上原ひろみトークイベント @ 池袋HMV 

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先日のインストアライブ@タワレコにつづいて
HMVのトークイベントに行ってきました。

今週はなにやら追っかけの様な生活になってしまいました。
しかし彼女の醍醐味はやはりライブにありますので時間さえあれば
(あとチケットさえあれば・w)一つでも多くの公演を見たいのです。

でも今日はトークショー。演奏無しです。
ミーハーなオッサンでスミマセン。。。

ボクは「彼女の作る音楽」が大好きなので本人がどんな人でも
構わないのです。当たり前ですが男性であっても構いません。

しかしインタビューなどを拝見したりする限りでは
才能に恵まれているだけではなく「努力・根性・気合い」を
信条とする尊敬すべき魅力的な人です。
そしてキュートな女の子でもあります。w

演奏からは想像できないMC時のほんわかトークも好きですし
場所も近かったので非常に迷いましたが参加しました。


感想文を提出いたします。
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「イベントスペースに集合」ということだったのですが
CDをとりに行った時、どこが「イベントスペース?」と
思っていたら店内の真ん中から棚をどかした場所が
イベントスペースとは思いませんでした。w
(こういうの参加するの初めてだったのでオドロキ・・・)

知り合い同士で来ているかたを除いて会場の雰囲気といえば
凍り付いたような緊張感。w あの空気を必死で和らげた
進行の方には拍手を送りたい。

内容はレコーディング時の裏話などとても面白かったです。

(↓以下20日とのトーク内容とミックス。)
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【今回加わったフューズにバンドの参加依頼をした時の話。】
ひろみちゃんが直接電話でオファーしたそうなんですが
フューズは非常によろこびつつも、Trioの時から彼女と一緒に
ツアーをまわっているトニーにバンドリーダーとしての
ひろみちゃんはどんな人なのか調査の電話を入れたらしい。
(フューズとトニーは同じバンドで演奏したことがあり仲良し)

まぁ世界中を飛び回り年間150本以上の公演をする
彼女のバンドに入るのだから当然といえば当然ですね。

トニー「彼女は人間的にもすばらしくビジネスとしても
    しっかりしている。何の問題もない。Welcomeだっ!」

参加を決意するも渡された音符で真っ黒の楽譜。

フューズ「(ひろみちゃんに)ところでどこがボクのパート?」
ひろみ 「全部だよ(笑顔)」
フューズ「・・・・・・。。。。。。」

ひろみ嬢いわく
「ギターの運指の事も考えて物理的には弾けるというか
 スゴク頑張れば弾けるというか~エヘヘ。」だそうです。。。

Trioの時にピアノとの難しいユニゾンを求められていたトニー。

フューズは
「自分がユニゾンをやりたくなかったからオレをはめたなっ。」とか
「オレはトニーにはめられたっ。」と、言っているそうだ。

「でも今回もトニーには大変な事をやらせているんですけどね。ウフッ」
との事です。ホントに怖ろしいお方です。w

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【レコーディングのリハの話。】
ご本人も「そんなビデオがあるんですかっ?」と言っていましたが
今回のレコーディングリハのビデオが存在するらしい。
ライナーでも紹介されているがリハのあまりの厳しさに
「拷問リハーサル」と呼ばれているとのこと。

その光景は壮絶なものだったようだ。
譜面に書けないような(ドレミで表現できないような)
超絶ギターを弾くフューズですら弾けなくて「やってられんっ」と言い
ひろみさん本人もピアノパートが弾くことが出来ないで
「はぁ~っ」となっている様子が映っているらしい。
なにやら譜面が飛ぶ様子も映っているらしい。

その壮絶裏ビデオ激しく欲しい。。。

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【ナッツと呼ばれる女の話。】
クレイジーな人の事をスラング(?)口語(?)で
『ナッツ』というのだそうだ。

時間をテーマにしているアルバムで
ピアノ12拍子/7拍子・ベース5拍子・ギター6拍子
と全員で違う拍子で演奏する事で時差で生命体のリズムが
崩れる事が表現できるっ。大発見っ!と
意気揚々とメンバーに話したところ。
「いったい誰が演奏するんだ、ナッツナッツナッツ。」と
言われまくったらしい。w
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また4の拍子をさらに4で割った12を
普通は 「3を4つで12」「4を3つで12」と
演奏するらしいのですが「7と5で12」で演奏すると
時間に追われている感じが出てかっこいいっ!と
またも意気揚々とメンバーに話したところ。
「いったい誰がソロ弾くんだ、ナッツナッツナッツ。」と
言われまくったらしい。w
(ボクには音楽的知識がないので間違えていたらスミマセン。)
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そんな壮絶なリハ・レコーディングの末の
先日のイベントライブだったそうです。打ち上げでは
みんな「やったねぇ出来たねぇ」と盛り上がったそうですが、
先に帰国するメンバーを成田エキスプレスまで見送った際に
新曲の楽譜を渡したそうだ。
その時のメンバーの様子は『ドン引き』と表現されていました。

ファンとしては楽しみであるが車内の3人が
激しく沈んでいた様子はなんとなく想像できる。w

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【バンドリーダーとしての資質の話。】
音楽に関しては自分に厳しく人にも厳しい。らしい。w
彼女はライブでの演奏を毎回録音チェックしミーティングで
メンバーにその都度ダメだしをするのだそうだ。
さっきも書いけど年間150本以上のライブをしている訳だから
なかなかヘビーな作業であることは容易に想像できる。

そしてあまりにも褒めてくれないバンドリーダーに
ある日トニーとマーティンが突然2人そろって
「僕たちと演奏していて楽しい?」と聞いてきた事があるそうだ。
ひろみちゃんは驚いて「えっ!もちろんだよっ。いつも感謝しているよっ」と。

「褒めて育てるという事を覚えて10回に1回は
 褒めるように心がけるようになりました」
ってボク的にはまだ非常に少ないと思うのですが。。。

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【映画音楽の話】
公式サイトなどでは既に書かれていましたが
浅田次郎原作・宮沢りえ主演映画「オリヲン座からの招待状」の
メインテーマ曲を担当したそうです。

ファンとしてはその内容がずっと気になっていたのですが
既にレコーディングも済んでいるそうで
ピアノ(?)+弦楽四重奏+オーボエ だそうです。
以前からストリングスアレンジをやりたい。と
言っていた彼女ですからその出来も非常に楽しみです。

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【作曲の事】
2/20トークで個人的に驚いた事。
自分で作った曲が弾けない事があるそうだ。
「必ずしもピアノで曲を作るわけではない。」
との言葉にちょっと驚いた。
バークリーでは作曲を学んでいた事を考えれば当たり前といえば
当たり前かもしれないがボクはシロウトなので当然いつも
ピアノに向かって曲を書くのかと思いこんでいた。

「頭の中に鳴っている音を譜面におこす。」
 
のだそうです。
「おこした譜面では演奏するには手が1本足りなかった」
という物理的に弾けないものと物理的には弾けるが
「鍵盤が離れすぎていて弾けない」という事があるそうだ。

後者の場合は
「イメージで鳴っているカッコイイ音。思いついたら
 弾かずにはいられないので練習して弾けるようになる。」
のだそうです。まさに「努力・根性・気合い」。
そうした姿勢が彼女の演奏テクニックに結びついているのだなぁと。

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ボクが思い出せるのはこのぐらいです。

その後、サイン会が開かれました。
ボクは今までサインを欲しいと思う事って
あまり無かったのですが今回は非常に欲しかった。
「そのぐらいスキってことかなぁ?」と自分自身に
漠然と思っていたのですが実際サインをもらってみて
「自分があれだけ心を動かされる曲を作り演奏をする手を
 自分の為に使ってくれる(数秒ですが・w)」
という事がひどく感動的だった。(理屈っぽくてスミマセン。)

そしてそこまで接近したのだから「その手に触れてみたい」と。
(↑冷静になって考えるとコワイですね。w)

偶然道ばたで会って握手を求めるならアレですが大勢集まる
イベントでピアニストに握手を求めるのはどうなのかな?
と思っていましたがみんな頼んでいたので
小心者のボクも勇気を持って握手をお願いしました。

あの天才の手になにかあったらと(って何もないと思うけど・w)
コワゴワと手を差し出したら想像以上に強く握手してくれました。

あの超絶ピアノを弾く手は「鋼のような手」かと思っていたら(←超失礼。w。)
とても小さくフワフワとした柔らかい手でした。

何か短い言葉でもと「はっ原宿としっ渋谷最高でしたっ。」舞い上がるオジサン。

「ありがとうございますっ!」と、天使の笑顔と
神のお言葉をいただいて今回の祭りは終了しました。w





Hiromi's Sonicbloom / Time Control 

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今までのTrioにデビット・フュージンスキー(g)を迎え
Hiromi's Sonicbloom という新プロジェクトで発表した
時間をテーマにしたアルバム『Time Control』。

誰もが前作Spiralとのギャップに驚かされたのでは無いかと思います。

「Trio+1ではない」と本人が言うように
全く違ったテイストのアルバムに仕上がっています。
帯にも<ジャズ/ロック>と記されていますが
ROCKのコーナーでこのCDを買っても違和感のない
ドライブ感あふれる曲が沢山入っています。

初めて聞いたときは新しく加わったということや
楽器の音の特性もあってどうしても
ギターの音がメインに耳に飛び込んでくると思います。

そのギター、デビット・フュージンスキー(g)。スゴイです。
フレットレス+7弦というダブルネックのギターに
デカイサングラスと見た目もスゴイのですが演奏もとにかくスゴイ。
ワウワウと弾けば(ってワウペダルね)メロディアスに歌い、
粘っこいリズムから、シャープなカッティングまで。

そして2回目・3回目と回を重ねる事にバンド全体の音が
いかに素晴らしく面白いかが伝わってきます。

演奏はもちろん楽曲も含めひろみ節(笑)はやはり健在です。

テイストこそ前作の「Spiral」とは全く違うものの
展開の面白さやドラマティックな感じは全く失われていませんし
Trioの時ベースやドラムがリズム隊ということだけでは無く
時にはベースが主旋律を歌いドラムが物語を進めていくといった
楽曲を支える重要な要素であったように
このQuartetでも、どのパートも主役を務めている。
この事はいままでの作品と共通していると思います。

またギターが加わったことで役者が増えそれぞれのパートの
組み合わせ方は一気に広がり表現の幅が広がった分、
曲作りも大変だったのではないでしょうか?
作曲家としての上原ひろみさんの凄さにもあらためて驚いてしまう。

テイストの全く違う作品を作ったことで逆に
「上原ひろみらしさ」という輪郭がまた少し見えてきた。
そんな感想を持ちました。

何かのインタビューで(うろ覚えですが)
--
 将来「ボクはあの頃のひろみがスキだ」と
 言われるぐらい様々な事に挑戦したい。
--
と語っていた彼女。この新作とコレまでの3枚。
もの凄い勢いで変化・進化し続けている。
10年後・20年後にどんな作品を作っているのか楽しみ。

--
追記。
上記は発売当時に書いた感想ですがだいぶ時間がたった今
考えてみれば「Spiral」とのギャップに驚かされたのは事実ですが
1st・2ndと比べるとノードリードの登場が激減したSpiral自体も
発売された時点では異色の作品とも言えますね。
その針を逆に振り切ったと考えれば「Time Control」の様な
作品が出来たのは自然な流れだったのかもしれません。

Time ControlTime Control
(2007/03/27)
Hiromi's Sonicbloom

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上原ひろみ CD Review Index





Hiromi's Sonicbloom @ 渋谷タワレコ 

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幸運に恵まれ上原ひろみちゃんの
インストアライブを見ることができました。

感想文を提出いたします。
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ボクはデカイので他の方の迷惑にならないように壁に張り付く予定でしたが
中に入ってみて「壁に張り付くと何も見えない」ことが発覚。

整理券の番号が割と早めだったので珍しく前の方
(とはいってもハジッコの方)で見させてもらいました。
披露された曲は昨日と同じでしたが会場の狭い雰囲気と
スタンディングだったという事があって白熱のライブでした。

会場もステージ形態も全く違う昨日と
比べる事は意味がないと思うのですが、

プレーヤの姿が見え演奏を味わうという意味では
ボクの感想としては昨日の方がじっくりと
一曲づつを味わうように楽しめました。

しかし「ノリ」という一つの点だけを考えれば
あのライブハウスの雰囲気とためらいのない歓声に
乗せられないプレーヤーはいないと思う。w
またオーディエンスとしてはノリノリガンガンのパフォーマンスに
「プレーヤーが見えなくともこれまたヨシッ!」と。

恒例ですが、とにかく最高でした。

また Hiromi's Sonicbloom というプロジェクトと
ライブハウスは非常に相性が良いのだなぁと
確認することが出来た。そんな熱い空間でした。

ああいった空間になれていないので始まるまでは
正直オロオロしていましたが始まってしまえば無問題。
押しつ押されつ叫び叫ばれ。ほんとうに楽しかったです。

と、私の後ろにいた方には少々申し訳ないのですが。w
(まぁこの日記に書かれた事を読んで「アイツだっ!」と
 特定されることもないでしょうがwとりあえずスミマセン。)

ギターが加わったこのユニット。
個人的には大成功だったのではないかと思います。

いままでもノード君が炸裂する曲はいくつかありましたが
ここまで前作と印象を変えた楽曲達を率いて
新作を出すということは彼女の言葉を借りれば
かなり大きな「リスクを背負う」事だったと思う。
けれどその大きなリスクを背負って発表された新作は
今までとは違う方向性を出しつつ結果として
上原ひろみらしさをより際だたせたんじゃないかなぁと思う。

考えると怖ろしい事にまだ4枚目のアルバムなんですけど。。。

ホントに上原ひろみといふ人は怖ろし人だ。
彼女はいったいどこまで行ってしまうのだろうか?
とりあえずボクが逝くまで見続けたいと思います。w

ちなみに今朝アルバムを聴きつつジャケを見ていて
気がついたのですが帯の上に小さく書かれているジャンルが
今作は <ジャズ/ロック> となっていました。w

ジャンルの垣根をフワリと跳び越えていく
上原ひろみちゃんには毎度音楽の楽しさを教えてもらっています。

2007.02.21
Hiromi's Sonicbloom @ 渋谷タワレコ

1.Time Difference
-MC-
2.Deep Into The Night
3.Time Out

EC.Real Clock vs. Body Clock = Jet Lag

上原ひろみ Live Report Index

ちなみに画像はひろみさんのブログに掲載されていたモノを拝借しました。
隠し撮りではありませんので。。。(って厳密に言えば拝借もマズイと思うのですが。。。)





Hiromi's Sonicbloom @ 原宿クエストホール 

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前回のライブでのトリオ聞き納めから早2ヵ月。
ついに待望の NEW ALBUM が出ました。

いてもたってもいられずフラゲ。
上原ひろみちゃんの新プロジェクト。

Hiromi's Sonicbloom「Time Control」

ギターを加えた新ユニットですがすんごいですよ。
このアルバムはひろみさんの言うように
Trio+1 ではなくまさに全く新しいプロジェクト。

雑誌の情報などを読んでいろいろと想像していたのですが
シロウトのボクの想像なんて軽々と超えていく。
1度しか聴いていないのでボクの耳ではとうてい
Albumの魅力を充分楽しんでいるとは言い難いですが
これからじっくり聴きこませていただきます。

しばらくはこのCDしか聴きません。

--
フラゲするもまだ1度しか聴くことが出来ていないのです。
というのも抽選に応募するも不当選という
失意のどん底から「ふてマン喫」に走りましたが
友人にスペシャの公開録画に誘っていただきました♪ウキョ。

恒例ですが、しばらくはこの友人を神とあがめようと思う。
ホントにありがとうです。

感想文を提出いたします。
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不当選の気持ちの整理はつけていたものの
日本での初プレーを聴くことができるのはやっぱり素直にウレシイ。

客入れ時のBGMは
【Frank Zappa / WAKA/JAWAKA】。
まだかまだかとジリジリしながら待つ時間も楽しい。

4人登場。ギターのデヴィット・フュージンスキー。
お姿初めて見ました。アヤシイ。怪しすぎる。w
ダブルネックのギター。ただ者ではない感じが漂っています。

まぁよく考えてみれば
ピアノの上にノード君を置くひろみちゃん
(今回はいつものノード横にもう一つ。イス横にもさらに1つ)
6弦ベースのトニー。このバンドみんなアヤシイ。w

4曲演奏+リテイク2曲+トーク。

そのパフォーマンスは驚愕でしたっ。
ものすごいドライブ感といいあんな複雑な曲が
目の前でプレーされている状況といい
正直、ボクには説明のしようが無いです。
ボクのレベルで語れる事は


とにかくよかった。


という事になります。w

それから「クエストホールに100人って・〆」と思っていたのですが
会場のセットが4人の周りをカメラのレールが囲っていて
その周りに座席という感じだったので激しく納得。w
あんな近くで演奏を見れるのはもう無いんじゃないかなぁ。
海外まで追いかければ見れるのかしら・・・
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ちなみに今日の収録されたものは
SPACE SHOWER TV 4/20(金)
21:00~22:00 O.A.
だそうです。

2007.02.20
Hiromi's Sonicbloom @ 原宿クエストホール

1.Time Difference
2.Deep into the Night
3.Real Clock vs. Body Clock = Jet Lag
4.Time Out

retake
1.Time Difference
3.Real Clock vs. Body Clock = Jet Lag

上原ひろみ Live Report Index