東京JAZZ2016 “the HALL” 

東京JAZZ2016 “the HALL”

今年で第15回となる東京JAZZ。
2日目夜の部を観て参りました。

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fox capture plan

岸本亮(p)、カワイヒデヒロ(b)、井上司(ds)

ヨメ氏が以前別のライブで見た事があったそうで
「見られてラッキー」と喜んでくれたのでボクもラッキー。
会場も沸いていましたし良い感じのライブでした。

で、ボク自身の感想ですがダブステップ的なリズムが
印象的なクラブJAZZといった印象でした。
たぶんそのジャンルでのカッコヨサというのがあるんだと思います。
テーマというよりリフなのかな?短いフレーズをリフレインして
展開していく楽曲が多いのですが展開する幅が狭いので
ライブ全体を通してみると似たような構造の曲が多く少々単調だった印象。
個人的にはAメロ、Bメロ、Cメロ的に曲の進行・展開が明快だった
3曲目に披露された曲が一番良かったです。

クラスターを繰り出すアグレッシブなアプローチは好みでしたが
ベース・ドラムの音量に張り合うようなバランスだったせいか
ピアノが鳴っていない(?)音が割れている感じが残念でした。
(単純にPAの方の問題だったのかな?)

それもこれも門外漢の戯言ですので
ソレがカッコイイ要素なのかもしれません。

今後、どのような作品を発表されていくのか楽しみではあります。




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ケニー・バロン・トリオ
with special guest グレッチェン・パーラト


ケニー・バロン(p)、グレッチェン・パーラト(vo)、
北川潔(b)、ジョナサン・ブレイク(ds)

ケニー・バロンを見たのは東京JAZZ出演時だけですが
初めて見た 2011 のステージが素晴らしかった記憶があり
本公演も同じメンバーでのトリオという事で期待していました。

ドラムのジョナサン・ブレイクってあんなにデb…
もとい立派な体格でしたっけ?(人の事は言えないけど…)
シンバルを含めた全てがお腹の辺りでフラットに揃っているドラムセット。
エキサイティングなドラムが最高でした。

前半で披露された曲はスリリングでボクの好みだったのですが
ゲストプレーヤーとしてボーカルが加わった曲。
きっと素晴らしかったんだと思いますが
ボクが静かなボーカル物があまり得意ではないんですね。
途中ウツラウツラしてしまいました。スミマセン。



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ミシェル・カミロ × 上原ひろみ

ミシェル・カミロ(p)、上原ひろみ(p)


最高でした。


ボクは上原ひろみさんのファンですので贔屓目もあると思うのですが
あの空間を共有・体感した多くの人は
「とんでもない物を見たっ」と感じたのではないでしょうか。

当初は「上原ひろみ the trio project」での出演告知でしたが
サイモン、アンソニーともにドクターストップと言うことで公演内容の変更。

「SPARK」という最強にして最高の名作がリリースされた後のライブという事で
3人での演奏を楽しみにしていましたが今はただ2人の体調が心配です。
しっかり療養していただいて元気なトリオでの演奏を待ちたいと思います。

上原ひろみさんのステージにガッカリする事なんて無いので
ソロはもちろんの事、どんなコラボでもウエルカム。
この夏の他の公演でもいろいろなコラボが実現したそうですが
東京JAZZ では カミロのアニキ がこのGIGだけの為に来日。

一ファンとしてホントに感謝の気持ちで一杯です。

ミシェル・カミロ × 上原ひろみ のディオに関しては
2005年から時を経て海外での公演、東京JAZZ2014 という
経緯がありますが積み重ねたライブの回数はもちろんの事、
お二人それぞれがピアニストとしての経験値も増した状態での最新版。

やわらかい単音のやりとりから曲のアウトラインが姿を現し
一気に集中力が高まって高密度な空間が生まれていく。

冒頭の曲からなんだか目頭が熱くなってしまいました。


どの曲も素晴らしかったのですが特筆したい2曲。

2014年の公演では上原ひろみさんの楽曲「DESERT ON THE MOON」が
選曲されていたので今回も聴けるかなぁなどと思っておりましたら
終盤に披露された楽曲イントロ部分のあの音に鳥肌が立ちました。

Dancando No Paraiso

ラテンJAZZの雰囲気が色濃くあるこの楽曲は
ミシェル・カミロのアンセム「On Fire」と比較される事がある曲です。
その曲をミシェル・カミロ氏と演奏するなんて胸熱すぎるでしょう。

しかも素人目からみても難曲の「Dancando No Paraiso」

これまでの海外での公演で演奏された事があるのかはわかりませんが
本公演でたっぷりとリハーサル時間がとれたとは思えません。
ステージ上のカミロ氏もこの曲の冒頭ではかなり険しい表情。

それに反してニコニコと自身の難曲を弾きまくる上原ひろみさん。

あなたは鬼か。

一瞬そんな言葉が脳裏をよぎりましたがあらぬ心配でした。
流石、ミシェル・カミロ。インプロヴィゼーションの応酬では
自身の世界に引き寄せて弾きまくる弾きまくる。

ホントに素晴らしいディオでの「Dancando No Paraiso」でした。


そしてアンコールで披露された「Place To Be」。

直前に披露されたラテンの渦とはうって変わって
手を携え薄氷の上を一歩一歩進むような緊張感。

楽譜を追いながら一つ一つの音を紡いでいくミシェル・カミロ。
少し踏み外すと壊れてしまいそうな美しい世界の中で
上原ひろみさんのソレとは少し違うイントネーション。
楽曲終盤ではミシェル・カミロにより新しい和音が加えられ
まるで反対側が透けて見える薄い布のベールを纏うように
「Place To Be」にいつもとは違う色にフワッと包まれた。


ホントに感動的なライブでした。


久々のライブでしたがやっぱライブはいいなぁ。



2016.09.04.
東京JAZZ2016 “the HALL”
@東京国際フォーラム ホールA

fox capture plan
岸本亮(p)、カワイヒデヒロ(b)、井上司(ds)

ケニー・バロン・トリオ
with special guest グレッチェン・パーラト

ケニー・バロン(p)、グレッチェン・パーラト(vo)、
北川潔(b)、ジョナサン・ブレイク(ds)



ミシェル・カミロ × 上原ひろみ
ミシェル・カミロ(p)、上原ひろみ(p)

1. Tropical Jam
2. Caravan
3. Two Much Love Theme
4. Take The A Train
5. Dancando No Paraiso
En. Place To Be



--
ライヴの様子は下記のサイトでも紹介されています。
--
Bagus日記[ uzazo's friend blog ] 
ミシェル・カミロ × 上原ひろみ のステージの詳細な感想を読めます。


上原ひろみ Live Report Index
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コメント

異次元の時間だったと思います。最後の感極まった表情が印象的でした。今回の公演はケニー・バロンに尽きますね。柔らかいタッチで味があって安心して聞ける王道ジャズ。ひろみさんは素晴らしいと分かっているし、彼女を入口にしてジャズの世界に入ったので、大御所の貫禄を味わえて良かったです。Bud Powellの曲も演ってくれて嬉しかったですね。

ゲキソクさん
どもどもです。いやぁ素晴らしいライブでしたよね。
東京JAZZは上原ひろみさんが出演されている年にしか
観に行っていないんですがアタリ・ハズレ(向き不向き)があっても
いろんなアーティストのライブを生で見る事ができるのが
魅力ですよね。今年は楽しかったです。

どもども。
まったく同感です。
ひろみさんのライブに行くようになって
そこそこ年月が経ちましたが、これから先も
まだまだ新しい感動に出会えるんだというのが
幸せです。
年末はトリオ3人の元気な笑顔に会えると信じて
待ちましょう!

yasuさん
どもどもです。
いやぁホントに心震える素晴らしい内容でしたよね。
仰る通り次のライブ、次のアルバムと新たな感動が
今後も出会えると思うと生きるのも悪く無いな。と。(笑

元気になったトリオでのライブも楽しみっす!

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