーションバトル
『"DUET" *NO TITLE 』。
ここでのレスポンスの速さと明確なビジョンは圧巻。

それに続くStanley ClarkeとLenny Whiteの
『TAKE THE COLTRANE』。場数を踏んでいる2人だけあって
安心して聴くことができた。


そんな展開の中ミラクルが起きる。

2ndの『NO MYSTERY』。
ひろみさんのソロパートで繰り出されたラテン系のフレーズ。
これが激烈熱いフレーズで会場がドンドン沸騰していく。
Stanley Clarkeも立ち上がり最終的にはステップを踏み始める。

続くStanley Clarke自身のソロパート。
アドリブで繰り出されるメロディに
ひろみさんのソロパートで披露された
ラテン系のフレーズがさらりと織り込まれる。

即座にひろみさんが反応し笑みがこぼれシンクロしていく。
その流れをLENNY WHITEも見逃さない。

1曲の間にインプロヴィゼーションで産まれたアイディアが
次のプレーヤーに引き継がれ発展し展開していく。

まさにミラクルである。

この瞬間が訪れる可能性があるなら
数々の着地失敗も魅力の一部。

このミラクルがライブ全体の印象をガラリと変えた。


着地失敗といえば2ndの『SAKURA SAKURA』
明らかな曲終わりにLENNY WHITEがシンバルを叩き続ける。
2人の顔に「???」の表情が浮かぶ。

これシンバルでリズム切っているだけなので
わかりづらかったけど『SAKURA SAKURA』の
主旋律だったんですよね。

ココカラはボクの勝手な妄想ですが

このシーンでLENNY WHITE はどちらかにメロディを
乗せて欲しかったんじゃないかな?(笑

ただどちらも反応しなかったと言うことは
ライブ中にひらめいたアイディアを
即実践したということなんだと思うのです。

こういうチャレンジの繰り返しの中から
ミラクルが産まれるのであればウエルカム。

あと2日間。
どんなミラクルの瞬間に立ち会えるか楽しみである。

--
ミラクル。といえば終演後、
不意に友人に声を掛けていただきました。
ウレシイサプライズもあまりに驚きすぎてオロオロ。
自分のキモの小ささを再確認してしまいました。(笑


--
このライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Bagus日記 [ uzazo's friend blog ]
感想は人それぞれですがこの方との感想は本当に気が合うなぁ(笑

STANLEY CLARKE TRIO
with HIROMI & LENNY WHITE
@ BlueNote TOKYO

11.26fri.
 [1st] Open5:30p.m. Start7:00p.m.
 [2nd] Open8:45p.m. Start9:30p.m.

--1st set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.BLACK NARCISSUS
8.NO MYSTERY
9.3 WRONG NOTES

--2nd set--
1.ISOTOPE
2.PARADIGM SHIFT
3.SAKURA SAKURA
4.LA CANCION DE SOFIA
5."DUET" *NO TITLE
6.TAKE THE COLTRANE
7.NO MYSTERY
8.3 WRONG NOTES
EC.UNDER THE BRIDGE

--member--
Stanley Clarke(b)
Hiromi(p)
Lenny White(ds)

Yusuke Nakano(tp)
Masaaki Ikeda(tb)
Mitsuru Kanekuni(sax)
Osamu Yoshida(sax)



上原ひろみ Live Report Index





Piano LIVE・Piano LIFE 

20101123.jpg

今年出来たというヤマハビル内のヤマハホール。
キャパの問題があったのか事前の告知なくチケットが発売。
こういう時にセミニート生活をしているボクは強いのです。
片手で数えられる前方の席。自慢です。スミマセン。(笑


感想文を提出いたします。
--
年末の恒例行事になっている「上原ひろみ祭り」。
とはいえ例年なんやかんやで夏頃にライブがあり
半年に1度は生演奏を聴く機会があった。

今年はスタンリーとのツアーの絡みがあってか
夏に日本での公演がなかったので実に約1年ぶり。

この忘れかけていた高揚感。
「人生にはこんなに楽しい瞬間があるのだ。」
と久々に思い出した気がした。(笑

前回のエントリーで「進化」みたいな話を書きましたが
今日のライブでも新たな表情を感じ取る事ができた。
問題はその感覚を伝える言葉をボクが持っていないという事。(笑

ボクが好きな曲と言うこともあると思うのですが
「BQE」の変化は特に大きく感じました。

高速パッセージ・インプロ・解放パート で構成されている
この曲でのインプロヴィゼーション。

もちろん昨年末のライブでも聴くたびに
違う表情を見せていたわけだけれど
1年間の時を経た「BQE」では
「ニュアンス」という範疇を超えた
「新しい情景」が追加されている気がしました。


今回はMCではなくトークを交えた公演という試み。
2回のトークパートがあったのですが
最近のライブのMCはポワーンとしていますが
ロングトークだとまた印象が変わる。
やはり彼女のしゃべりはオモシロイですね。

前半のトークは1年間の珍道中といった感じ。
Castでも語られていた内容ですが
グルジアの話は彼女の鉄板ネタですね。(笑

後半のトークは Q&A。
最前列センター付近の特等席には親子席が設けられていて
多分ヤマハ音楽教室の生徒さんかな?
勇気をもって質問したお子様には拍手を送りたい。
真摯に返答するひろみさんの姿もまた良かったです。

「作曲について」や「練習方法について」など
イロイロな質問がありましたが
中でも興味深かったのはピアノの音色に対する返答。

タッチとでもいうのでしょうか。
打鍵のニュアンスによる音色の違いを
Choux a la creme のフレーズで再現。

言葉にすれば普通の事でボクでもわかっている事なんです。
しかし目の前で弾き分けの実演されるとやっぱりスゴイですね。
この返答では音色についてでしたが
いつも驚かされている演奏のいわゆる生解説。
とても興味深かったです。


と、いう事で1年ブリの生演奏もトークも楽しんだのですが
聴き手としては演奏世界に没入していく直前で
トークパートで現実に引き戻される感じがちょっとありました。

そうはいっても前半にまとめてトークしてライブでも
ひとしきりライブをした後にトークでも構成をしては
不自然なのでこれは仕方ない事ですね。
トークもかなり楽しかったのでこれは無い物ねだりかな。

ライブへの没入は来月のライブの楽しみとしたいと思います。


2010.11.23.
HIROMI UEHARA Piano LIVE・Piano LIFE
@ GINZA Yamaha Hall
--
Showtimes
Open16:30 Start17:00p.m.


1. Capecod Chips
2. Old Castle, by the river,
     in the middle of the forest
3. Pachelbel's Canon

--talk--

4. Sicilian Blue
5. BQE
6. Choux a la creme

--talk--

7.The Tom and Jerry Show

EC. Green Tea Farm



上原ひろみ Live Report Index





たらたらと雑談っ。 

一時期「世界で一番上原ひろみを検索する男」を自負していたボクです。(笑

ずっとPCの前にいるので何回も何回もいろんな方法で検索。
オフィシャルの発表より随分早く情報をゲットしていたりしたんですが
結局はやきもきする期間が長くなるだけなのでだいぶおとなしくなりました。

ツアーエディションとBNNYのDVDが届いているのですが
未だ観ることができていません。

特にBNNYのDVDは完全初出し。
予約していたのでライブ会場で購入する方より
早く入手できたのでいち早く内容を確認したかったのですが
慌てて観るのもモッタイナ~イ。

ライブウィークに突入してしまったので
時間があるときにじっくりと堪能して感想書きたいと思います。
(まぁ明日・明後日に時間があったら書くかもしれませんが)

しばらく更新していない間で一番の話題といえば
1284388482.jpg

[ Interview File cast vol.42 ]ですかね?

仕方の無いことですが他の雑誌で上原ひろみさんが
取り上げられるときには基本は新譜のプロモーションであったり
ファンでは無い人もターゲットにした紹介記事がほとんど。
そんな中で最も購入して読む価値があるのが「Interview File cast」。

なんといってもそのボリュームは満足感が高い。今回も5万字越え。

内容の方も編集長でありインタビュアーの棚橋和博さんの
スーパーフレンドリーな語り口で
上原ひろみさんの活動を聞き出していく。
ライブの事や楽曲に関する事はもちろん、珍道中の話まで。

定期的に行われているので今までのインタビューを1冊にまとめたら
ひろみさんの活動ホボ全ての活動が網羅出来ているじゃないかなぁ。

半年に一回発売の季刊誌ですから大手CDショップなら
多分今でも購入可能ですので興味のあるかたは是非に。
オススメです。

上記のインタビューの中でいくつも気になる事がありました。
レコーディングやライブの話はもちろん
ソロで演奏してみた曲(曲目は明かされず)とか
次のプロジェクトの話(もちろん内容は明かされず)とかとか。

なかでも一番印象的だった言葉。

「ああ、もうあんなの(苦笑)・・・。」

ひろみさん自身が大興奮する出来のライブを
改めて思い返して出てきた言葉。

正直「ギョッ」としてしまいました。(笑
勝手なイメージですが全力を注いでいるライブでの
自身演奏に対して出来の善し悪しとは関係なく
ひろみさんがそんな事を言うと思っていなかったので。

まして自分が大興奮する出来のライブに対して
「ああ、もうあんなの(苦笑)・・・。」。

この言葉を言う上原ひろみさんと
この言葉を読んで「ギョッ」としたボク。

ココにある明確なギャップは何かと言えば
「進化の速度」に対する感覚なんだと思う。

ライブを観るたびに進化を感じさせてくれる ひろみさん。
しかしならが素人リスナーとしては具体的に
「ドコがどのように進化している」などとは指摘できない。

「それってファンならではの思いこみじゃない?」と言われたら
「いやっそんな事はないっ!・・・ハズ・・・」という具合である。

しかし演奏している本人には進化の明確な感覚がある。
しかもその速度はボクの想像を遙かに超えている、故の

「ああ、もうあんなの(苦笑)・・・。」

という事だ。


そりゃね。
今の上原ひろみさんが小学生の自分を差して
「ああ、もうあんなの(苦笑)・・・。」なら
ギョッとなんてしないんですよ。
今聞いても小学生の時の曲も尋常じゃないと思うけど
ボクが聴いたって今の方が格段にいいわけですし
そりゃ成長も進化もしているでしょうから。

ただ半年も経っていないライブに対して
「ああ、もうあんなの(苦笑)・・・。」
とまでいうぐらいの速度で進化している。

だからこそ素人のボクでも聴くたびに
「進化している。」と思えるんでしょうね。

さてさて、今年も上原ひろみ祭りが始まります。
進化を遂げた上原ひろみさんの演奏を堪能したいと思います。

そしてこの進化を遂げたライブも近い将来
「ああ、もうあんなの(苦笑)・・・。」になる。

結果。

「ボクが生きている内は可能な限り聴き続ける。」
というボクにとっては至極あたりまえの結論に至りました。(笑


それから雑誌と言えば Switch に登場するようですよ。
--
★第二特集:笑福亭鶴瓶×上原ひろみ
“舞台に立つ”ということについて語り合うスペシャル対談
--
ボク鶴瓶師匠も大好きなので楽しみです。





ちょろっと雑談。 

上原ひろみさんの日本での活動が無いと
更新頻度が激しく落ちるこのブログ。

まぁ過疎ブログなんで誰も気にしていないでしょうが
僕自身が気になってしまう今日この頃。(笑

castを読んだ感想とか
ツアーエディションやDVDが届いたりと
話題は沢山あるのですが
ちょっとバタついていて更新できていません。

ライブも始まり 上原ひろみ祭りシーズンですから
スキを見つつ更新していきたいと思っています。

まぁ思っているだけですが。(←失格・笑